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身近なところにあった「発酵」技術

身近なところにあった「発酵」技術

8月5日は「発酵の日」です。味噌やチーズ、ヨーグルトなど、食品に使われる技術というイメージが強いかもしれませんが、実は私たちの生活の様々な場面で、この発酵の技術が活用されているようです。この日の『CBCラジオ #プラス!』では、山本衿奈が身近にある発酵技術について紹介しました。

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発酵産業の市場規模1位は医薬品

発酵とは微生物の力を借りて食べ物を美味しくしたり、保存しやすくする技術です。
では、食品以外ではどんなところに使われているのでしょうか?

山本が調べたところによると、意外な分野で発酵が活躍していることがわかりました。

まず、発酵産業の中で最も市場規模が大きいのは、食品ではなく医薬品だとか。
例えば、細菌性感染症の治療に使われる抗生物質は微生物から作られており、他にも抗がん剤や胃腸薬、整腸剤、ビタミン剤などにも発酵の技術が取り入れられています。

洗剤や藍染にも発酵の技術が

さらに、洗剤にも発酵の力が使われています。
食器用や洗濯用の洗剤には、微生物が作り出す分解酵素が含まれていて、この酵素が汚れを分解し、洗浄力を高めてくれるようです。

また、日本の伝統工芸のひとつである藍染にも発酵は欠かせません。
藍などの植物を発酵させて染料を作ることで、青の成分が水に溶けて布に染まるようになります。

建築分野でも大活躍

山本が最も驚いたのが、建築分野での活用です。
例えば、コンクリートに乳酸菌や光合成細菌といった微生物を混ぜると、コンクリートの劣化防止になり、耐久性が向上するそうです。
その他、塗料やホテルの天井に使われる珪藻土などにも、発酵の技術が活かされている例があるといいます。

山本「もしかしたら私たちが知らないだけで、実はそういった建物にも触れているかもしれない」

暮らしの中でさりげなく活躍している発酵の技術。
山本は、今後さらに多くの製品や分野でこの技術が活かされる可能性を感じたようで、大きな期待を寄せていました。
(ランチョンマット先輩)
 

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