ご飯を詰めた弁当を持っていくだけ!「のせ弁」に保護者歓喜
増加している共働き世帯にとって負担のひとつとなる、こどもの弁当。校内食堂があれば作る手間がなくなりますが、一般的に公立高には学食などはなく、多くはパンなどの軽食を扱う売店のみです。そんな中、福岡県のある県立高校では、保護者に喜ばれる昼食を提供しているそうです。12月4日の『CBCラジオ #プラス!』では、公立高校で行なわれている校内食堂ついて紹介しました。
関連リンク
この記事をradiko(ラジコ)で聴く家からご飯を持っていくだけ
福岡県にある、県立小郡高校。
ここの学食の名物が、生徒や保護者から絶賛されている「のせ弁」というものです。
これは家から白いご飯のみを弁当箱に詰めて学校へ持参し、おかずは学食側が乗せるシステム。
午前中の授業の間の休み時間、生徒たちは家庭から持参したご飯だけが入った弁当を手に食堂へ。
そしてメニュー表を見ながら注文を紙に書き、弁当箱の蓋に貼って食堂スタッフに料金と一緒に渡します。
すると、4時間目が終わる昼休みまでにスタッフが弁当箱に注文品を盛り付け、蓋をしてカウンターに戻し、学生は昼休みにのせ弁を食べることができるそう。
メニューも豊富で、チキン南蛮、ピリ辛唐揚げ、焼肉、豚丼、チキンカツ、カレーなどを取り揃えており、一律380円という学食価格も嬉しいポイントです。
保護者も学生も嬉しい
「のせ弁」が好評な理由が、安くて美味しいということはもちろん、他にも様々。
家庭で弁当箱にご飯を詰めるだけなので、学生が自分で準備でき、保護者の負担を減らすことができます。
また、準備をする生徒も、ご飯を自分の好みの量に調整できるのも嬉しいポイントです。
毎年、中学校での説明会やオープンスクールでこの「のせ弁」を紹介すると、保護者からは大歓迎。
パンフレットにも載るほど学校の売りになっているそうです。
保護者にも学生にも喜ばれる昼食システム。
今後、全国で広がっていくかもしれません。
(ランチョンマット先輩)