総重量が1kgを超える巨大オムライスやパスタ、パフェなど超デカ盛りサイズを出すファミリーレストラン（以下、ファミレス）。注文した料理がテーブルに運ばれてくると、想像以上の大きさに驚くお客さんが大半です。

超デカ盛りサイズは店内だけではなく、テイクアウトもできるため自宅でも楽しめます。
コロナ禍にデカ盛りテイクアウトが話題となった人気ファミレスについて取材しました。

豊富なメニュー数とこだわりの美味しさ

奈良県に本社があり、全国に85店舗を展開するフランチャイズのファミリーレストラン「ベビーフェイスプラネッツ」は、家族連れに絶大な人気を誇っています。

メニューはふわふわの卵がのったオムライスやホタテの旨味がきいたパスタ。チーズたっぷりのピザに、生春巻き、デザートなど、全部でおよそ350種類！キッズメニューもあり、豊富なメニューと非常にお値打ち価格も人気の理由です。

さらに、パスタソースは注文を受けてイチから作るなど、手間暇かけた「手作り」にこだわっており、出来立ての美味しさが味わえると家族連れだけでなく、幅広い客層に受けています。しかし、人気の理由は他にもありました。

相撲レスラーサイズ！サイズアップするほどお得に

お客さんはメニューを見て、「セレブサイズ」「相撲レスラーサイズ」など、サイズの注文をします。
これは、お料理の量を表していて、1人前は「セレブ」、1.5人前が「Ｓ」、2～３人前が「レギュラー」、さらに４～５人前は「相撲レスラー」と超デカ盛りサイズまで用意されています。

例えばオムライスの場合、１人前のセレブは250ｇですが、Ｓは倍の500ｇ、レギュラーは750ｇ、そして相撲レスラーは1kg。量もですが値段もサイズアップするほどお得になる仕組みになっているのが、人気を博している理由です。例えばオムライスで言うと、セレブサイズで979円、相撲レスラーサイズで1969円となり、料金は2倍ですが、量は4倍
となり、かなりお得になります。

他にも、全店・全席がカーテンで仕切る個室タイプなので、人の目を気にすることなく食べることができて、小さな子どもがいても安心。4～5時間長居するお客さんも多くいます。

お店としては長居されると困ってしまうように思えますが、お客の満足度を上げることで家族単位での利用が増え、1組当たりの売り上げ向上にもつながっているようです。さらに満足度の高さから、リピーターや口コミで集客力向上につなげています。

コロナ禍でテイクアウトに活路

しかし、コロナ禍の影響もあり来客率がダウン。「ベビーフェイスプラネッツ」では、テイクアウトが大人気となっています。コロナ前と比べると、（テイクアウトの利用客は）約5倍、テイクアウトの売上金額も20倍になりました。

テイクアウトメニューは、サイズやソースの違いを含めると234種類、デカ盛りの相撲レスラーサイズも注文できます。デカ盛りが写真映えするとＳＮＳでも投稿されるほどです。
テイクアウト需要の増加に合わせ、新たにセットも販売するなど、コロナ禍でテイクアウトに活路を見出したファミレス。
インパクトあるデカ盛りで、おうち時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。

CBCテレビ「チャント！」3月14日の放送より。