原作ファンも映画ファンも絶賛。怖くないホラー映画『見える子ちゃん』

6月24日放送のCBCラジオ『ドラ魂キング』では、パーソナリティの三浦優奈が、現在上映中の映画『見える子ちゃん』(中村義洋監督)を紹介しました。今までにない主人公の振る舞いに、今までにないお化けの出し方。映画ファンからも絶賛する怖くないホラー映画だそうです。聞き手は加藤里奈です。
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この映画の原作は泉朝樹さんの同名の漫画。国内累計発行部数300万部を突破した人気のホラーコメディです。テレビアニメ化されて、今回、実写映画化になった大人気のコンテンツ。
三浦「私も原作漫画をすごい読んでたんですね。原作ファンからすると、キャラクターに愛情がありすぎちゃって実写映画化ってめちゃめちゃ怖いんですよ」
ファンはどう変えられるのか不安。しかし三浦によれば、この実写化は大成功だそうです。
三浦「原作にない仕掛けもあって、これには観客もまんまと騙された。結末を知ってからもう一度見たくなる作品です」
異色の霊能者
ある日突然、幽霊が見えるようになった女子高校生みこが主人公。映画では原菜乃華さんが演じています。
三浦「自分が見えていることは幽霊にバレたくないんです。バレると、幽霊が悪さをしてくる可能性があるから。見えてるんだけど、見えてないふりをするのが今回の主人公です」
自分は頑張って見ないふりをしていますが、親友に幽霊が憑いてしまいます。主人公みこはどうやって幽霊を退治していくのか?というストーリーだそうです。
三浦「見えてるんだけど、見えてないふり。これを主演の原さんがすごく繊細に演じていたので注目してください」
怖さと青春、絶妙のバランス
三浦「ホラー映画って、お化けが出てきそう。何か影が見えた。うわっ出てきた。怖い~。ですよね?ホラー映画ってお化けが出てくるまでが怖いんですよ」
しかしこの映画は、最初から主人公が見えているので、その目線で展開。お化けがずーっといる上に、コメディも多いため全然怖くないんだそうです。
三浦「文化祭に向かっていくストーリーで、ホラー要素と高校生の青春ドラマが絶妙のバランス。映画ファンからも絶賛の声が相次いでいます」
お化けのプロが作るリアル
映画ファンの中でも、ホラー映画のファンからも「ホラーの描写もたまらないですね」などの絶賛の声があるそうです。
三浦「お化けは原作だとモンスターみたいな描き方がされてるんだけど、映画ではこういうお化けいそうっていうぐらいリアルなのよ」
監督は人気ビデオシリーズ『本当にあった呪いのビデオ』の中村義洋監督。「おわかりいただけただろうか」というナレーションを担当しています。
「このシーンに本当に霊がいたらこの辺だよね」「こういう霊ならこんな感じの雰囲気で立ってるよね」など、ホラーを撮り続けてきた監督だからこその映像。
見える「監督はお化けのプロ。本物が作ってるからこその怖さ」
ちなみに中村監督自身は見えたことはありませんが、感じたことはあるそうです。
(尾関)
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