入社3年目・仏像好きアナウンサーが語る「仏像の魅力」

4月からCBCラジオ『ドラ魂キング』のパーソナリティーになった佐藤楠大アナウンサー。2023年入社、3年目の若手アナウンサーです。初回となった4月3日の放送では、「これから仏像をテーマに語っていきたい」と抱負を述べ、まず仏像のタイプを紹介しました。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く自称・仏像系男子
自己紹介としてこんなことを語る佐藤アナ。
「私、仏像系男子なんです。実はCBCアナウンサーホームページの趣味欄にもちゃんと仏像って書いてあるんですよ」
仏像と言えばイラストレーターのみうらじゅんさんが有名。みうらさんは小学生の頃から仏像を見ていましたが、実は自身の仏像歴を「そこそこ」と明かす佐藤アナ。
「仏像が好きな理由を、今回初めてちゃんと考えたんです。私、大きい人工物にロマンを感じるタイプなんですよ」
例えば街中にあるガスタンク。山間の高速道路を支える橋桁。田んぼに奇麗に並んでいる電信柱。
大きい物、均等に並ぶ物に惹かれるんだとか。
仏像の魅力
佐藤アナは神奈川県川崎市出身で、実家の近くには岡本太郎美術館があるそうです。
「岡本太郎さんの作品って初めて見た時って、なんだこれ?ってなるじゃないですか」
芸術家の岡本太郎さんは1970年に大阪で開催された万国博覧会の「太陽の塔」で有名です。愛知県犬山市のモンキーパークには、太陽の塔の兄弟と言われる「若い太陽の塔」があります。
「怖さもあるけど、ずっと見てると可愛らしく見えてくる。そういうものに昔から親しんできたんで、ここが出発点だと思います。仏像も一緒なんですよ」
薄暗く静かなお堂の中にある仏像には、1000年以上前に作られたものもあります。
「周りの風景は移り変わりますけども、人の手で作ったものがずっとその場所にある。その恐れ多さと、それと向き合った時に、息をのむ重みみたいな物を感じる。そこが仏像の魅力だと思うんです」
仏像4タイプ
仏像について詳しく調べるため、佐藤アナは大学で1年間美術史を専攻していました。今回はそこで学んだ知識を一部披露しました。
「仏像は、作られた年代、作り方などいろんな特徴があります。例えば仏像は大きく四つのタイプに分かれてるんです」
如来、菩薩、明王、天部の四つ。仏としての役職、身に纏ってるもの、込められてる思いなどで分類されるとか。
例えば菩薩。菩薩は悟りを開く前の修行者の段階。仏教の教祖と言われるゴータマ・シッダールタが王様だった頃の姿なので、菩薩と言われる仏像は華美な装飾品を身に着けてることが多いそうです。
「如来」と名の付くものは、ゴータマ・シッダールタが完全に悟りを開いた姿。仏教における最高の悟りを開いた存在が如来だとか。
そのため、邪念など余計なものがないと言う意味で、シンプルに袈裟。布切れ一枚の姿で表現されるんだそうです。
仏像紹介の意気込み
「仏像と対峙した時に、如来か菩薩かの違いが分かるだけで深みが出るじゃないですか」
旅行や観光でお寺を訪れたリスナーが、景色やお寺の雰囲気を楽しむだけでなく、+アルファ楽しめる物として仏像の魅力を伝えていきたいと続けます。
仏像を紹介するにあたって、佐藤が行こうと思っているのは琵琶湖の北側。
「あの辺りは結構仏像が集まっているエリアなんです。あと奈良ももちろん多いですし、博物館でまとめて見られるのも狙い目です」
琵琶湖や奈良市街は名古屋からも日帰りで行けるエリアです。
「かつていろいろなところを回っておりますので、その情報や有名な仏像から紹介して行ければと思っております」
意気込みを語る佐藤アナでした。
(尾関)
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