脳のメカニズムから分析。いじめをするのは性格だけの問題じゃない?
『北野誠のズバリサタデー』(CBCラジオ)の1コーナー、「ズバリこの人に聞きたい」では、話題の本の著者などにパーソナリティの北野誠がインタビューしています。6月27日放送のゲストは、『いじめ脳 脳科学が解き明かす「メカニズム」と「対処法」 』(SBクリエイティブ)の著者で、「脳の学校」代表で加藤プラチナクリニック院長、医学博士の加藤俊徳先生。この本では、いじめ、虐待、パワハラ、モラハラなど現代社会の問題である「いじめ」のメカニズムについて解説。実はいじめは性格が原因とは限らず、脳の使い方によってはいじめをしないようになることもできるそうで、いったいどうすればいじめを防ぐことができるのでしょうか。
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「いじめをする人は性根が悪い」というイメージがありますが、加藤先生は脳科学を勉強すればするほど、性格は脳のしくみそのものであると感じているそうで、例えば「性根の悪さ」の根源には動物の生存欲求があるそうです。
人間は生まれながらにして「生きたい」「食べたい」「何かをしたい」という欲求があり、それは我の塊です。
加藤先生は「それが性根の悪さというのであれば、人間である限り全員持っている」と語ります。
脳の中には番地があり、さまざまな番地では未熟な部分があって、例えば「他人と差をつけたい」「他人の話を聞く力がなく、一方的に話をする」「キレやすい」といったものがあります。
その言動がいじめにつながってしまうことがあるかもしれず、脳のしくみという視点から加藤先生は「いじめ脳」と称しています。
自分が幸せじゃないことが原因?
この本で加藤先生は「いじめ脳は幸福感の欠乏から来る」と書いています。
自分自身が幸福体験をしていないと、どうしても無意識に求めてしまいます。
しかし、求めても与えられることは難しいため、過剰に相手へ自分を誇示し、それがいじめにつながるとのこと。
よく虐待は親から子へ連鎖すると言われます。虐待をされた側は経験と記憶になり、教育になり変わってしまうところが脳の恐ろしい点で、有効な治療法としては、ボランティア活動などを通じて、人に幸福感を与えるトレーニングを行なうことだそうです。
SNSで誰かを攻撃し「いいね」をもらうと承認欲求が高まって、さらに過激化するということがありますが、他人を攻撃するという加害者になってサイクルが回るという点で、いじめ脳になっているといえます。
いじめを防ぐ方法
この本ではいじめ脳にならないために早期発見、早期治療が必要と記されていますが、親や周りの人間はわかるのでしょうか?
加藤先生「明らかに大事なことは、夜の睡眠の時間とクオリティが正しくないと、こどもでも大人でも次の日中に覚醒を上げようとするんですね。
脳がブレーンフォグ(頭がモヤモヤした状態)みたいになっていると、それを解消する行動をするんですよ。
その時に承認欲求(をぶつけたり)や過激なアプローチをして、衝動的な無意識な行動をするというのがあります」
いじめをする方向に向かわないよう、健康な生活をすることが大事なようです。
(岡本)
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