歓声が芸人を狂わせる?「如月マロン」のライブで生まれた予測不能なドラマ
『真誠presents 大久保佳代子・森本晋太郎のどうぞご自由に』(CBCラジオ)は、愛知県田原市出身の大久保佳代子さんと、事務所の後輩であるトンツカタン森本晋太郎さんが届ける30分番組です。12月21日の放送では、森本さんがMCを務めたジェラードン・かみちぃさん扮する如月(きさらぎ)マロンが主催するフェス「Veeeeeda!(ベーーーーーダ!)」で起きた衝撃的な出来事を振り返りました。
関連リンク
この記事をradiko(ラジコ)で聴く如月マロンが巻き起こす熱狂の渦!
如月マロンは「ジェラードン」の代表的なコント「握手会」から生まれたキャラクター。
永遠の15歳、でも本当は35歳。夜勤アルバイトをしながら地下アイドルをしているという設定の架空のアイドルです。
コントのキャラクターが主役のイベントとはいえ、基本的にはお笑いライブ。しかし、オープニングからすでに会場はオールスタンディングの大盛り上がり!
観客は如月マロンのうちわやペンライト、タオルを掲げて「キャー!」と歓声を上げ、森本さんが登場するだけでも「うわー!」と熱狂的だったそうです。
そんな熱気の中、如月マロンを呼び込むと、本物のアイドルイベントさながらの絶叫が巻き起こり、会場はさらにヒートアップ。
あまりの熱狂ぶりに、マロンちゃん自身もやや引き気味だったとか。
ごろうさん「ちょっと待ったー!」
前列にはカメラマンとしてかが屋の加賀さんがスタンバイ。オープニングで紹介されると、会場からは「キャー!ウワー!」と大歓声が巻き起こりました。
歓声を大量に浴びた加賀さんは、まさかの行動に出ます。突然ステージに上がり、自らカメラを天高く掲げて「俺にー!任せろー!!!!!」と叫んだのだとか。
普段はそんなキャラではないのに、歓声というのは人をおかしくさせるもののようです。
ライブの最後、マロンちゃんが握手会のコントで歌う「いちごのショートケーキ」を歌おうとしたその時、突然「ちょっと待ったー!」という声が響きました。
2階席から現れたのは、「今日は来られない」はずだった如月マロンの唯一のファン、相方のアタック西本さん扮する「ごろうさん」。
その登場に会場はこの日一番の盛り上がりを見せたそうです。
血のりと「無傷です!」のギャップ
「手術で来られない」はずのごろうさんが、「手術中に抜け出してきた」という設定で、包帯を巻き、血のりを塗りたくって登場しました。
ごろうさんがステージに上がると、会場は大盛り上がり。普段浴びることのない歓声を浴びたごろうさんは、「何かしなきゃ!」と思った末に、「角刈りについた汗を前列のお客さんに飛ばす」という大胆な行動に出ました。
悲鳴と歓声が入り混じり、会場はさらに熱気に包まれます。
しかし、汗を飛ばすことに夢中になりすぎたごろうさんは、1m以上の高さがあるステージから転落!下手をすると大怪我になりかねない落ち方だったそうです。
それまでの絶叫が一瞬で静まり返る中、奇跡的にごろうさんは無事に着地。安堵の空気が広がる一方で、引き気味のお客さんの様子を察したごろうさんは、すぐにステージに戻り、「無傷です!無傷です!」とアピールしました。
しかし、血のりがべっとりついた姿に、観客は「それ、本当に無傷?」と戸惑う結果に…。
平成と令和のコントアイドル共演
観客の不安な気持ちを払拭するように、マロンちゃんが「じゃあ、『イチゴのショートケーキ』を歌おう!」と提案。なんとか会場を盛り上げ、無事にライブを締めくくりました。
しかし、浴び慣れない歓声を一度に浴びすぎた芸人が、その熱気に耐えきれず、おかしな行動に出てしまう場面もあったライブでした。
ライブ中は、ガレッジセールのゴリさん扮するゴリエも登場。平成と令和のコントアイドルキャラクターが共演し、ドンピシャ世代の森本さんにとっても感激の瞬間となったようです。
ちなみに、ごろうさんは「猫みたいにタンって着地できたから大丈夫だった」と話していたとか。
歓声に慣れていない芸人が歓声を浴びると、戸惑いを隠せなくなる。そんなことがよくわかるエピソードでした。
(minto)