パフェの恨みで熟年離婚危機!大久保佳代子が提案する仲直り術
『真誠presents 大久保佳代子・森本晋太郎のどうぞご自由に』(CBCラジオ)は、愛知県田原市出身の大久保佳代子さんと、事務所の後輩であるトンツカタン森本晋太郎さんが届ける「迷える人たちの道標となる解決型ラジオバラエティ」です。12月6日の放送では、家族旅行中のパフェをきっかけに半年間も続く親子の冷戦に悩むリスナーAさん(30歳女性)からの相談を取り上げました。些細な出来事から熟年離婚の危機にまで発展した状況に、大久保さんはどんな解決策を提案したのでしょうか。
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「私にはここ半年間ほど抱えている悩みがあります。今年の夏に両親と4泊5日ほどの家族旅行をしたのですが、旅行中日にして父 vs 母と私の喧嘩が勃発してしまいました」(Aさん)
原因は、母とAさんがホテルで待つ父に連絡を入れず、パフェを食べてしまったこと。事の経緯はこうです。
3人でたらふくジンギスカンを食べた後、日頃から大食いの父が「もう食べられない。別腹もない」と漏らしていました。その後、母とAさんは旅先の風景を楽しみたいと散歩を提案。父は「じゃあ、散歩がてら歩いてホテルに戻ってくれば」と提案し、先に車でホテルに戻ることになりました。
散歩中、美味しそうなパフェ屋さんを見つけた母とAさん。父にも連絡しようかと迷いましたが、「疲れているし別腹もない」と言っていたので連絡はせず、ささっとパフェを食べてホテルに帰りました。
「ありえねえだろ!」父の怒り
部屋に着くと、案の定父は疲れて寝ており、ふたりの帰ってきた物音で目を覚ますと「遅かったな」とひと言。母が何も気にせず「パフェ食べてきちゃった」と、てへっぐらいのテンションで言い放つと、父は「は?ありえねえだろ!」とガチギレしたといいます。
「誘われなかったことが悲しくて怒っているらしいのです。もう50も過ぎた大人がこんなことで、しかも旅行中日でブチギレしたことにも呆れるし、こちらは面倒なことになる前にすぐ謝っているのに、それでも機嫌は治らず」(Aさん)
母とAさんは関東で2人暮らしをしており、旅行の後は父とは離れ離れ。なんだかんだでここ半年、ずっと喧嘩中だそうです。
半年経っても「俺は謝らない」
つい最近、母が仲直りのメールを送ったところ、それに対しても「反省してるのか?俺は謝らない」との返信があったそうです。
「こっちが手を差し伸べているのに全く呆れます。こんなパフェぐらいで、と思いますが、いよいよ熟年離婚も視野に入ってきている状況です。もうすぐ年末、父のいる実家に帰省したいのですが、この状況でなかなか勇気もでず、何かいい解決策はないものかと悩む日々です」(Aさん)
この相談を聞いた大久保さんと森本さんは、パフェという些細なことで半年も続く冷戦に驚きを隠せません。
ひとり暮らしの寂しさが爆発?
大久保さんは、父親の心理をこう分析します。
大久保「普段離れて暮らしてるんだよね。お父さんとね。だからこそ、一緒の旅行の時にひとりになったことがすごい寂しくなっちゃったのかな。被害妄想的に」
一瞬かわいく思えるところもあると意見が一致した大久保さんと森本さん。しかし問題は、半年経っても怒りが収まらないことです。
森本「アンガーマネジメントじゃないですけど、怒りがいつだって収まるようなタイミングがあったはずだろうに。まだ根に持ってるっていうのは、こじれてる感じはしますよね」
大久保「離れて暮らしてるからこそ、被害妄想じゃないけど、陰に陰に行っちゃって、『あぁ、今頃2人は美味しいもん食べて、俺は1人でコンビニ飯で』みたいな。そんな方向にどんどん行っちゃうパターンのお父さんなのかもしれないね」
リモートデザートで上書き
では、どうしたら父親の機嫌が良くなるのでしょうか。大久保さんが提案したのは、意外な解決策でした。
大久保「超絶めんどくさいけど、こっそりパフェかアイスを冷凍便で送って。こっちも用意して、リモートで『じゃ、3人で食べよっか』って」
森本「リモートであの日のリベンジをするってことですか」
大久保「っていうぐらいしてあげないと、多分このお父さんは口角がちょっとニヤっと上がるぐらいだと思うけど、もうそのぐらいして正月を迎えるとかしないと」
つまり、父の中で「2人だけで楽しんだ」という思い出が今もなお続いているため、リモートでもいいから3人で甘いもの食べたという「デザートの思い出の更新」をすることが大切だというのです。
「やってあげました」の精神
大久保「エネルギーと時間と労力とか全部かけてあげて、こんだけやってあげましたよ、をしないとなんか無理な気がする」
森本「だいぶ寄り添ってあげて、ようやくって感じなんでしょうね」
大久保「私たちは結婚してないからわかんないけど、こういうちょっとしたボタンの掛け違いがぱっと広がってって、離婚になったりするのかもね」
森本「パフェだけじゃないでしょうしね。積み重ねで、最後の1滴がパフェだったっていうことでしょう」
最後に大久保さんは、もし離婚もしたくなくて、お父さんと良好な関係を作りたいのなら、クリスマスの日などもリモートで過ごしてあげるなど、こちらが大人になって歩み寄ることが大切だとアドバイスしました。
パフェひとつで半年間の冷戦が続く父親。大久保さんの「リモートデザート作戦」は、この家族危機を救えるのでしょうか。
(minto)
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