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『SHOGUN 将軍』エミー賞の快挙!

『SHOGUN 将軍』エミー賞の快挙!

俳優の真田広之さんが主演、プロデューサーを務めた配信ドラマ『SHOGUN 将軍』が、第76回エミー賞を受賞しました。エミー賞はアメリカで「テレビ界のアカデミー賞」と言われ、『SHOGUN 将軍』は作品賞や主演男優賞など史上最多のタイトルを受賞しました。9月17日放送『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、パーソナリティのつボイノリオと小高直子アナウンサーが、受賞を讃える投稿を紹介しました。

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きちんとした日本の時代劇を作りたい

『SHOGUN 将軍』はプロデューサーの真田さんや日本の専門家の方々が現地の制作チームとともに衣装や小道具、所作など細部にわたってチェックしたことによるクオリティの高さと、俳優陣のリアリティあふれる演技が世界的なヒットにつながりました。

一方で日本では現在、あまり時代劇は制作されていない状況です。

「以前、雑誌で出演者の対談を読んで、真田広之さんが正しい時代劇の継承に尽力していることを知り、受賞でもそのことに触れていました。

日本では時代劇はBSでしか放送しなくなってしまいましたし、このような形で時代劇が脚光を浴びるって、素晴らしいことだと思います」(Aさん)

かつては『水戸黄門』(TBS系)や『大岡越前』(同系)など、地上波でも制作されていましたが、現在は特番でもほとんど制作されていません。

一方で『SHOGUN 将軍』の制作費は、1本10億円ともいわれています。

この現状に対して小高は、「海外のネット配信ドラマは最初から世界に向けた配信を前提としているが、ひるがえって大元の日本はそれができなかったことが浮き彫りになってしまった」と指摘しました。

80年に放送されたドラマ

『SHOGUN 将軍』といえば、かつてアメリカのテレビ局NBCで放送され、のちに1980年(昭和55年)に劇場版として映画公開された作品『将軍 SHOGUN』もありました。

「『SHOGUN 将軍』といえば、三船敏郎・島田陽子版が懐かしいです。
当時農業研修でアメリカにいた私は、ホストファミリーと日曜夜を楽しみにしていたのですが、『これがアメリカ人の考えるサムライ日本人か』と、現代日本人の私には『???』でした。

しかし、番組宣伝で連日NBCのクジャクのマークとともに『Starring Yoko Shimada』と連呼していたのは、日本の経済進出の勢いとともに、何となく誇らしく思えておりました。
その後、島田陽子さんは日本を代表する国際派女優として有名になりました」(Bさん)

配役にもこだわりが

また、岐阜県東農地方の方からはこんな投稿が。

「同じ中学校の同級生の弟が明智(明智光秀がモデルといわれている)役で出演しています」(Cさん)

ユタカ・タケウチさんという俳優が演じられていますが、つボイは「この配役もこだわっている」と指摘。

つボイ「明智光秀というのは東濃の出身で、清和源氏土岐氏の流れを汲んでいるのが明智光秀です。
そこの出身のタケウチさんが明智という役を継ぐというのは、すごいことです」

今回のヒットにより、アメリカだけではなく、あらためて国内でも日本の時代劇が見直されるかもしれません。
(岡本)
 

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