別れたくないけど…どうするモラハラ彼氏! 大久保佳代子が導いた答えは?
『真誠presents 大久保佳代子・森本晋太郎のどうぞご自由に』(CBCラジオ)は、愛知県田原市出身の大久保佳代子と、事務所の後輩であるトンツカタン森本晋太郎が届ける「迷える人たちの道標となる解決型ラジオバラエティ」。11月2日の放送では、パートナーのモラハラに悩むリスナーAさんからの相談を取り上げました。6歳年上の彼氏がくせ者で、スイッチが入るとキレまくるというのです。ふたりはどんな解決法をひねり出したのでしょうか?
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く「ほじってなんかないわ!」
Aさんは53歳、パートナーは59歳。パートナーは普段は優しいものの、Aさんの一言でいきなりスイッチが入り、怒鳴りまくったり物に当たったりと、とても怖いそうです。
「例えばパートナーはよく鼻くそをほじっては、丸めてポイします。付き合い始めの頃に『いい年して鼻くそをほじるなんて汚いよ』と言ったら、『ほじってなんかないわ! 鼻の中にできものができたから気になって触っただけだわ! なんでそんなこと言われないかんのだ!』 と」(Aさん)
挙句の果てに「車から降りろ!」と、全然知らない真っ暗な道で降ろされそうになったAさん。
泣きながら「私の勘違いでした。ごめんなさい」と何度も謝り、1週間後にようやく許してもらったそうです。
本当に優しい人なので別れない
「こんな感じで、いつもパートナーの顔色をうかがってばかり。『貴様ごときが意見するな!』とか『今すぐ目の前から消えてくれ!』とか暴言の山。でも、私が気をつけていれば私のことを大切にしてくれているし、本当に優しい人なので別れは考えていません」(Aさん)
「嫌だな」「いやいやいや」「どこがだよ」「おかしいだろ」と、森本がAさんのお悩みを読み進める間も、大久保のツッコミが止まりません。
「どんどん歳を重ねてきて、しんどいなって思うこと多々。どうやったらパートナーの短気は直りますか」(Aさん)
これは完全なモラハラの典型、まさにお手本のような人です。
大久保「短気で済むレベルじゃないと思うんですよ。直らないでしょうね。ただ甘えてるよねだからね、彼女に」
「何を言っても後で謝ってくる」と思っているからこそ、彼の性格を直すのは難しいだろうというのです。
モラハラ男の抱擁は最高?
そんな中、大久保が出した結論は?
大久保「もう、1回別れましょう。どうですか?」
非常に簡潔ですが、問題はAさんが「普段は優しい」彼との別れは考えていないという点です。
大久保「モラハラもDVもそうだけどさ、優しいんだよね」
森本「暴言吐いたり暴力振るった後、『愛してるよ』って言って抱きしめるみたいなのが」
大久保「メリハリがあるから。1回ドンと落とされてからのハグ、抱擁。最高ですよね」
あらあら大久保のジャッジが一転! モラハラ男を肯定してしまいました。
実は大久保も、こういうタイプの男性と週末を半同棲的に過ごしていた時期があったそうです。
ほうとうの殺傷能力を伝えたい
料理が得意なその彼から「今日はほうとうを土鍋で作るから楽しみにしてて」と言われていたのに、友達と飲みに行ってしまった大久保。
朝方に帰った大久保を待っていたのは、鍋いっぱいのほうとうとブチギレている彼でした。
「いいじゃん別に」と謝らなかった大久保さんに、なんと彼はほうとうを土鍋ごと投げてきたというのです。
大久保「避けたよ、避けました」
カボチャのとろみで、冷えたほうとうはカチカチのひとかたまりになっていたそうです。
大久保「土鍋ももちろんだけど、ほうとうの冷えて固まったかたまりも、もし当たったら、まあまあ衝撃あるっていう話。ほうとうは冷えて固まると、まずまずの殺傷能力があるっていうことを伝えたいっていう話です」
そんな彼も少したつと忘れて、「まあいいや、また作るね」と何事もなかったように戻っていたといいます。
相手への依存心の現れ
大久保「ただ、こういう男の人って絶対直らないと思うんだよな。59で鼻くそをほじる、指摘されて嘘をつく、道におろす、1週間口きかない。それを上回る優しさってどんな優しさなんだろうと思うよね」
この非道な仕打ちを上回る優しさとは一体?
大久保「1個切り札で、『こういうことが続くようなら精神的に参っちゃうので、今度そういうことをしたら別れるっていう選択肢としてあるよ』って、ちらつかせていいよね」
森本「依存みたいになっちゃってるんですかね、お互いが」
大久保「私も53だからさ。やっぱり『この人がいなくなったらこの先、この人みたいな人が現れるのかな』とかっていう不安もあるだろうから。しがみついてるじゃないけど、ちょっと依存してるところはあるかもしんないよね」
森本「Aさんの優しさにつけこまれてる感じは若干見受けられますよね」
目には目を、鼻くそには鼻くそを
ここで大久保的解決法です。
大久保「もっと大きい鼻くそを作ってぶつけてみる? 鼻くそ対決。で、『キャキャキャキャキャッ!』て」
森本「なりますかね? 見てらんないですけどね」
大久保「たまんないか、鼻くそが。そこまで」
なりませんし、たまりません。
森本「50代カップルの鼻くそのぶつけ合いは見てらんないなと思いますけども」
目には目を、歯には歯を、鼻くそには鼻くそを?
やってみせ、言って聞かせて…
大久保「そんなんがやれるんだったらいいけどね。今この上下関係じゃないけど、主従関係があるからね」
森本「1回その反応を見てみたいですけどね。こっち側が鼻くそを丸めてポイした時に」
大久保「どういうブチギレ方をするかね。『あなたはそういうことやってんだよ』っていうのをね、わかってくれたらいいけどね。ちょっと我々にはそのぐらいの解決しかできなくて申し訳ないです。手に負えませんでした」
森本「すみません」
別れをちらつかせる、鼻くそ対決をする。Aさんはどちらの解決法をとるのか、それともとらないのか。
Aさんからの後日談を待ちましょう。
(minto)