他人には言えない...女性器の色が変わる悩み
5月28日放送のCBCラジオ『八木志芳の私たちは求めてる』では、女性リスナーから性器の黒ずみに関する相談が寄せられました。黒ずみは病気なのか、薄くすることはできるのかなど、婦人科の相談も行っているスマルナ医科歯科クリニックの窪田真知医師が答えます。聞き手はパーソナリティの八木志芳です。
性器が黒くなる理由
「同じ職場で夜勤の時に若い女性(20代前半)が聞いてきたことを相談します。女性の性器が黒ずんできているのは、病気なんでしょうか?大丈夫なのか教えてください」(Aさん)
女性だったら、性器の黒ずみで悩んでいる人も結構いるのではないかと想像する八木ですが、窪田医師は「病気ではないと言える」と回答します。
窪田「そこの色って色素沈着、いわゆる髪の毛の色とか目の色を決めているメラニンという成分の影響で、10代の生理がちょうど始まるくらいから20代にかけて、10年くらいかかってお腹とか普通の皮膚より色が濃ゆくなっていく」
大人の女性になるにしたがって、色が濃くなることは自然なことだそうです。
この女性は20代前半とのことですが、年齢関係なく変わっていくことはあるのか尋ねる八木。
窪田「だいたい20~30代くらいで色は一定してくると思うんですけど、例えばホルモンの影響や妊娠した時とかは、もっと濃くなることがわかっています。それも個人差がとてもあります」
ピンクに憧れるけど
八木「実際黒ずんできちゃったなって悩んでいる人はいると思うんですけど、その色を薄くするとか変えることはできるんですか?」
ドラッグストアや通信販売で、肌の黒ずみを薄くするクリームなどが販売されていたり、雑誌の宣伝に取り上げられたりしています。本当に効果はあるのでしょうか?
窪田「普通の皮膚の色を変えられないように、そういったところの色を薄くする…そりゃピンクとかの方がかわいいなってあるかもしれないけど、残念ながら石鹸やクリームでピンクにすることはできないですね」
女性器や乳首が黒ずんでいる人は、いわゆる「遊んでいる女性」と見られることがあるという噂があります。性交渉の回数が黒ずみに影響するのでしょうか?
窪田「それはまったく関係ないですよ(笑)。そんな風評が流れちゃったのはなんでだろう?」
八木「もともとの肌の色とかにも関係してきますか?」
窪田「メラニンっていう成分を持っている差とか、皮膚の感受性とかも人それぞれだし、となってくると人種の差とかも実際あると思いますね。あと遺伝だとか…」
自分の大事な場所を知る
Aさんの同僚の女性に感心するという窪田医師。
窪田「女の子の身体って男の子よりも見えにくい場所にあるじゃないですか、触ったり見たりしたことのない女性って多いと思うんです。でもAさんの同僚の方は、きちんと自分で見れて、変化を知っている。それってとてもいいことだと思いますよ」
八木「自分の身体とちゃんと向き合えているってことですね」
窪田「恥ずかしがって見れていない女の子たち、一度ちゃんと自分の身体のことを見てみるっていうのもいいかもしれないですね」
自分の性器を観察することに抵抗がある人もいるでしょう。しかし、少し勇気を出して自分の大事な部分を知っておくことは大切なことです。
(野村)