完全実力主義でビシエドの定位置剥奪も ドラゴンズ立浪和義監督が“勝負の2年目”のチーム構想を激白

完全実力主義でビシエドの定位置剥奪も ドラゴンズ立浪和義監督が“勝負の2年目”のチーム構想を激白

【サンドラを観られなかった全国のドラ友と共有したい番組のコト】

CBCテレビ「サンデードラゴンズ」(毎週日曜日12時54分から東海エリアで生放送)をみたコラム

このコラム(?)は「サンドラ」を観られなかった全国のドラ友に話したい! との思いから番組の内容を綴る、竜党のみなさんに向けた、竜党による、竜党のためのコラム(?)である。
4月2日の放送回で共有したいトピックスは、開幕前の立浪和義監督に迫ったサンドラ独自インタビュー。サンドラMC・若狭敬一アナウンサーを聞き役に立浪監督の口から語られた“勝負の2年目”のチーム構想の全貌を余すことなくお届けしたい。

立浪監督の内野手構想

「サンデードラゴンズ」より石川昂弥選手©CBCテレビ

―今季の二遊間はどうしていく?

立浪監督:開幕は龍空と福永でいきます。ケガ人がちょっと二遊間に多く出て一つ不安材料ではあるんですけど

―ドラフト2位の村松選手の現状は?(※村松開人選手は古傷の右膝の状態が上がらずリハビリ中)

立浪監督:順調にいけば1か月で復帰できるのかなと思っています。田中はおそらく今年は難しいかなと。(チームとして)痛いことは痛いんですけど、しっかり治して来年以降、必ずチームの戦力になれる選手だと思っているので(※田中幹也選手は3月19日のイーグルスとのオープン戦で右肩を脱臼。同29日に手術)

―野手のキーマンは誰?

立浪監督:3番でスタートする高橋周平。ホームランはそんなに期待していないです。クリーンアップですけど3番はチャンスを広げて、もしくはランナーを返してくれるかという。やっぱり良いところで打ってくれるようなしぶといバッティングを今年はしてもらいたい

―石川昂弥選手の復帰のめどは?

立浪監督:本当に完全な状態になったら二軍の試合に出場。なおかつある程度、このバッティングなら一軍に行けるという状態になれば、その時に考えたいなと思っています

「サンデードラゴンズ」より立浪和義監督©CBCテレビ

―石川昂弥選手が一軍でサードとなった場合、高橋周平選手の二遊間というプランはある?

立浪監督:高橋周平のセカンドはないですね。ビシエドを含めてここは競争していくしかない

―石川昂弥選手をファーストで使う可能性もある?

立浪監督:高橋周平が開幕から調子がよければ、わざわざ周平を退けて昂弥という事はできないですから。本当に力のある方を使っていきたいなと

立浪監督の外野手構想

「サンデードラゴンズ」よりブライト健太選手©CBCテレビ

―外野の陣容について

立浪監督:岡林はフル出場してもらわないと困るんですけど、大島もある程度年齢がきていますし。アキーノもまだまだいろんな意味で未知数な選手。(外野手は)細川もいますし、上手くやりくりはしていきたい

―ブライト健太選手、鵜飼航丞選手の評価は?

立浪監督:ブライトもオープン戦で結果を出したり良いところも見せてくれたんですけど、レギュラーとして考えた時にまだまだ守り、攻撃の安定感を磨いていってほしい。鵜飼は楽しみな選手なんですけど、まだまだ技術的なところと気持ち的なところが足りていない。1年ファームですべての面をしっかり鍛えて、来年レギュラーをとるぐらいの。彼には今その時間が必要かなと思っています

立浪監督の先発投手陣構想

「サンデードラゴンズ」より高橋宏斗投手©CBCテレビ

―先発投手陣について

立浪監督:若い小笠原に投手陣を1年間、中心となって引っ張っていってほしいなと

―高橋宏斗投手(※「高」は「はしごだか」)はいかがですか?

立浪監督:投げるボール自体は、ドラゴンズの中で一番すごいボールを投げています

―中6日で投げさせる?

