超簡単!エノキが主役のレシピ「カリカリ焼き」

月曜日の『CBCラジオ #プラス!』では旬の食材を紹介しています。10月6日の放送では、名古屋市中央卸売市場セントライ青果北部市場本社の一橋さんが「エノキ」を紹介しました。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く白いエノキは人工栽培
鍋や汁物に欠かせないエノキ。
スーパーなどで見かける白くて細長いエノキタケは、実は人工的に栽培されたものです。
細長い瓶に菌床を入れ、温度・湿度を厳密に管理して育てられています。
自然界に自生しているエノキは、茶褐色で傘が大きく、茎も短め。
見た目はまったく違います。
最近では野生の色味に近い「ブラウンエノキ」も少量ながら流通しており、風味が強く歯ごたえも抜群。
一橋さんは「見かけたら、ぜひ一度試してみてください」と話しました。
栄養はキノコの中でもトップレベル
市場に流通しているエノキは通年出荷されていますが、やはり一番人気は秋から冬の鍋シーズン。
逆に、夏場は需要が減るため価格が下がる傾向にあります。夏場に安くなったエノキを上手に活用するのもおすすめです。
エノキは低カロリーでありながら栄養豊富。
エネルギー代謝を助け、疲労回復に効果的のあるビタミンB1や、脂質代謝を促進すると言われるビタミンB2、肌荒れ、口内炎などの肌のトラブルの改善に役立つとされるナイアシンも多く含まれます。
その他、カルシウムの吸収を促進してくれるビタミンDや、カリウム、葉酸もきのこ類の中でトップレベルに含まれているということです。
美味しいエノキの選び方と保存方法
一橋さんはおいしいエノキの選び方・保存方法を紹介しました。
まず購入する際は、色が白く、軸が太くて全体にハリがあり、傘が開いておらず小さいものを選ぶのがおすすめ。
袋が膨らんでいたり、水分がついているものは避けましょう。
パックのまま野菜室に立てて保存し、余ったらラップやポリ袋で包んで早めに使用してください。
また、エノキは冷凍しても食感が変わりにくいので、長期保存の場合は冷凍保存がおすすめです。
さらに、冷凍することでうま味成分のグアニル酸が増えるので一石二鳥とのこと。
冷凍する場合は、根元を切って使いやすいサイズに分け、ジップロックなどで保存しましょう。
使うときは凍ったまま調理してください。
ただし生食はNG。必ず加熱してください。また加熱しすぎには注意が必要です。
エノキが主役のレシピ
最後に、エノキが主役のレシピ「カリカリ焼き」を紹介しました。
カリッとしたエノキの食感が楽しい一品です。
レシピ
①エノキの石づきを切り、小房に分ける(約8等分)
②醤油・酒・お好みの調味料で下味をつける
③全体に片栗粉をまぶす
④フライパンに多めの油または胡麻油をひき、平らに並べて押しつけながらカリッと焼く
(ひっくり返した際にチーズを乗せて焼けばさらにおいしくなる)
一橋さん「しっかり下味をつけるとおつまみに最適かと思いますので、ぜひお試しください」
天ぷらは手間がかかるという方にもおすすめの簡単メニュー。
秋の夜長に、美味しくて栄養たっぷりなエノキを楽しんでみてはいかがでしょうか?
(ランチョンマット先輩)
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