やわらかくなり過ぎた柿もこれなら安心!アレンジレシピを紹介!
毎週月曜日の『CBCラジオ #プラス!』では、旬の食材を紹介しています。この時期出荷が増えてくるみかんやりんごは、夏の猛暑の影響で出荷が遅れていることもあり、例年に比べると全体的に少ない入荷状況となっています。そんな中で10月28日の放送では、名古屋市中央卸売市場セントライ青果の新貝さんが「柿」をピックアップしました。最後には柿を食べない?アレンジレシピも紹介です。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く岐阜のブランド柿「天下布武」
よく「桃栗3年柿8年」と言いますが、実際の柿は苗木から収穫するまで大体6年から7年くらいほどかかります。
柿は品種にもよりますが、主に和歌山、奈良、岐阜、福岡、愛知でよく採れます。
岐阜県においては富有柿の発祥の地として有名ですが、その中で岐阜県の「天下布武」は平成28年9月に命名された比較的新しいブランド柿です。
「天下布武」の品種は「ねおスイート」と呼ばれています。
高頭度が特徴の「新秋」と、サクサクとした食感が特徴の「太柿」を交配してできた柿の品種です。
この中で糖度20度以上のものが天下布武になります。
非常に甘いという「天下布武」、食べてみたい人も多いのではないでしょうか?
天下布武の3つのランク
「天下布武」はさらに「天下人」「大将」「武士」(もののふ)の3つの等級に格付けされます。
天下人は糖度25度以上で3L(300g)サイズ以上、さらに外観の優れた果実を2玉詰めた商品となります。
大将は糖度20度以上で3L(300g)サイズ以上、外観の優れた果実を3玉詰めた商品。
武士は糖度20度以上、黒く猛々しい上毛をまとった果実をサイズ別に詰めた商品です。
これらは販売期間の10月下旬から11月中旬と短く、貴重な柿と言われています。
ちなみに、柿を選ぶ際は特にヘタが果実に張り付くように隙間がないものや、ヘタの色がなるべく緑が残っているものがおすすめです。
おすすめ柿アレンジレシピ
新貝さんおすすめの美味しい柿料理は、お肉にも魚にも合う「柿のマスタードソース」です。
これは完熟して柔らかくなってしまった柿で作るのが良いんだとか。
レシピ
①柿は皮と種を除いてミキサーなどでペースト状にします。
②ボールに粒マスタード大さじ1、塩少々、 コショウ少々、醤油大さじ2分の1とペースト状にした柿を加えてよく混ぜ合わせたら完成。
ペースト状の柿は少しずつ加えてお好みの味に調整してください。
皮をパリッと焼き上げたチキンステーキやローストポーク、魚料理だと鯛のソテーなど白身魚との相性も抜群です。
ちなみに、固めの柿をみじん切りにして、電子レンジで軽く加熱をしてからこのソースを作っても、食感が残る「食べるソース」になります。
先ほどのソースの材料に生姜や少し白ワインを加えてアルコールを飛ばすと、ローストビーフにも合うソースになるんだとか。
つい「柿を食べるの忘れちゃった!」といった時にも活用できるソースで、食卓を秋色に染めてみてはいかがでしょうか。
(ランチョンマット先輩)