CBC web | 中部日本放送株式会社 / CBCテレビ / CBCラジオ

MENU

窓をおしゃれに!光熱費対策にぴったりな新商品「ウィンドウアートパネル」

窓をおしゃれに!光熱費対策にぴったりな新商品「ウィンドウアートパネル」

3月5日放送のCBCラジオ『北野誠のズバリ』、「松岡亜矢子の地元に聞いちゃうぞ」のコーナーでは、窓に貼る新しい感覚の断熱パネル「ウィンドウアートパネル」を紹介しました。窓に貼ることで断熱効果を高めながら、デザインも楽しめる商品です。開発したのは、愛知県瀬戸市の株式会社近藤商店。代表の近藤哲司さん、開発担当の磯貝さん、小川さんに話を伺いました。

関連リンク

この記事をradiko(ラジコ)で聴く

光熱費上昇時代の新たな提案

光熱費の高騰が続く中、断熱・断冷対策のDIYが注目を集めています。

この「ウィンドウアートパネル」を作っているのは、愛知県瀬戸市の株式会社近藤商店。自動車部品を繰り返し運搬するための専用箱(通い箱)や、プラスチック段ボールを設計・販売している会社です。

プラスチック段ボールという特性を活かして、高い断熱性や断冷性、そしてデザインパターンが楽しめるということで、壁紙のように断熱をしながら窓を飾る楽しみを提案しています。

「賃貸住宅では好きな壁紙に変えられないじゃないですか。だけど窓をパネルで飾れば、結構彩りが変わるし、見栄えも変わって面白い」と松岡。「ひょっとするとちょっとトレンドになるかもしれない」と期待を寄せました。

PPの特性を活かした新商品

株式会社近藤商店は従業員約30名の会社で、主力製品はポリプロピレン(PP)素材を使用したプラスチック段ボール。

紙の段ボールと同じような見た目を持ちながらも耐久性に優れ、繰り返し使用できるこのリターナブル製品は、物流業界ではなくてはならない存在だそうです。

このプラスチック段ボールは表面にインクジェットプリンターで簡単に印刷ができます。社名を入れるなどの加工も容易にできる点が、使い勝手の良さとして評価されています。

その技術を活かし、白ベースのプラスチック段ボールに風景や幾何学模様、アートデザインを印刷したものが「ウィンドウアートパネル」です。

窓に貼り付けると、まるでステンドグラスのように自然光を取り込みながら絵も浮き出るような感覚になるそうです。

段ボールと同様の波状構造を持ち、内部に空気層があるため、外気を遮断する効果が期待できます。設置は板をそのまま貼るだけなので、技術も手間もいらないというメリットがあるそうです。

新商品開発の舞台裏

この「ウィンドウアートパネル」は、どのようなアイデアから生まれたのでしょうか。

近藤社長「中小企業診断士の先生からアドバイスがあり、自動車関係の業績が悪かったこともあって、日常的に使える自社開発の新商品を作りたいと考えました。『サスティーンナゴヤ』さんのご支援を受けて、デザイナーさんを結び付けていただいて、『ウィンドウアートパネル』が企画提案されて、製品化に至りました」

これまで同社は主にB to B(ビジネス対ビジネス)の取引が中心で、一般消費者向けの自社ブランド製品はなかったとのこと。そこで直接消費者に届けるブランドを持ちたいという思いから、新商品開発に取り組んだそうです。

さらに近藤社長には「いつも裏方で頑張っている従業員をもう少し日の当たるところに。皆さんに注目してもらいたい」という思いもあったそうです。

美しく実用的な断熱パネル

プロジェクトの立ち上げから約半年後の先月18日、今から約1ヶ月前に販売が始まったばかりです。

スタジオで松岡は、60cm×60cmの大きな商品を披露しました。「プラスチックに印刷されているとは思えないぐらい綺麗」と松岡。

サイズは小さいものから大きいものまであり、例えば30cm×30cm、厚さ約3mmのものが2枚セットで5,344円から販売されています。

裏面には両面テープがついており、何度も貼り直しが可能。この時期、窓の結露が気になりますが、一度剥がして窓を拭いた後、再び貼り直せるのも便利なポイントです。

北野は自身の経験を交え、「断熱フィルムをちょっと貼るだけでも効果が全然違うからね」とコメント。その上で、「これからはこういう商品が売れると思いますよ。電気代もどんどん上がっているし」と期待を寄せます。

松岡も「月々の光熱費を考えたら、すぐに元が取れるかもしれない」と同意しました。

開発者たちの挑戦と成果

製品開発に携わった若手社員、磯貝さんと小川さんも多くの苦労があったそうです。

お話によると、いつもと違う加工方法が必要で、端の部分が印刷されなかったり、印刷したところが欠けたりして苦労したとのこと。しかし外部の人から意見をもらうことで、これまで思いつかなかった加工方法を学び、新しい発見があったそうです。この技術は今後他の商品開発にも活かせると考えているとのことです。

「外部に相談して新しい知識を得て、次の製品に活かされる。イノベーションという言葉を体現されたんだろうな」と松岡。

現在はオンライン販売でのみ購入できます。興味がある方は「近藤商店 瀬戸」で検索してみてください。
(minto)
 

この記事の画像を見る

オススメ関連コンテンツ

PAGE TOP