立浪監督:いきなりずっと中6日で投げさせるわけにはいかないので。去年よりは投球間隔を詰めながら(投げさせる)とは考えています

―ドラフト1位ルーキーの仲地礼亜投手の評価は?

立浪監督:すごく良い投手だなと思います。ただローテーションの6番目にするかについては鈴木博志や松葉であったり、いろんな投手がいますから。その辺の投手の調子を見ながら、仲地の先発も近いところであるかもしれないですよね

立浪監督のリリーフ陣構想

「サンデードラゴンズ」より立浪和義監督©CBCテレビ

勝ちパターンは昨季、チーム2位の32ホールドを挙げた清水達也投手と守護神ライデル・マルティネス投手。亡命の可能性が高いロドリゲス投手の穴を埋めるのは!?

―勝ちパターンのリリーフ陣について

立浪監督:祖父江であったり勝野や田島ですね

―勝野昌慶投手のリリーフ起用は今のところはまっていますね

立浪監督:1イニングだと球速もあるピッチャーですし、フォークボールという武器もありますから。持っているボールの力であればいけると思っています

―根尾昂投手は今どう見ていますか?

立浪監督:春はなかなか思ったところにボールが投げられないという状況ではあったんですけど、随分と改善されて今の一軍の中継ぎピッチャーの誰かに何かあった時に推薦できるのは“根尾”というところまで状態が良くなったということを聞いています。ただ彼は先発を目指すという意味ではファームで長いイニングも徐々に投げていけば、十分チャンスも出てくるのかなと思っています

立浪監督のリリーフ陣構想

昨季のビジターの成績が29勝42敗1分と負け越したなかでも、特に1勝9敗の甲子園と3勝8敗1分だった横浜は苦戦を強いられた。“鬼門”の対策はいかに!?

立浪監督:課題から言えばビジターでは点を取られている、ピッチャー陣もバンテリンドームに慣れている部分があるので、コントロールミスというのは許されない。ボールが先行してランナーをためて点を取られるケースが多いので、そこを克服してもらいたい

立浪監督から竜党へのメッセージ

立浪監督:今年はセ・リーグの他の5球団を見ても、そんなに抜けているチームはないと思っていますし、我々にも十分チャンスがあると思っています。必死になって1年間戦っていきます。またご声援よろしくお願いします

イチ視聴者(筆者)の番組感想まとめ。朗報!!槙原さんがサンドラレギュラー解説陣の仲間入りを果たされました!!

今回のサンドラを観た感想・・・。立浪監督のインタビューで印象的だったのはここです! 「高橋周平のセカンドはないですね。ビシエドを含めてここは競争していくしかない」―。サラッとビシエド選手も競争の対象にいることを明言したことに、完全実力主義を貫く本気度が表れていました。しかも、この放送当日であった2日のジャイアンツ戦で有言実行。立浪監督はビシエド選手をスタメンおよびベンチ外という選択をしていました。開幕カードは惜しくも負け越してしまいましたが、最善を模索して勝利にこだわる立浪監督の采配に期待したいと思います。

そして、なんと!? この日の放送のスタジオ解説には『解説者サミット』で最も笑いを生み存在感を放っていたジャイアンツOBの槙原寛己さんが登場。開幕戦で“涙の145球”の力投を披露した小笠原慎之介投手に対し、槙原さんは「最初から飛ばしていたんで、昭和だったら完投なんですけどね。気の毒だなぁって。気持ちも入っていた投球だったんで、145球も投げるということはピッチャーとして大変なことなんで。勝たせてあげたかったなぁっていうピッチングでした」とコメント。いや、これはもう槙原さんはドラゴンズの優勝を願っている竜党の心強い味方とお見受けしました。現役時代のあのときFAでドラゴンズへの移籍を決断されませんでしたが、今回サンドラ解説陣の仲間入りをはたされたことで、誠に勝手ではございますが槙原さんをドラゴンズOBだと認定させていただきます。これからもサンドラの出演ならびにドラゴンズを応援して頂きますよう宜しくお願いいたします!!

(このコラムを書いたのは・・・サンドラ視聴歴約30年の40代竜党)

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