「サクラクレパス36色はズルい!」文房具格差に小学生のジェラシー炸裂
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2月25日放送のCBCラジオ『北野誠のズバリ』。この日のテーマは「嫉妬しました!されました!」。リスナーから寄せられたこども時代の素直な嫉妬エピソードをきっかけに、北野誠が小学生の中にある「格差」を熱弁。サクラクレパスの36色を持つ「お大臣」への羨望から、佐藤実絵子のたまごっち戦争まで、懐かしい嫉妬体験が次々と飛び出しました。
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「小学生の頃、欲しくてたまらなかったものがありました。それは学研の『科学と学習』の付録です。家が貧しかったので、親から買ってもらえませんでした。そのため、付録の顕微鏡や天体望遠鏡、カメラなどを持っていた友達には、羨ましいというよりめちゃくちゃ嫉妬していたのを思い出します」(Aさん)
北野と松原タニシの記憶では、『学習』より『科学』の付録の方が面白かったとのこと。アリに巣を作らせるキットや、虫眼鏡太陽光セット、シーモンキーの飼育セットなどがあったそうです。
しかし、小学生の北野が最も「貧富の差が激しい」と思っていたのは、「サクラクレパス」と「絵の具」だといいます。
サクラクレパスにみる格差
「えー?」と驚く松原に、「お前、サクラクレパス36色いうのがあんねんど!」と北野は熱く語ります。
松原と佐藤は「いや、36色もいらないでしょ(笑)」「ちょっとわからんなー」と、北野の主張を理解できない様子です。
北野が小学生の頃、サクラクレパスは12色と18色、そしてランドセルサイズの36色があったといいます。
北野「見たことがないような色があんねん。どんなもんでもサクラクレパス36色で表現ができんねん。ずるいやろ!」
当時の嫉妬心をそのままに語る北野。
36色持ちは「お大臣」
絵の具についても「24色とか、長ーいそろばんみたいなやつ」と、当時の記憶を鮮明に振り返る北野。
「いや、絵の具は混ぜて作るんちゃうんすか?色を」と夢のない質問をする松原を、北野は熱く諭します。
北野「お前な。紺と白を混ぜたりとかしながら、色をちょっと薄めてみたりとか。24色のやつなんか、薄い紺とか濃い紺とかあんねん。ぐんじょうとかあんねん。混ぜなくても持ってるっていうのは、そらぁもう」
松原「チート状態」
まさに圧倒的なアドバンテージです。
北野「小学校2年ぐらいのサクラクレパスの36色持ってるやつ、"お大臣"やと思ってたもん。『いじめたる』と思って」
松原「いやあかん(笑)」
北野「ジェラシー。『その、うすむらさき色貸して』とか」
北野いわく、人間が最初に覚えるのは、友達が持つ「文房具」への嫉妬。確かにそうかもしれません。
たまごっちブームの苦い記憶
一方、30代の佐藤にとって、小学生時代にブームになった「たまごっち」が、まさに嫉妬の対象だったそうです。
佐藤「お金持ちの子はなぜか裏ルートから手に入れるんですよ。一般ピーポーは、たまごっちを手に入れられない!どこにも売ってない!」
それなのにお金持ちの子は「俺、3個持ってるから。3個あると大変だよ。ピーピーピーピー言うからさ」と、嫉妬をあおるような発言を繰り返していたそうです。
このエピソードに北野は思わず「嫌なやつ。今思い返したら、いじめたったらよかった(笑)。あかんあかんジェラシーがこぼれてる」と本音を漏らします。
雑誌の付録、サクラクレパス、たまごっち。こどもの頃の嫉妬心は、歳を重ねた今でも鮮明に覚えているもののようです。
(minto)
番組紹介
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