財布にも地球にも、そして愛車にも優しい「エコドライブ」のすすめ

3大都市圏の中でも、自動車が生活の移動手段になっている人が多い愛知・岐阜・三重の中京圏。しかし、最近は高騰するガソリン代が気になっているという方も多いでしょう。運転する際、ちょっとの工夫で少しでも経済的で、なおかつ環境にも優しくなるのが「エコドライブ」。3月5日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、つボイノリオと小高直子アナウンサーが「エコドライブ」を紹介します。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く運転方法次第でエコにできる
3月になり、春休みを利用して自動車の運転免許を取得しようと考える人が増える時期。
つボイ「4月からの通勤や仕事で必要という人もいると思いますよ」
一方で燃料の高騰、さらに気候への悪影響という問題もあります。
国立研究開発法人国立環境研究所 地球システム領域地球環境研究センター温室効果ガスインベントリオフィス(以下、「GIO」)によると、家庭から排出される二酸化炭素(CO2)のおよそ26%が自動車からと、意外と大きな割合です。
地球温暖化にも大きく影響していると言われるCO2排出量ですが、運転の際にちょっとした工夫をすることで、結果的に車の燃費もよくなり、ガソリン代の節約にもつながります。
それが「エコドライブ」です。
発進と停止はゆっくり
家計にも環境にも優しい「エコドライブ」。具体的に何をしたらいいのでしょう?
まず試してみたいのは「ふんわりアクセル」。
発進から時速20キロに上げるまでに、約5秒程度かけてゆっくりと加速します。逆に停止する時も、やむを得ない場合を除いて、アクセルから足を離してゆっくりとブレーキを踏んで減速します。
つボイ「急発進や急ブレーキは事故につながりかねないため、命を守るという意味でも大切」
愛車を長持ちさせる効果も
そして、タイヤの空気圧を適正に保つこと。
タイヤの空気圧が低くなると、タイヤが地面に触れる面積が増えて抵抗が大きくなります。結果的に燃費が約2~4%も悪くなるそう。
小高「タイヤが潰れたような感じになって、本来とは違う部分にも圧力がかかるだけじゃなくて、タイヤへのダメージも大きいそうですよ。
ハンドルが取られやすくなる危険もあって、事故につながる恐れもあります」
つボイ「私はタイヤの空気圧、自転車で経験しましたよ。タイヤの空気が抜けた自転車って運転が重いでしょ?あれと一緒です。ガソリンスタンドなどでタイヤの空気圧を定期的に見てもらうといいですよ」
注意が必要なのは、逆にタイヤの空気圧を高くしすぎること。
クッション性がなくなり、縁石など外からの刺激に対してダメージが大きくなるので、あくまで「適正に保つこと」が大切です。
他にも、車を動かさない時はエンジンを切る、アイドリングストップ機能を使う、車に不必要な荷物を積まず軽くしておくなど、できることはたくさんあります。
燃費が良くなるのは、車を長持ちさせることにも繋がり、環境面でもプラスになります。
車の運転は、どうしても癖や性格が出がちですが、生活で欠かせないものだからこそ、できる限り安全で環境にも車やタイヤにも優しくありたいものだと締めくくるふたりでした。
(葉月智世)
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