AP通信によると、2月24日に南米コロンビア北部にあるカルタヘナの空港から、アムステルダム行きの航空機に乗ろうとした男が、コカインの密輸を図り逮捕されました。この男性は合計220グラムのコカインを小分けし、カツラの中に隠していたところ、空港のスキャナーで発覚したとのことです。3月6日放送のＣＢＣラジオ『戸井康成の木曜スクラッパー』では、戸井康成と小林美鈴がこのニュースをピックアップしました。

捜査官に髪を切られた

このニュースにはリスナーからもリアクションが寄せられました。

「コロンビアでカツラの中に隠してコカイン密輸。警察が男を逮捕。まさに『ハゲ隠してクスリ隠さず』状態ですね」（Aさん）

「麻薬　コカイン　カツラ」で検索すると、密輸しようとした男性の髪の毛を、捜査官がためらわずに切り落としていく衝撃的な動画が見つかります。

戸井「とても惨めな感じ。ジョキジョキ、カツラの部分を切られてますけど。地毛の部分がパット見わからんかったんかな？カツラの部分だけ上手に切ってる？」

小林「だと思いますけどね。これ、どうなんですかね」

戸井「お相撲さんの断髪式でもあんなショッキングな切り方見ないよ。すごい切り方」

情け容赦ない取り調べの様子に「まるで逆・武士の情け」と呆気にとられる戸井。

156万円相当のコカイン

カツラの中に隠し持っていた220グラムのコカインは、約156万円（1万ユーロ）相当にのぼるそうです。

実はコロンビアでのコカイン生産量は近年増加しており、2023年の生産量は前年比でなんと53%増。
麻薬の密輸が一向になくならないのは、こうした背景もあるようです。

戸井「サイン、コカイン、タンジェント。麻薬の三角関数なわけですね」

小林「なにそれ。全然、理解できないんだけど（笑）」

戸井「コカインを入れたかっただけ。ところどころ入れておくと、学があると思われる。薄っぺらな知識じゃないな、と」

小林「薄っぺらいな、ってめちゃくちゃ思われますよ（笑）」

近年増加しているコカイン生産量

コロンビアでは過去にも同様の事件があったようで、カツラに麻薬を隠し持っているのは一般的なのかもしれません。
それにしても、この男性が麻薬を隠し持っていたことを捜査官はどのようにして突き止めたのでしょうか？

戸井「見つかったきっかけが…スキャナとかでカツラの髪が見えたってことでしょ？」

小林「反応したんでしょうね、コカインが」

ということは、（麻薬を隠し持っていない）正真正銘のカツラの人もスキャナでバレるのだろうか？と無用な心配をする戸井。

日本では考えられないような今回の事件ですが、「俺は頭に何も隠してません」とオチをつける戸井でした。
(nachtm)