勉強のやる気が出ない20歳女性へ…大久保佳代子が語る「期限の力」

『真誠presents 大久保佳代子・森本晋太郎のどうぞご自由に』(CBCラジオ)は、愛知県田原市出身の大久保佳代子さんと、事務所の後輩であるトンツカタン森本晋太郎さんが届ける「迷える人たちの道標となる解決型ラジオバラエティ」です。10月18日の放送では、「勉強に対して忍耐力をつける方法」について悩む20歳女性からの相談を取り上げました。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く千葉県在住のAさん(20歳女性)から、切実な悩みが寄せられました。
「目に見えて結果が出にくい事柄、特に勉強に対して忍耐力をつける方法を伝授していただきたいです」(Aさん)
Aさんはダイエットや整形など、取り組むと視覚的な変化が出るものに対してはとても意欲的で、自分でも頑張っていると評価できるといいます。
しかし、勉強という「取り組んでも、明日すぐに100点を取れるとは限らないこと」に関しては、やる気が出ないそうです。
「将来のキャリア形成のためにも、今勉強しないと話にならないのですが、『勉強向いてないんだよな』『やっても自分の要領の悪さに落ち込むだけ』と、先延ばしにしたりサボったりをずっと繰り返しています。この現状を打破したいです」(Aさん)
勉強という努力をしてきた高学歴の大久保さんと森本さんに、ぜひアドバイスをいただきたいとのことです。
見える変化と見えない変化
この相談を聞いた大久保さんは、Aさんの気持ちに共感を示します。
大久保「ダイエットとか筋トレもそれに近いのかな」
やったら成果が見える一方で、やらないと落ちていく。ダイエットなら体重が増え、筋トレなら変な脂肪がついてくる。
「今より悪くなる」というものに関しては自分もやる気が出るが、勉強は違うという大久保さん。
勉強は今やらなくても日常生活には困らず、今の知識と情報でなんとかやっていけてしまうのが問題だといいます。
森本晋太郎の「勝負」
では、高学歴のふたりはどうやって勉強してきたのでしょうか。森本さんは自身の経験を振り返ります。
森本「僕は、日本の大学に行きたいって思ったんですよ。芸人をやりたいなっていう思いがあったんで」
インターナショナルスクールは5月卒業のため、森本さんが日本の大学に入るには、9月入学の限られた選択肢しかありませんでした。
9月入学を逃すと翌年まで待つことになり、かつ日本語で勉強していないため一般受験という選択肢もない。早稲田、上智、森本さんが入学したICUなど、9月に入学できる大学は本当に限られていたといいます。
森本「ってなってくると、ある程度は勉強しておかないと話にならないっていうのがあったんで」
とにかく日本で大学の4年間過ごしたいというモチベーションがあり、ここでサボると芸人になる夢が遠のくと感じていたそうです。
大久保佳代子の「憧れ」
一方、大久保さんも自身の受験時代を語ります。
大久保「私は芸能界という華やかな業界に憧れてて。ADになったり、出版社に入ってキャリアウーマンになりたいとか」
渥美半島から出たい。出るためにはどうしたらいいかと考えて、関東の大学を選んだといいます。
大久保さんは受験の2月、3月まで必死に勉強したといいますが、それ以降は「一切勉強なんかしてない」と付け加えました。
ふたりの共通点は、明確な目標と期限があったこと。森本さんは「どれぐらいその思い描く未来が鮮明か」が重要だと指摘します。
また、勉強そのものを楽しむ人もいると大久保さん。1日の2時間で「これができた」という達成感を感じ、知識欲を満たされることに喜びを感じる人は、勉強が苦にならないのだろうと語りました。
勉強のラストスパート
森本「多分今Aさんの時期ぐらいが、勉強を頑張る結構最後の年になってくるというか。社会人になるとなかなか億劫になってくるんで」
大久保「時間もだし、集中力が本当になくなる。1個のものに向かって何かを覚えようとかっていうのは、本当に時間が無理なんで。20代の頃の方がまだあったかもしれない」
森本「ラストスパートぐらいの気持ちで頑張るっていうのはあるかもしんないです」
大久保「期間限定でね。今年1年とかね」
勉強へのモチベーションに悩むAさんに高学歴のふたりが送ったのは、自身の経験に基づく現実的なアドバイス。20歳の今は勉強できる貴重な時期、そして期間限定だからこそ頑張れるという、シンプルだけど説得力のあるメッセージでした。
(minto)
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