アレンジ自在な調味料! 東海3県の人気「ご当地調味料」を紹介!
千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希投手が4月10日に28年ぶりの完全試合を達成!その際、彼の好物だという地元・岩手県のご当地調味料「酢の素」(水野醤油店)が話題になり、品薄になりました。そこで、5月11日の「ご当地の日」にちなみ、東海3県の「ご当地調味料」を調査!他の地域では知られていない、地元の食卓では常識の逸品の数々を紹介します! CBCテレビ「チャント!」5月11日放送から
日本初の「白だし」は碧南市の発祥!
まずは愛知県のご当地調味料。碧南市に本社工場を持つ「七福醸造」の「白だし」です。今では有名な調味料になった「白だし」は、七福醸造が日本で初めて作りました。
名古屋で街の人に聞くと、同じ県内でも「見たことないです」という人が多めでした。しかし碧南市に行ってみると「歴史的にも有名です!」「関西から引っ越して知った。おいしくて驚いた」と誰もが知っています。
同社の工場長は「白しょうゆを使っていた地元の板前さんから、出汁を引いてから冷ます作業が、大量に作るのでとても時間がかかると相談されたのが、開発のきっかけです。白しょうゆに出汁を入れた調味料を作ってほしいと言われました」誕生の経緯を話します。
北海道産の昆布、大分産のどんこ椎茸、鹿児島枕崎産のかつお節。「白だしと名乗るからには最高級の素材を使いたい!」と、約50年前、当時一級品といわれる食材を集めました。開発に試行錯誤すること約4年!日本で初めての白だしが碧南市で誕生しました!
工場長おすすめの食べ方は「肉野菜炒め」。白だしの中に、出汁のうま味と醤油のうま味がしっかりと入っているので、肉や野菜の素材の味が引き立ちます。おいしい炒め物になり、料理の時短にもなるとのこと。
どんな料理にも合う四日市市の無色透明な「この味」!
続いて、三重県のご当地調味料。四日市市に本社がある「この味本舗」が販売する無色透明の調味料「この味」です。
地元の人に聞くと「いろいろなものに使える調味料」「妻が好きで、よく買う。いろいろな料理に使っている」と馴染みの味です。どんな料理にも合う万能調味料として愛されています!
同社代表の秋田真幸さんによると「カツオ、昆布と椎茸のうま味成分に食塩を混合した調味料。和食・洋食・中華のジャンル問わず、どんな料理でも使えます」とのこと。
代表おすすめの食べ方は「うま塩キャベツ」。ごま油と一緒にキャベツをあえるだけの手軽にできる料理ですが、「この味」を加えると昆布やカツオの凝縮されたうま味がのるので、ものすごく味が引き立ちます。
SNSでも話題!八百津町の醤油「調味の素」!
最後は、岐阜県の調味料。八百津町の「味噌平醸造」が販売する醤油「調味の素」です。
「八百津町にこんなおいしい調味料があるなんて!」「地元にしか売ってないので、帰省した時には必ず買います!」と、SNSでも話題。県外の人からも絶賛されている調味料です!
同社社長によると「日本人が一番好む香りを生み出すために、一般的な醤油にカツオの出汁を追加している」とのこと。
社長おすすめの食べ方は、シンプルに「冷ややっこ、卵かけご飯」。卵かけご飯にかけて食べてみると、香りが良くて、口当たりが柔らかくなりました。ご飯の甘みを引き出しています!
ご紹介した東海3県の調味料は、全てネットでも販売しています。食卓を充実させるため、チェックしてみては。
『チャント!』は、CBCテレビで毎週月~金曜日の夕方15:49 - 19:00に放送されている東海3県向けの夕方ワイドニュース・情報番組です。