加藤愛が行く!三重・津市の愛されフード『高虎ドッグ』を調査! ソーセージに肉がグルグル! 着想は“牛丼”のアイデアホットドッグ

その町以外ではあまり知られていないけど…地元の人はみんな知っている! その町で生まれ、根づく愛されフードを加藤愛が全力で調査します。今回は、『三重・津市』の『高虎(たかとら)ドッグ』です。
「お肉も巻いてあるから、さらに食べ応え」と大満足な愛ちゃん

聞き込みによると、『高虎ドッグ』は店名も『高虎DOG』で、和風ソースで楽しむ巨大ホットドッグだとか。なぜかソーセージに肉が巻かれているという情報も。

おじゃました『高虎DOG』は、和を基調としたシックな佇まいの店。ホットドッグというとソーセージが定番ですが、この店では肉を使ったガッツリ系もあれば、サラダチキンやエビなどにタップリな野菜のサッパリ系、生クリームやチョコなどのスイーツ系もあり、週替わりで常時70種類が並ぶという朝から行列ができる人気店です。中でもリピーター続出という、店名を冠した大人気の『高虎ドッグ』は、グルグルと肉が巻かれたソーセージに七味がパラリ。手のひらに収まりきらない超ビッグなホットドッグです。

ボリュームに圧倒されながら愛ちゃんがいただくと、「すごい!新感覚! 柚子みたいな柑橘系の香りと七味が一気にきます。でも、全然辛くないです。ソーセージはジューシーでお肉も巻いてあるから、さらに食べ応えが増しますね」と大満足な様子です。
パンも改良して“つゆだく”のベストマッチな仕上がりに

『高虎ドッグ』に使っているのは、通常の倍の長さのフランクフルト。これに薄切りの牛肉をグルグルと巻きつけて、しょうゆ味の自家製ダレで30分ほど煮込みます。実は“牛丼”から着想したこの商品。味つけのしょうゆダレはかつお節と昆布の和だしがベースです。また、牛丼には紅ショウガと玉ねぎが欠かせないため、大量の刻みショウガと大きく切った玉ねぎを投入。肉を巻いたフランクフルトは一度冷凍し、凍ったまま煮ることで味を中までしみ込ませています。

そして、牛丼といえば“つゆだく”のため、追いダレも忘れません。このサラサラのタレを受け止めるため、フランスパンを応用した専用のバゲットも考案しました。野菜と一緒にバゲットに挟んで、最後に柚子パウダーと七味を振りかけたら完成。フランクフルトのスモーキーな味わいが醤油ダレとベストマッチ! 鼻に抜ける爽やかな柚子の香りが七味の辛味を包み込み、後味がサッパリなので、大きくてもペロリと食べられます。
高虎公の名に傷はつけられない!と2年前に満を持して誕生

津市の礎を築いた名将“藤堂高虎”にあやかり、店名を『高虎DOG』として18年前に創業した店主。しかし、ビッグネームに傷はつけられないと、この名が付く商品の開発には躊躇していました。そんな中「高虎ドッグ作ってよ」といった地元の人たちからのリクエストが続いたため、コロナ禍の休業を利用して開発に着手。相棒の取締役がひらめいた牛丼のアイデアを元に二人三脚で開発を進め、2023年についに『高虎ドッグ』が誕生したのです。お客さんの反応を尋ねると、「めちゃくちゃよくて、ビックリしました。100個くらいご予約をいただくこともざらで、看板商品に育ったなと思う」と、予想以上の大ヒットを実感。これを弾みにさらなる新商品の開発に余念がない店主でした。
(CBCテレビ「チャント!」3月28日(金)放送より)
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