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ベータ、プラズマ、Mac…なぜか負ける方を選ぶ男

ベータ、プラズマ、Mac…なぜか負ける方を選ぶ男

4月1日放送のCBCラジオ『北野誠のズバリ』。この日のテーマは「失敗しました」。リスナーAさんから寄せられたのは、ビデオデッキ、テレビ、パソコン…と人生の分岐点でことごとく「負ける方」を選んでしまうという嘆きの投稿。その選択眼はやがて、家電にとどまらない人生最大の決断にまで及んでいました。

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画質がいいという甘い言葉

「今までの人生、失敗ばかりでした。題して『なぜか負ける方を選ぶ男』」(Aさん)

最初の失敗はビデオデッキでした。

「世の中がVHSに傾きつつある中、あえてベータを選んだ。理由は簡単。画質がいいらしい、コンパクト。人生を預けた結果、レンタルビデオ店で借りられる作品の少なさに気づいた時には既に負け組だった。棚の前で少数精鋭すぎるベータコーナーを前に立ち尽くした」(Aさん)

次の分岐点はテレビでした。液晶かプラズマか。Aさんは、店員に液晶を勧められたものの、またしても画質がいいという言葉に惹かれてプラズマを選びます。

「確かに美しかった。だが、その美しさと引き換えに重さと電気代、そして時代の流れを失った。気がつけば店頭からプラズマは消えていた。失敗した…」(Aさん)

Macという名のおしゃれな孤立

続いてはパソコンです。世間がWindowsに染まっていく中、スタイリッシュさに惹かれて迷わずMacを選びました。

「起動音もかっこいい、見た目もおしゃれ。だが会社に行けばWindows、友達もWindows。データのやり取りで『あれ、開かない』が頻発する。
USBを挿しながら、なぜ毎回小さな敗北感を味わうことになるんだろう」(Aさん)

負ける才能の集大成

そしてこの「負ける方を選ぶ才能」は、人生最大の選択でも発揮されたといいます。

「当時付き合っていた同級生と別れ、元配偶者と結婚した。あの時は最愛の人と一緒に暮らしていこうと疑いもしなかった」(Aさん)

ところが時は流れ、風のたよりで元カノの現在を耳にします。親の会社を継ぎ、婿を取り、旦那さんと外車を乗り回して順風満帆だというのです。

「一方の俺はというと、いろんなことで揉め、熟年離婚を経て今ひとり静かに暮らしている。ここまで来るとさすがにまた失敗した。そっちじゃなかったか。と、少なくとも自分の人生をネタにして、今日もこうして笑っていこう」(Aさん)

松岡「なんかいいですね。小さな自叙伝を読んだみたいになってて(笑)」

北野「ちっちゃい自叙伝やね。そうか、あったね。ベータ選んだか、プラズマか。そしてMacか。Mac派は、すげぇMacを自慢すんねんけどね」

松岡「便利だしね、職業によっては」

北野「でも汎用性なかったからね、ほんまにね」

当時はMacの互換性に苦労する場面も多かったようです。Aさんの「小さな敗北感」に共感する人も少なくないかもしれません。
(minto)
 

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