CBC web | 中部日本放送株式会社 / CBCテレビ / CBCラジオ

MENU

日本初の「恐竜学部」新入生に尋ねてみた。

日本初の「恐竜学部」新入生に尋ねてみた。

福井といえば恐竜が有名で、世界的にも価値の高い「恐竜の化石の宝庫」とも言われており、福井県立恐竜博物館もあります。さらにこの4月、福井県立大学に日本で初めての「恐竜学」部ができたことが話題になっています。4月8日放送の『CBCラジオ #プラス!』では、光山雄一朗アナウンサーがこの福井県立大学恐竜学部に入学したばかりの学生・安江さんに電話で話を伺いました。

関連リンク

この記事をradiko(ラジコ)で聴く

入学までの経緯

恐竜学部では、恐竜を含む古生物学や地質学の教育研究を進めるそうです。
安江さんが入学を志した理由を尋ねます。

安江さん「幼稚園に入る前から恐竜みたいな古生物が好きで、ちょうど僕が大学に進学するタイミングで福井県立大学に恐竜学部ができたので、これは応募するしかない、と受験しました」

安江さんは高校時代に珪藻とよばれる藻の研究をしていたそうです。その理由も大好きな古生物や化石がきっかけだったとか。
総合型選抜での面接ではその経緯を話したそうですが、予想以上に倍率が高かったとのこと。

安江さん「通知が来た後も数カ月くらいは実感が湧かなかったです。やっと昨日の入学式で湧いてきました(笑)」

古生物の魅力とは?

古生物の魅力を語る安江さん。

安江さん「いまライオンや象は動物園で生きている姿を見られますが、古生物はもう化石とか痕跡とか限られたものでしか見ることができません。
ほとんど想像で存在を確認しないといけないというロマンに魅力を感じました」

好きな恐竜について尋ねると…。

安江さん「全部好きですが、ミクロラプトルが好きです。映画『ジュラシックパーク』に出てきたラプトルという小型の肉食の恐竜がいますが、それに近いです。鳥に近くて腕と脚に翼が生えていて、飛んでいたのではないかと考えられています。
鳥と恐竜をつなぐ中間点にいるようなところが好きです」

将来の夢

「中学とか高校の教科書には古生物は教科書の隅にしか書いてないことだったので、恐竜学部ではもっとしっかり学びたい」と抱負を語る安江さん。
最後に将来の目標を尋ねました。

安江さん「現在地球温暖化が進んでいます。私の好きな恐竜が生きていた白亜紀がありますが、当時は現在より10度ほど高い気候だと考えられています。
当時の環境と気候に適応した恐竜を調べれば現在の地球温暖化に何か役立つのではと考えています。
現在の地球温暖化のような環境問題にアクセスできるような人になりたいです」
(みず)

この記事の画像を見る

オススメ関連コンテンツ

PAGE TOP