宇宙人襲来なのになぜか「ほっこり」!?「ワレワレハ宇宙人ダ」にあなたならどう答える?
突然現れた宇宙人の「ワレワレハ宇宙人ダ」という定番のセリフに、あなたならどう返しますか?「話を作るのが上手い奴」と「絵がうまい奴」でタッグを組み、4コマ漫画の面白さを競い合う企画「4コマコロシアム」。企画の中から、天才芸人と天才イラストレーターが考えた「宇宙人」にまつわる4コマ漫画を紹介します。
テーマは「なんだかほっこりしちゃう4コマ」
芸人、作家、ラッパーなどの「話を作るのが上手い奴」と、イラストレーターやCGアーティストなど「絵を描くのが上手い奴」がタッグを組んで4コマ漫画を作ったら?というこの企画。
チャレンジしたのは、ザ・マミィの林田洋平とイラストレーターのjbstyle.(ジェービースタイル)。日常の何気ないシーンを切り取り、予想外の物語に仕上げる「キングオブコント2021」準優勝したザ・マミィの林田は、
(ザ・マミィ 林田)
「僕、絵はまったく描けないんで、大喜利とかやらしてもらっても、絵で答えたこと一度もない、うってつけかもしれない」
そんな林田とタッグを組むjbstyle.は、CMやアパレルなど様々なイラストを描く天才イラストレーター。絵を描く速さを競うアートバトル「LIMITS」の日本大会チャンピオンです。
林田と顔を合わせるや否や「この企画は、うちらの勝ち」と強気のコメント漏らしたjbstyle.。林田の繰り出すアイデアを、すぐさま形にして答えていきます。そんな彼の絵を描く圧倒的なスピードが、林田のネタだし数の多さに繋がったとのこと。
(ザ・マミィ 林田)
「さらっと『こういうのどうですか?』というと、2コマ目くらいまで出来てる」
(jbstyle.)
「1コマ1分でいけます」
約3時間の打合せの末、一体どんな作品に仕上がったのでしょうか?
「天才×天才」が考える宇宙人への返答は?
突如、街に現れたUFOから光と共に宇宙人が降りてきます。見上げる街の人々に、「ワレワレハ宇宙人だ」と一言。すると、勇敢な若者が笑いながら突っ込みます。
「自分のこと『宇宙人』だなんて、そんなこちら側に寄せた言い方しなくていいよ?期待に応えようとしてくれてんだ?優しいじゃん。でも僕がもし他の星に行ったら胸を張って『地球人だ!』と名乗るよ、それは地球に生まれた者としての誇りがあるから!だから君にもそうであってほしい!…やり直せる?」
「…ワレワレハ、チャルマラカン星人ダ」
若者の言葉に素直に従い、ちゃんと自身の星人名を名乗った宇宙人に、取り囲んだ地球人が拍手を送ります。
「コマの作りが抜群」審査員からも高評価
今回の企画で審査員を担当するのは、小学館のマンガ編集者・寺本真三郎と、元週刊SPA!の副編集長・田辺健二です。
小学館のマンガ編集者・寺本真三郎は、林田とjbstyle.の作品について、2コマ目と3コマ目で人物によった後に、最後に全体の描写を入れるという「コマの作り」が抜群にうまいと評価。
話を考えた林田は、イラストを担当したjbstyle.が、自分の脳みそに浮かんだ描写を瞬時に投影してくれたため、あえて「3コマ目で長台詞を喋らせる」という、ある種タブーなネタにも挑戦できたといいます。
「話を作るのが上手い奴」と「絵がうまい奴」でタッグを組み制作した4コマ漫画に、ほっこりできましたか?「ワレワレハ宇宙人ダ」というセリフに、あなたならどう返すか、ぜひ考えてみてください。
『4コマコロシアム』CBCテレビより