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実はマニアも多数!めくるめく「素数」の世界

実はマニアも多数!めくるめく「素数」の世界

6年ぶりに、新たに最大の素数が見つかったというニュースをご存じでしょうか?10月23日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、つボイノリオと小高直子アナウンサーが、知られざる素数の世界について深堀りしています。素数は一見私たちには無関係のように思えますが、実はとても身近な存在だったのです。

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歴史的大発見!

素数とは、1とその数自身の他に割り切れる数字がない整数のこと。2、3、5、7、11などが素数です。

今回発見された史上最大の素数は「2^136,279,841-1」です。
一般人には意味不明の数字の羅列にしか見えません。

詳しく説明すると、2を1億3627万9841回掛け合わせた後に1を引いた数ということです。

この値は4,100万桁を超え、これは今まで最大とされていた素数から1,600万桁以上も大きな数であり、数学界における大きなブレイクスルーであるとされているようです。

解明されていない規則性

「史上最大の素数が見つかった!」と聞いても、それがなぜそんなにもニュースになるのか、具体的にどういう意味があるのか、あまりピンと来ないかもしれません。

素数は「1とその数でしか割れない整数」と一見シンプルですが、実は規則性が解明されていないため、その求め方は非常に複雑なのだそうです。
ゆえにこれまで多くの数学者たちが苦労しながら、長い時間をかけて地道に素数の探求を続けてきたといいます。

強力なスーパーコンピュータの登場によりその解明も進みつつあるようですが、それでも数千万桁を超える巨大な素数の発見に至るにはなんと数年を要したとのこと。

ですが、今回発見された素数は最新技術を駆使することで短期間で見つかったとのこと。
数学界では飛躍的な進歩として今後のさらなる素数探索に期待されているようです。

そして素数の発見は、単なる学問の探求にとどまるわけではありません。
素数の特性は暗号技術やセキュリティ分野において重要な要素として応用できるため、今回の発見によってまたひとつ技術革新に近付いたということです。

素数話で盛り上がる?

実は我々の生活に非常に重要なものであった素数ですが、小高から興味深い話が。

小高「数学者とか数字が好きな人たちって、実は素数話で結構盛り上がるらしくて」

飲み会で『これは素数か、素数じゃないか』という遊びに興じるのだとか。

つボイ「遊べないんですけど…」

素数ではないけど素数っぽい数を挙げてクイズをしたり、「素数あるある」トークが繰り広げられたりするようです。
数学が苦手な人にとってはちんぷんかんぷんですが、好きな人たちにとっては盛り上がる楽しい話題なのだとか。

つボイ「リスナーにも素数トークで盛り上がってる人がいました」

そういってつボイが紹介したのはAさんからの投稿。

「素数と言えば東京の方はブルドッグ、名古屋はコーミでどっちがおいしいか盛り上がりますよね」(Aさん)

小高「それはソースや(笑)」

つボイ「あ、そーすか?」

つボイにとってはソーストークの方が盛り上がるようです。

弘法にも筆の誤り

数学好きは素数クイズで遊ぶそうですが、大きな数字になってくると素数かどうかの判別は専門家でも難しいのだとか。

小高「では、57は素数でしょうか?素数じゃないでしょうか?」

素数クイズが始まりました。
5も7も素数なので、57も一見それっぽく思えます。

小高「57は3や19で割り切れるので素数ではないんですが、実は間違えちゃった数学者がいたんです」

ドイツのとある有名な数学者が、公式の場で「57は素数」と宣言してしまったことがあるそうです。
この出来事以降57という数字は、その数学者の名前にちなんで
「グロタンディーク素数」と呼ばれるようになったのだとか。

つボイ「素数じゃないのにそう宣言しちゃったもんだから、素数になっちゃったんだ!」

素数と聞くとなんだか難しそうに思えますが、プロも間違えるということはやっぱり難しいものなのかもしれません。
でも実は身近なものに応用されていたということで、少し親近感がわいたような気がします。
(吉村)
 

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