中日OB・中村武志が現役時代を振り返る。落合博満の不思議な世界

韓国プロ野球チームの起亜タイガースでコーチを務める、元中日ドラゴンズの中村武志さんが10月6日放送のCBCラジオ『ドラ魂キング』に出演。先日ウエスタン・リーグで中日を14年ぶりの優勝に導いた落合英二2軍監督の話から、1軍監督を務めた落合博満さんの話となりました。聞き手はダイノジの大谷ノブ彦と加藤里奈です。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く中日OBの悪いところ
「来シーズン、監督が交代する横浜DeNAベイスターズから、もしも武志さんにコーチの依頼があったらどうなさいますか?」(Aさん)
中村さんはベイスターズにも在籍していたことがあります。
中村「僕は中日一本です!ドラフトで言うと逆指名です。中日以外は行きません」
大谷「嘘つけよ(笑)ホントに良くないぞ。東海圏で仕事やりたいっていう中日OBの悪いところが出てるぞ」
DeNAを断る理由を尋ねる大谷。
中村「難しそうな球団じゃないですか」
大谷「中日より?どういうこと?」
中村「パソコン使わないとコーチになれない」
大谷「そっちか(笑)」
ネガティブでも冷静
「武志さん、ドラゴンズの2軍監督の落合英二さんとはやり取りできましたか?」(Bさん)
中村「素直に『頑張りなさい。おめでとう』です」
試合前にも連絡していたという中村さん。「ソフトバンクに3連勝したら優勝」の記事を読んで早速LINEを打ってみたそうです。返事は「難しいかもわかんない」だったとか。
大谷「そういう時、ネガティブなんですよね(笑)」
そこを勝って優勝を掴むのが落合2軍監督。「1年間冷静に自分を通すことができる」と評価する中村さん。
手本はいるのか?
2軍を優勝に導いた落合2軍監督が手本としている監督はいるのでしょうか?
大谷「例えば星野監督とか?」
中村「星野さんは僕に対しては一緒だったですね。いい時も悪い時も…いい時はほとんどなかったですけど(笑)」
大谷「同じ落合で、落合博満さんみたいな感じがあるんですかね?」
落合博満さんがドラゴンズに移籍してきた頃、「雲の上の存在でバッティングのことも何も聞けなかった」と振り返っていた中村さんですが、印象に残っている現役時代のエピソードを語り始めます。
不思議なアドバイス
試合中にピンチを迎えたドラゴンズ。
配球に迷った中村さんがマウンドへ向かうと、落合博満選手と宇野勝選手もマウンドへやってきました。
中村「落合さんが『カーブ、カーブ、スライダー行けば打ち取れるから』って。そのままやったら打ち取れましたね」
大谷「なんすか、それ(笑)」
よくわからない展開に笑う大谷。
ピッチャーも「落合さんが言うのなら」と従ったそうです。
察してくれたベテラン
大谷「武志さん、仮にもキャッチャーじゃん?プライドとしてそのまんまのリードはできないでしょ?」
中村「僕はまだペーペーですよ。落合さん宇野さんですよ?もう正しいって決まってるじゃないですか」
さらに大爆笑の大谷。
中村「ベンチのHさんの表情、僕の真っ青な顔。それで察してもらいました」
つまり星野監督に責められるであろう中村さんと投手を、ベテランの落合選手と宇野選手がアシストしてくれたということです。
それにしても、落合選手はなぜ「カーブ、カーブ、スライダー」で打ち取れるとわかったのでしょうか?
中村「バッティング、練習フォーム…落合さんに関しては全てが不思議ですよ」
珍しいエピソードを披露した中村さんでした。
(尾関)
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