1日10分でOK!健康寿命を延ばす「正しい歩き方」とは

木曜日の『CBCラジオ #プラス!』では、多治見スマートクリニック代表 福田誠先生が健康寿命を伸ばす体作りの情報を紹介しています。10月2日放送のテーマは「歩き方」。歩き方の癖や姿勢の歪みが、腰や膝、脚のトラブルの大きな原因になることがあります。福田先生が歩き方のセルフチェックや正しい歩き方などのヒントを紹介しました。聞き手は永岡歩アナウンサーです。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く歩き方のセルフチェックは靴底
歩くという行為は誰かに教わるわけではないため、自分の癖や間違いに気づかないまま過ごしている方も多いのではないでしょうか?
しかし福田先生によると、その「なんとなくの歩き方」が将来の骨や関節に大きな影響を与える可能性があるといいます。
特に、膝の痛みや股関節の変形、足裏の魚の目、外反母趾といったトラブルの多くは、長年続けてきた誤った歩き方が関係していることが多いそうです。
福田先生が紹介した一番簡単なセルフチェックの方法は、「靴底の減り方を見ること」。
正しくない歩き方をしている場合、靴底の外側ばかりがすり減っていたり、左右で減り方に差があることがあります。
これは、重心のバランスが偏っている可能性を示しています。
また、歩くときに頭が前に出ていたり、歩幅が小さくなっていたり、脚を引きずるような歩き方が長く続くと、筋肉の衰えや関節の変形につながるおそれがあるとのことです。
正しい歩き方とは
永岡「正しい姿勢や歩き方はどうすればいいですか?」
まず福田先生が紹介したのが「背筋を伸ばし、顎を軽く引く」こと。
この時、 目線は5~10メートル先を見るように意識するとよりいい姿勢を保つことができます。
また「下半身だけでなく、腕をしっかり振って歩く」ことも大切です。
上半身と下半身が連動し、全身の筋肉をバランスよく使うことができるため、健康的な歩行につながります。
1日10分の意識でOK!
永岡「全部を急に変えるのはハードルが高いですよね」
福田先生によれば、最初は1日10分ほど意識するだけで十分なんだとか。
福田「駅の1駅分だけでも、姿勢を意識して歩く。無理のない範囲で繰り返すことが大切です」
また、現代人に多い「スマホ歩き」も、健康には大きな悪影響があります。
ストレートネックを引き起こしやすく、さらに小学生のうちから猫背になってしまうケースも少なくありません。
こうした姿勢の乱れは、肩こりや頭痛、めまいなどの不調にもつながります。
福田「毎日の歩き方も、姿勢の見直しがやはり骨や筋肉を守る第一歩になるんですね」
いま感じている肩こりや脚のだるさ、もしかするとその原因は「歩き方」にあるのかもしれません。
まずは、自分の靴底をチェックしてみてはいかがでしょうか?
(ランチョンマット先輩)
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