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日産「GT-R」生産終了に見る、クルマの価値観の変化

日産「GT-R」生産終了に見る、クルマの価値観の変化

8月26日、日産自動車はスポーツカー「GT-R」の生産を終了しました。GT-Rの名称は1969年に発売した「スカイラインGT-R」が起源で、これまでにおよそ48,000台が生産されています。値段は現在最も安いものでも1,444万円で、自動車を巡る環境や騒音の規制が強まる中で開発費が高騰してきたことが課題となり、最後の一台は日本のユーザーの元に届けられるようです。8月27日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、つボイノリオと小高直子アナウンサーがリスナーからの投稿を交え、この話題を紹介します。

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18年の歴史に幕

「技術の日産」を象徴していたGT-R。多くのレースで優勝するなど高い走行性能を誇った名車だけに、生産終了のニュースには続々と投稿が寄せられました。

「知り合いに1人だけオーナーがいました。座席は4人分ありますが、実質2人分で本当に走りに特化した贅沢な車でした」(Aさん)

小高「荷物とか入れられないんだよね」

つボイ「だいたいスポーツカーとかはそうですよね。だから特別感がある」

「スポーツカーはコストが高くなる上に、最近は環境の事を考えて車を乗る人が多いため、各メーカーで生産が終了していっています。ハイブリットやEVのスポーツカーもありますが、本当のスポーツカー好きはエンジンの音にもこだわるので、それらでは物足りないと聞いたことがあります」(Bさん)

つボイ「だいたいモータリゼーションの人達はそういうものですよ。『あのエンジン音は他にない』って」

GT-Rのエンジンは「匠」と呼ばれる9人の熟練工の手によってひとつひとつ手作業で組み立てられているとか。ファンにとっては本当に残念なニュースとなりました。

復活を望む声も

つボイ「GT-Rは以前にもいったん生産終了して、また復活したんですよね。さらに復活はないんでしょうかね」

イヴァン・エスピノーサ社長は「現時点で正確な計画は確定していないが、GT-Rは進化して再び登場する」と、復活を示唆するようなコメントをしているようです。

小高「エスピノーサさんはそう言ってはいるみたいですけど、どこまで信ぴょう性があるのかはわからないですね」

世界中のファンを魅了したGT-Rの復活を望む声は多そうです。つボイも「私も本当は買いたかったんですよ」とコメント。

つボイ「でもこの間、カローラを買っちゃったものですから。もう車庫がないので買えません」

冗談を交えつつ、話は車に対する価値観の話題へと移ります。

実用性重視

きっかけはこんな投稿です。

「憧れのGT-Rでした。手は届かなくともいつまでも一番でいて欲しいですが、これも時代でしょうかね」(Cさん)

つボイ「車に対する世間の思いが変わってきています。年代によっても違ってきています」

小高「今の若い人たちにとっては『移動手段としての車』になっていて、前の世代の『憧れの乗り物』みたいな夢を感じるものではなくなってきていますね」

「カッコいい車に乗りたい」「ちょっと背伸びして憧れの車を買いたい」そういったステイタス的な側面よりも、今では便利さやコスパのよさなど、より実生活に密着した側面を重視する人が多いような気がします。

つボイ「移動手段プラスアルファが車の魅力だったんですけどね」

小高「もちろん大好きな人もいるでしょうけど、そういう人たちが多くなってきましたね」

時はバブル期

「どんな車に乗っているか」がステイタスだった時代に青春を過ごしたつボイには、苦い思い出があるようです。

つボイ「私たちの年代では女子はみんな車で人を判断してましたよ。高い車を持っている男子がとにかく良く見られて」

女性たちは中古の軽自動車に乗っていた自分に目もくれなかった、とぼやくつボイ。
外見や内面で恋人を選ぶのではなく、乗っている車で選ぶのが当たり前の時代。小高にも思い当たる経験があるそうです。

小高「彼氏が1週間の北海道旅行へ行っている間に心変わりして、新しい彼氏と付き合い始めた友達がいて。
あまりにも急だったから理由を聞いたら『だって新しい彼氏はベンツなんだもん』って言ってましたよ(笑)」

旅行から帰ってきた彼氏は驚いたどころの話ではなかったでしょう。さすがの小高も「あんた酷いな!」とツッコミを入れたのだとか。
そんな価値観もすっかり変わりましたが、車を愛する人たちにとってはスポーツカーや高級車は今でも変わらず憧れであり、「いつかは…」と手を伸ばしたい存在であるのです。
(吉村)
 

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