妻はなぜ過去の「浮気」を何度も蒸し返すのか?

8月29日放送のCBCラジオ『北野誠のズバリ』のメールテーマは「もうやめて!」でした。このテーマで多かったのは夫と妻の間の話。男と女はどこか根本から違っているようです。北野誠と氏田朋子が投稿を読み上げます。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く朝からもうやめて
かなりハードな夫の悩みです。
「結構な頻度で『朝からもうやめて』と私の嫁に言いたいです。
ワイドショー、ヤフーニュースで芸能人の不倫、女性問題が放送されるたびに、私の嫁は必ず私が浮気をした話を蒸し返してきます。それが毎日毎日、朝から。
頭がまわってないのに本当にやめて。
嫁にいろんな言い訳したり『あのときの女性ではない』とか、どこへ行ったとか、毎回毎回頭を整理しながら、間違いないように、嫁に答えなくてはいけません。
ちょっとでも嫁の記憶と私の話がずれると話がめっちゃ長くなり大変なんです。『もうやめて』と思います。
嫁につじつまが合わないと、『その続きは仕事を終えて帰ってからもう一度話しよう』と言われ、私は会社にいっている間がめっちゃ憂鬱です」(Aさん)
北野「終わりがないんですね。なかなかつらいです」
たとえ一度の浮気であっても、妻が許すことはないのでしょう。
うちが悪いっちゅうの?
続いても深刻な話です。
「先日、夕食のとき妻と仕事について会話しました。そのとき妻が上司の責任、職場の人の責任を漏らしました。
私はそれを聞いて、『いや、気持ちはわかる。でもな、上司や同じ職場の人のせいにしたら、何の解決にもならないと思うな』、とやんわり伝えると、『うちが悪いっちゅうの?』。
いやいやそうでなくて、反省するとき、自分以外の人の責任になすりつけると、それは反省ではなく愚痴になってしまう。反省する場合は『まず責任を自分にある』というところから始めないと、絶対に物事は解決しない…」
このあたりで「もう途中から聞きたくなくなった」とギブアップする氏田。
北野「これは男脳と女脳の最大の違いで、嫁さんはちょっと愚痴をこぼしたいだけ」
氏田「そうや、正論いらんねん。うるさいわ!」
北野「Bさん、うちのラジオ聴いて十何年?いい加減学ぼう」
女性はただ愚痴に相槌を打ってほしいだけなのに、男性は理論的にアドバイスをしがち。根本的に話がずれています。
家庭に正論は通じない
Bさんの話は続きます。
「私が『問題は解決しないよ』と言うと、妻は『そう。あんたが浮気したとき。あんたは仕事のストレスとか職場の人間関係とか、うちが構ってくれなかったから淋しかったって。
はーん。あんたも浮気した理由を全部他人のせいにしてるんじゃないの。そんなあんたがうちにのうのうと上から目線でよく説教できるな』と…」
北野「はい論破!その通りや」
Bさんは最後に「さらに続けて妻は、『今夜もう一度話をしよう』」と、奥さんの言葉で締めました。
こちらもまだ、話は終わっていませんでした。家庭に逃げ場はないのです。
北野「原弁護士の名言をもう一度思い出せ。『家庭に正論は通じない。嫁は愚痴をこぼしているだけ、それに対して回答を求めるようなことを言ったとて、何にもならない』」
そして「嫁は、『大変やなー』、と同意を求めているだけだ」と続けます。
氏田「その言い方も大事よ?」
心をこめて「大変やなー」。夜までに練習しときましょう。
そもそも浮気をした時点で夫には何の説得力もありません。この話に勝ち目はないのです。
(みず)
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