名駅に4か月ぶりのにぎわい。「エムズルリエ名古屋」開業
名古屋駅周辺の再開発に伴い2月末に閉店した名鉄百貨店本店の地下1階に、和菓子店など10店舗が入った「M's RELIER NAGOYA(エムズルリエ名古屋)」が開業しました。およそ4か月ぶりに百貨店のシャッターが開き、地下街ににぎわいが戻りました。6月25日放送の『CBCラジオ #プラス!』では、ジャーナリストの北辻利寿さんが、この開業の意味や名古屋駅前の再開発の行方について解説しました。
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名鉄百貨店本店は2月末に閉店し、惜しまれながら幕を閉じました。それから4か月、よく通る場所だった宮部和裕アナウンサーも寂しさを感じていたといいます。
宮部「地下街というのは、シャッターが降りていてお店のにぎわいがないと本当に通路だなってなってしまう。これほど変わるものですね」
北辻「昨日は本当に大にぎわいでしたね、そういう意味では」
「M's(エムズ)」は「名鉄」を指す言葉。北辻さんは「RELIER(ルリエ)」の意味に注目します。
北辻「フランス語で、つなぐっていう意味なんですよ。駅の人と人のにぎわいをつなぐという意味もあるのかなと。もうひとつ、再開発が動き出すまでをつなぐという意味もあって、なかなか意味深いネーミングだなと思って見ていました」
青柳総本家、両口屋是清、赤福といった店舗が、この場所で営業を再開しています。
寂しさの正体
この4か月、多くの人が寂しさを感じていました。北辻さんは「それは次が決まっていない寂しさ」と分析します。
北辻「再開発計画だったら、もう今年度解体工事が始まってるはずなんですよね。もともと店はなかったはずなんですよ、あそこには」
閉店したのにシャッターという姿が残り、次の姿が見えないことによって寂しさが募っていく。それだけに「待ってました」という反動も大きかったといいます。
宮部は、名鉄百貨店でのこどもの頃の思い出を語ります。祖母に連れられて買ってもらった菓子のグラム売り。円盤型の台がゆっくり回っていて、好きなだけ自分で選ぶ。その光景を、閉店の時に何十年ぶりに思い出したそうです。
宮部「今もその通路を通ると思い出しちゃいますもんね。その存在があると」
建物が変われば思い出は思い出にとどまりますが、残っていればその光景がよみがえる。建物があること自体に、そうした影響があると感じたといいます。
動き出す再開発
先月、名古屋鉄道が今後の方向性を発表しました。ポイントは3つあります。
1つ目は、これまでの近畿日本鉄道などに加え、新たな外部パートナーの導入を検討すること。
2つ目は、工事の難易度やリスクを下げ、およそ9000億円ともいわれる投資規模を縮小すること。鉄道を走らせながらの解体・建て直しは大変な工事です。
そして最も注目される再開発スケジュールについては、改めて「今年度中に示したい」との確認がありました。
今回は地元のメーカー10店舗が出店を再開する形となりました。今後はスーパーの「サポーレ」や大型電器店が入る計画もあります。
さらに名古屋市やJR東海も加わった官民一体のグランドデザイン懇談会も始まっています。
北辻「とにかく前に進む、前に進むっていうことを待ちたいと思いますよね」
文字通り、将来へと「つなぐ」ことができるのか。再開発の行方に注目が集まります。
(minto)
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