昭和のお父さんたちが愛飲!「赤まむしドリンク」の現在。

疲れている時に飲むものといえばエナジードリンクという方も多いと思いますが、ある世代より上だと「赤まむしドリンク」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?10月14日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、リポーターの福田ちづるが、「赤まむしドリンク」についてリポート。聞き手はパーソナリティのつボイノリオと小高直子アナウンサーです。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く赤まむしドリンクって何?
「赤まむしドリンク」は昭和の頃に大ヒットした商品ですが、特定の会社の商品ではなく、かつては様々なメーカーから発売されていました。
今でも販売されており、今も変わらないのはパッケージに大きく書かれた「赤まむし」という筆文字。
「赤まむし」という言葉から、ハブが浸かっている「ハブ酒」に似たイメージを抱く人もいるかもしれませんが、実は全く関係ないとのこと。
いったい「赤まむしドリンク」はどのようにして生まれたのでしょうか?
歴史を紐解いてみたところ、昭和40年代に大阪にある漢方の会社がまむしエキスを入れた滋養強壮の栄養ドリンクを開発したのが最初。
当時、高度経済成長期でバリバリ働く人が多かったため人気商品となり、「赤まむし」と名のつくドリンクは10数社から販売されるまでになりました。
働き方改革で売り上げ減
ファイトが一発出る某ドリンクなどは指定医薬部外品として、90年代までは薬局などでしか売ることはできませんでした。
一方、清涼飲料水の「赤まむしドリンク」は、食料品店やスーパー、旅館などでも売ることができたため、気軽に手にすることができました。
やがて時代が変わって薬事法の改正により、指定医薬部外品もコンビニで売られるように。
さらに働き方改革などにより、そこまで極端に働かなくてもいい風潮となったからか、無理やり元気を出すイメージから、元気をサポートするものへと変わって行きました。
今では精力剤や栄養ドリンクよりも、睡眠や美容、健康をサポートするドリンクの方が主流となっています。
2017年に新商品が登場!
現在「赤まむしドリンク」は2社でしか製造しておらず、店頭で見かけることは少なくなっています。
その2社とは、最初に開発した大阪の会社と、名古屋市天白区に本社を持つ日興薬品工業。
そんな中、2017年にタレントの所ジョージさんがメインキャラクターを務める雑誌『Daytona(デイトナ)』が、赤まむしドリンクを再生する企画を立ち上げ、日興薬品工業から発売されています。
とにかくインパクト重視で作成し、さまざまな刺激物を配合し、カフェインの含有量もアップ。
パッケージは日清チキンラーメンのキャラクター「ひよこちゃん」のデザインを手がけた中野シロウさんが作成しました。
その商品の名は、速攻体感エナジードリンク「RED MAMUSHI(レッドマムシ)」。
見た目は外国のエナジードリンクのように見えます。
飲んでみた感想は?
「RED MAMUSHI」を飲んでみたつボイ、「濃いよ!」とコメント。
かつての「赤まむしドリンク」とは異なるようです。
「RED MAMUSHI」は、今や日興薬品工業のサイトとごく一部の場所でしか売られていないそうです。
これは寂しいと思っている福田はつボイに、番組グッズとするのはどうかと提案。
つボイが「『金太まむしドリンク』でどう?」と思いつきます。
番組と親和性は高そうに見えますが、今後が気になるところです。
(岡本)
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