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新潟「沼垂」は日本書紀にも記されている!?古代から日本海側を支えてきた「北国街道」の歴史を紐解く旅

新潟「沼垂」は日本書紀にも記されている!?古代から日本海側を支えてきた「北国街道」の歴史を紐解く旅
CBCテレビ『道との遭遇』

ミキの昴生と亜生がMCを務める、全国の道に特化したバラエティ番組『道との遭遇』。今回は、歴史の痕跡を残す“古道”を愛してやまない道マニアの荻窪圭さんが、新潟県を代表する古道のひとつ「北国街道」を辿りながら、街の歴史を紐解きます。

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古代から日本海側を支えてきた「北国街道」

CBCテレビ『道との遭遇』

荻窪さんが訪れたのは、新潟駅から西に位置する西区・青山海岸付近。

(道マニア・荻窪圭さん)
「この辺りを通る古道の歴史は非常に古い。『北陸道』が日本海に沿って東北地方に向かって通っていて、江戸時代は『北国(ほっこく)街道』と呼ばれていた。その北国街道の跡を巡りながら、街の歴史と地名の由来などを紐解きたい」

日本海沿岸を北陸へとのびる、歴史ある道「北国街道」。そのルーツは、古代の五畿七道(ごきしちどう)のひとつ「北陸道」。

CBCテレビ『道との遭遇』

江戸時代になると中山道(なかせんどう)の追分宿(おいわけしゅく)から北陸方面へ向かう道が北国街道として整えられ、新潟を重要な拠点として各地と結びました。その道の名残が各地に残されていると、荻窪さんは言います。

まずは、JR白山(はくさん)駅近くの大通りから1本外れた道筋へ。

(道マニア・荻窪圭さん)
「ここは江戸時代の後期から明治くらいにメインで使われていた北国街道のルート」

CBCテレビ『道との遭遇』

ここで北国街道を語る上で欠かせない、「三献(さんごん)刑場」跡が現れます。

(道マニア・荻窪圭さん)
「この近くに白山神社があって、それより向こうがかつての新潟の街。新潟のほぼ入口にあたるここに、見せしめ的な処刑場があった」

CBCテレビ『道との遭遇』

主に明和5年に起きた町民一揆「明和騒動」の中心人物が処刑された場所として知られており、「罪人が刑場へ向かう際、お酒を三回交わしたことから後に“三献”と呼ばれるようになった」と荻窪さん。

町民が苦しい生活の中で立ち上がったその記憶を、今に語り継ぐ重要な場所でもあるといいます。

CBCテレビ『道との遭遇』

続いては、国道に合流した北国街道をそのまま進んで「白山神社」へ。

(道マニア・荻窪圭さん)
「ここが新潟町の入口だった。新潟発祥の地はここから向こう側」

そんな旧新潟町は、かつて白山神社があった島とは別の島に存在。周辺の川の影響で港に土砂が堆積し、船が入りにくくなったため、明暦元年(1655年)に白山神社のある島へ移転してきました。

CBCテレビ『道との遭遇』

(道マニア・荻窪圭さん)
「大事なのがこの『古町通り』。江戸時代の絵図を見ると、赤い鳥居の前が古町。つまり、これがメインストリート」

古町通りとは別に本町通りがありますが、「古町通りがもともとの本町」と荻窪さんは言います。

日本一国道が集まる交差点!?道路元標が設置されている「本町交差点」

CBCテレビ『道との遭遇』

続いては、「本町(ほんちょう)交差点」へ。

(道マニア・荻窪圭さん)
「ここには『新潟市道路元標(げんぴょう)』が設置されている」

大正時代、本町交差点に新潟市道路元標が設置され、新潟市内の道路の起点を示しています。

(道マニア・荻窪圭さん)
「このことから、明治・大正時代には新潟の中心が古町じゃなく本町だったことが分かる。本町通りに中心が移り、萬代橋ができたことで交通が船から変わった」

さらに、本町交差点は全国でも特に珍しいスポットだそうで…

(道マニア・荻窪圭さん)
「いろんな道が1本になって、たくさんの国道が集まっている」

CBCテレビ『道との遭遇』

本町交差点は、“日本一国道が集まる交差点”として道路ファンの間で広く知られ、“国道の聖地”と呼ばれているそう。国道7号・8号をはじめ、なんと8本の国道が集中しています。

中でも、「国道350号は海の上の通る珍しい国道」と荻窪さん。新潟市と上越市の間に船で佐渡を経由する海上国道があり、暮らしと観光を支えています。

日本書紀にも出てくる地名!?廃線跡も残る「沼垂」

CBCテレビ『道との遭遇』

続いては、信濃川を横断して新潟駅の北エリアへ。

(道マニア・荻窪圭さん)
「ここ『沼垂(ぬったり)』は、今日歩いてきた中で一番古い地名。日本書紀に出てくるレベル。当時は『渟足(ぬたり)』だった」

新潟の中心地からほど近くにある沼垂は、レトロな街並みに細長い商店街が並ぶ、若い世代にも人気のエリア。約1400年前、足場の悪い沼地を表す「渟足(沼足)」に砦「渟足柵(ぬたりのき)」がつくられたと言われています。

次に訪れたのは、「沼垂テラス商店街」の南エリア。東に向かって歩いていると、路面にレール跡が残る道が現れます。

CBCテレビ『道との遭遇』

(道マニア・荻窪圭さん)
「今は無き沼垂駅へと続く廃線跡。沼垂駅まで船で運んできたものを、鉄道に乗せ換えて運んでいた」

2010年までは貨物専用の駅も存在していた沼垂。しかし、鉄道の中心が新潟駅に移ったことで沼垂駅は廃止に。そんな沼垂は、かつて市場で賑わっていて、多くの荷と人が行き交う活気あふれる街でした。

CBCテレビ『道との遭遇』

最後に訪れたのは、新潟を代表する一級河川「阿賀野川(あがのがわ)」。

(道マニア・荻窪圭さん)
「阿賀野川を渡った先は、新潟の新発田(しばた)に繋がる」

続けて、「新発田から奥州道(岩手)に行く道と、会津(福島)に行く道に分かれ、遠くに繋がっていた」と荻窪さんは言います。

CBCテレビ「道との遭遇」2026年5月19日(火)午後11時56分放送より

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