華麗なサッカー経歴の裏で…CBC佐藤楠大アナが明かす高校時代
次世代の人気アナを目指す若手アナウンサーたちがしのぎを削る、のびのびトーク番組CBCラジオ『アナののびしろ』。7月11日の放送では、実は小学校から高校までがっつりサッカーに打ち込んでいたという佐藤楠大アナウンサーが、その知られざるサッカー人生を語りました。華麗な経歴かと思いきや、後半には思わぬ落とし穴が待っていました。
関連リンク
この記事をradiko(ラジコ)で聴く自称・華麗なる経歴
佐藤「私、サッカー少年でした。華麗なる経歴なんですよね、これが」
小学校はクラブチーム、中学校は地元の中学、そして高校もクラブチームという経歴です。
佐藤はよく「運動神経悪そう」と言われます。「思ったより背高いね、運動やってたの?」と聞かれることもありますが、れっきとしたサッカー経験者なのです。
小学生の頃に所属していたのは、さぎぬまSCというクラブチーム。田中碧選手、三笘薫選手、権田修一選手らを輩出した名門です。
佐藤「すごいでしょ。そのさぎぬまで私も汗を流していた時期がありました」
強豪のマンモス校
中学は地元の公立中学校。マンモス校で、サッカー部の部員は1学年30人ほど、3学年で100人近くにのぼります。そして、相当な強豪でした。
佐藤たちの代は、年に何度も開かれる川崎市の大会で4回ほど優勝。2年生の新人大会では神奈川県ベスト4まで勝ち進みます。佐藤自身も試合に出ていました。
そして高校は、クラブチームでサッカーを続けます。
佐藤「ここまで聞いてたら『佐藤すご』って皆さん思うでしょ。意外とサッカーガチでやってたんだなって」
この辺で話が終わっていれば「佐藤スーパーサッカー少年」としてCBCテレビでもラジオでもサッカーの仕事が舞い込んできそうなものですが、実は高校時代の話は、「そんなにすごくない」のです。
濁される高校時代
会社に入ってから「佐藤くん、いつまでサッカーやってたの?」と聞かれると、佐藤は返答に困っていました。「中学まではちゃんとやってました」「高校はクラブチームでちょろっとやってました」と濁していたのです。
このクラブチームという響きが先行するあまり、周りは「Jリーグの下部組織、アンダー18でやっていた」というイメージを抱いてしまいます。
日本代表を輩出したクラブチーム出身で、中学は川崎市で優勝、神奈川県ベスト4。そして高校もクラブチーム。ここまで並べば、たしかにすごい経歴に思えます。
しかし、佐藤が所属していたクラブチームは強豪ではなく、11人が集まるかどうかというチームでした。
走りがきつくて3週間で
公立高校に進学した佐藤は、その高校のサッカー部に入りました。しかし3週間で退部してしまいます。
佐藤「走りがきつくてやめました。きつかったんです、走りが本当に」
そこから半年以上、サッカーから離れます。それでも小中と打ち込んできたぶん、「もう1回サッカーにチャレンジしたい」という思いが芽生えました。不完全燃焼のまま終わるのが、どこか悔しかったのです。
一度やめた部活に入り直すのは、プライド的にも絶対に無理。そこで佐藤が選んだのは、家から通いやすく、交通費もバイト代で払える範囲のチームでした。トップチームが神奈川県社会人一部リーグという、いわば「J7ぐらい」のさらに下部組織です。
練習場所は中学校のグラウンド。サッカー部の練習が終わった後に借りるという日々でした。
ユニフォームもないまま公式戦へ
練習に行くとすぐ「入ってほしい」、さらに「来週公式戦があるんだけど、登録間に合うから来てほしい」とまで誘われます。佐藤は「いいんですか、行きます」と即答。会場は、神奈川から遠く離れた千葉県でした。
その試合で、佐藤はいきなりスタメン出場を告げられます。「5番のユニフォーム」を渡され、「これいいよ、この前やめたやつのやつだから、全然もらって」と言われたのです。
佐藤「そんなことありますか。試合出ていいんですか!」
戸惑いながら臨んだ初戦。千葉県のクラブチームとの結果は、0対7でした。
佐藤「サッカーの試合で7点取られるって。野球?そんなスコアじゃないですか」
これが佐藤にとって初めてのクラブチームの思い出になりました。
最後の大会、ラッキーな1点
もうひとつ、印象的なエピソードがあります。1年生の終わりに入団し、3年生の5月ごろまでプレーした佐藤。その最後の大会で、関東準優勝の経験もある強豪クラブチームとグループステージで当たりました。
勝敗だけでなく得失点差も重要。弱小の佐藤たちに勝ち目はなく、90分を終えて0対4、あとはアディショナルタイムだけという状況でした。
勝てないよな、さすがに最後の大会は悔しいな。そう思いながらプレーしていた佐藤ですが、試合終了間際のワンプレー、自分たちのコーナーキックのこぼれ球から、ラッキーな1点をもぎ取ったのです。
1対4で試合終了。相手を崩したわけではありませんが、その1点が嬉しくて、佐藤たちは大いに盛り上がりました。
「なんであんなチームに」
試合終了後、グラウンドの外でアイシングやクールダウンをしていると、佐藤たちに勝ったチームの監督の怒号が聞こえてきたのです。
「おめえら、なんであんなチームに1点取られてんだよ!」
その選手たちは、グラウンドの周りを延々と走らされています。負けた佐藤たちの方が先に帰るという状況でした。
佐藤「自分たちも認めてる、相手チームを認めるくらい弱いチームで、サッカーをしてたんです」
そんな佐藤ですが、今もワールドカップを観ています。
佐藤「サッカーをやりたい、サッカーが好きという気持ちは、当時も今も、誰にも負けなかったと思います」
(minto)
番組紹介
読んで聴く、新しい習慣。番組内容を編集した記事からラジオ番組を聴いていただける”RadiChubu”。名古屋を拠点とするCBCラジオの番組と連動した、中部地方ならではの記事を配信する情報サイトです。



