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最下位にまさかの完敗、主力も離脱…名古屋グランパスの今後は?

最下位にまさかの完敗、主力も離脱…名古屋グランパスの今後は?

名古屋グランパスは、7月20日にアウェイの日産スタジアムで開催されたJ1第24節・横浜F・マリノス戦の後、また一時中断に入っています。7月26日放送のCBCラジオ『城所あゆねのグランパスタイム』では、この対戦を現地観戦した城所あゆねが、今後の展望も交えて振り返りました。

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前半のうちに2点奪われる

20日の第24節・横浜F・マリノス戦は0-3の完敗に終わりました。

城所「前半14分にFW永井謙佑選手のヘディング、18分にはMF森島司選手がゴール枠上に外してしまったんですよね。この時間帯は押していたし、惜しいシーンはあったんですが、決めきれず」

その後逆に、前半35分にJ2いわきFCから移籍して来たばかりのマリノスFW谷村海那選手がCKから先制点を挙げられてしまいます。さらに前半アディショナルタイムの47分、FWヤン マテウス選手が追加点。
前半のうちに2失点を喫し、序盤の攻撃ムードはすっかり鳴りを潜めて折り返すこととなりました。

自陣からのミスでさらに失点

後半、このままでは終われないグランパスは選手を交代して反撃へと転じますが、得点を奪うまでには至りません。
このまま試合が終わるかと思いきや、更なる悲劇が待っていました。

城所「試合終了間際には、グランパス側の最終ラインからの組み立てからボールを奪われてしまい、マリノスのFW植中朝日選手に決められて0-3、そのまま試合終了でした」

この試合前、マリノスはJ1順位表で最下位で「正直屈辱を味わった気分」と続けた城所。

結果、マリノスは勝ち点21の18位に浮上し、グランパスの勝ち点28との差が詰まってきました。
今季監督が2人解任されるなど混迷状態のチームに敗れたこと以上に、残留争いに巻き込まれる懸念も出てきました。

異様な雰囲気の中で試合

今回、DF森壮一朗選手が右WBでJ1初スタメンを飾りました。
残念ながらハーフタイムで交代となりましたが、まだグランパスユースに所属している若き18歳。
「今後しっかりチャンスを掴んで結果につなげてほしい」と城所。

城所「もうひとつ思ったことがあるんですけど、マリノスのゴール裏が普段と違う異様な空気が流れてたんですよ。
というのも、マリノスのゴール裏では様々なトラブルがあって鳴り物禁止・クラブ公式販売以外の旗や横断幕やオリジナルTシャツも禁止だったんです。だから応援の声量もグランパスの方が…って感じ」

発端は、7月5日にニッパツ三ツ沢球技場(横浜市)で開催されたJ1リーグ横浜ダービー(vs横浜FC)の試合前のこと。
普段マリノスのゴール裏で応援している応援団たちが、三ツ沢公園内で集団での威嚇や挑発行為、試合運営の妨害行為を起こしました。

これに対し、マリノス側は処分として60人程度のサポーターの入場禁止処分と応援に制限を加えました。

安全で安心してサッカー観戦ができる環境を目指すJリーグでは、このような行為は断固として許されないことです。マリノスの処分も当然だと言えるでしょう。

城所が日産スタジアムに行った際、アウェイにもかかわらずグランパスのホームのような雰囲気だったとか。「だからこそ、選手もこの後押しを背に勝ってほしかった」と残念がります。

グランパスにとって痛手となるニュースも発表されています。
主力のマテウス カストロ選手が右足関節ねん挫で手術を受けたとクラブが明かし、長期離脱の可能性もあるとのこと。
主力の中でも代わりを務められる選手はいないだけに、この離脱が今シーズン残り試合にどれだけの影響を及ぼすのか、不安が残るところです。
(葉月智世)
 

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