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岐阜県の山にある道が謎すぎる!?その先にある巨大建造物の正体とは?

岐阜県の山にある道が謎すぎる!?その先にある巨大建造物の正体とは?

ミキの昴生と亜生の2人がMCを務めるバラエティ番組『道との遭遇』。全国の道に特化したVTRをミキが様々な視点で楽しんでいきます。今回は全国100万キロ以上の道を巡ってきた道マニア歴25年の鹿取茂雄さんと、岐阜県にある“謎の道”を巡ります。

開通当初は日本一!8000m超えの「恵那山トンネル」

恵那山トンネル
CBCテレビ:画像 『道との遭遇』

鹿取さんと一緒に旅をするのは、3月に開催された公開イベント収録の参加者。観覧客の中から選ばれた一般のご夫妻とともに、道巡りを楽しみます。訪れたのは、岐阜県の東部にある中津川市。

(道マニア・鹿取茂雄さん)
「岐阜県の中でも、気になっているけどまだ行ったことがない道に行ってみたい。岐阜県は広くて面白い道が多い」

3人が目指すのは、鹿取さんが地図を見ていて発見したという“謎の道”。その先に何があるのか、実際に確認したいそう。まずは中津川ICから中央自動車道を走り、「恵那山トンネル」を通ります。

CBCテレビ:画像 『道との遭遇』

恵那山トンネルは1975年、長野県下伊那郡阿智村と岐阜県中津川市間に開通。全長は当時日本一の長さを誇る8489mもあり、世界でも2番目に長いトンネルでした。

岐阜県と長野県にまたがる中央アルプスは、132本もの断層が重なる複雑に入り組んだ地層だったため難工事だったのだとか。着工から8年の歳月をかけ、ようやく下り線が完成。

この恵那山トンネルを抜けて一般道に降り、人気のない山道へ。今回の目的地は、恵那山トンネルと深い関係があるようです。

曲がりくねった謎の道の先には一体…?

CBCテレビ:画像 『道との遭遇』

3人は車を降り、特別な許可を得て山の中の曲がりくねった“謎の道”を歩き進みます。

(道マニア・鹿取茂雄さん)
「道の先に気になる構造物があるので、それを確認したい。こんな山の中に意外な建造物がある」

道は舗装されていますが、道の一部が崩れていたり木が倒れていたりします。

進めば進むほど道は荒れ、歩き始めて1時間半ほどで最上部に到着。そこはだだっ広い平地になっていて、山に似つかわしくないコンクリート製の巨大な建造物が2棟そびえ立っています。

排気ガス対策の巨大な「換気塔」

換気塔
CBCテレビ:画像 『道との遭遇』

変わった形をした建造物の下部には柵があり、一見しただけでは目的も用途も分かりません。

(道マニア・鹿取茂雄さん)
「近づけば答えが分かると思う」

外壁には一切情報が書かれておらず、柵の中を覗くと空洞が見られます。建造物に耳を傾けると、なんと車の走行音が!

CBCテレビ:画像 『道との遭遇』

(道マニア・鹿取茂雄さん)
「我々は恵那山トンネルの真上にいる。この中の穴は、恵那山トンネルに繋がっているのではないかと」

この建造物は、恵那山トンネルを走る車の排気ガスを外に出すための「換気塔」。山を切り崩して平地にし、571mもの穴を掘って造られたそう。2棟あるのは、下り線と上り線にそれぞれつながっているためなのだとか。

CBCテレビ:画像 『道との遭遇』

その脇には石柱のようなものがあり、「立坑(垂直に掘られた坑道などのこと)広場敷」と、「日本道路公団」の文字が書かれています。

(一般の男性)
「鹿取さんがすごく分かりやすく説明してくださり、非常に楽しいドライブと探索ができました」

鹿取さんが行ってみたかった謎の道と、その先にある謎の建造物を堪能したところで、道巡りの旅は終了です。

5月2日(火)午後11時56分放送 CBCテレビ「道との遭遇」より

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