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78歳でニューアルバムリリース。やっぱりすごいエルトン・ジョン

78歳でニューアルバムリリース。やっぱりすごいエルトン・ジョン

4月27日のCBCラジオ『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー』では、エルトン・ジョンのミニ特集を放送しました。4月4日にブランディ・カーライルとのコラボアルバム『天使はどこに』をリリースしたエルトン・ジョン。リスナーからのリクエスト曲を交えながら、小堀勝啓が語ります。

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切なくなる歌

1969年のデビュー以来、半世紀以上世界を魅了するイギリスのピアノマンことエルトン・ジョン。
先日78歳にしてリリースしたブランディ・カーライルとのコラボアルバム『天使はどこに』は、全英チャート初登場でナンバー1を記録しました。

リスナーから寄せられたおたよりです。

「眼鏡がお洒落ですね。リクエスト曲は『グッバイ・イエロー・ブリック・ロード』。ア~ア~アというところが切なくなりますね。私、欲張りだから『ユア・ソング』も聞きたいな」(Aさん)

小堀「ヒット曲が多いからリクエストも多い。メロディー・メイカーとしてもボーカリストとしてもすごいですねえ」

「グッバイ・イエロー・ブリック・ロード」は『オズの魔法使い』のオマージュソングだと言われているそうです。邦題は「黄昏のレンガ路」。エルトンにとって、初の全米ナンバー1シングルとなった曲です。

代表曲「ユア・ソング」

「エルトン・ジョンと言えばビートルズとも親交があり、ビートルズと言えばエルトン・ジョン。それぐらいの関係性だと思います」(Bさん)

エルトン・ジョンとビートルズのメンバーは互いに影響を与え合っていたと言われています。
例えばジョン・レノンの息子・ショーンの名付け親はエルトンだそうです。

「音楽性はもとより、親友関係が相互の人生観を構築していったのも事実です。その代表的な曲ともいえる『ユア・ソング』をリクエストします」(Bさん)

カバーで知る

ビートルズ以外にもフレディ・マーキュリー、ビリー・ジョエル、オリビア・ニュートン=ジョン、いろんなアーティストと親交があります。

『ユア・ソング』は日産マーチのCMソングにもなり、邦題は「僕の歌は君の歌」でした。

「エルトン・ジョンでは『ユア・ソング』が一番好きでリクエストします。槇原敬之さんのカバーで歌詞の意味を知ってジーンとなりました」(Cさん)

小堀「ストレートに思いが伝えられないもどかしさ。シャイな人柄の歌です。槇原敬之さんとエルトンは感性が重なる部分がありますからね」

みんな大好き

小堀も大好きと言う『クロコダイル・ロック』。このシングルでエルトンは初の全米ナンバー1を記録しました。

『クロコダイル・ロック』は、1950年代のオールド・ロックンロールをなぞった曲で、小堀は聞くと思わずニヤッとしてしまうそうです。

小堀「エルトンもファンも大好きな曲で、ライブでは、ヤーヤヤヤヤヤーというところで、みんな拳を振り上げて一緒に歌うんですよ」

映画を観た衝撃

「エルトン・ジョンというアーティストを初めて意識した曲は『ピンボールの魔術師』です」(Dさん)

イギリスのロック・バンド、ザ・フーのロック・オペラ『トミー』が映画化されました。

Dさんは、その中でエルトン・ジョンがこの曲をド派手なコスチュームでシャウトしているシーンをテレビで見たそうです。

「当時、高校生の坊主頭の私は『なんだこれ?面白れぇ、カッコいい』と好きな曲になりました」(Dさん)

小堀も映画化された『トミー』は好きだそうです。心を閉ざして、世界を遮断した少年トミーが、外の世界に認められていくきっかけになるのがピンボール大会。

ピンボールのチャンピオンとして登場するのがエルトン・ジョン。

小堀「竹馬みたいなロンドンブーツに、ギラギラの衣装。そこに使われているのがこの曲。もともとはザ・フーの曲ですがエルトンの歌もなかなかのものでした」

やっぱりすごい

小堀「これだけ長く活躍している人が新作を出すと『昔の方が良かったなあ』と意地悪なことを言う人も多いものですが、いやいやどうして、エルトンはすごい才能とパワーです」

ニューアルバムはブランディ・カーライルとのコラボアルバム『天使はどこに』。ふたりともグラミー賞の常連。

小堀曰く、「一時は音楽はやめるんだ。できない」というところまで落ち込んでいたエルトンですが、ブランディ・カーライルに励まされながら作ったそうです。

小堀「全部通して聞いていただくと、いつまでも枯れないエルトンの才能が分かります。聞く前はパートごとに分けるのかと思ったら、両方が混ざり合ってカッコいい。素晴らしいアルバムです」

エルトンファンもそうでない方も、まずは聴いてみて下さい。 
(尾関)
 

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