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“神都・伊勢”の入り口だった「筋向橋」の痕跡も…伊勢神宮や街を支えた「豊川」と「清川」の暗渠道から歴史を紐解く

“神都・伊勢”の入り口だった「筋向橋」の痕跡も…伊勢神宮や街を支えた「豊川」と「清川」の暗渠道から歴史を紐解く
CBCテレビ『道との遭遇』

全国の道に特化したバラエティ番組『道との遭遇』では、道マニアがイチオシの道を紹介。今回は、三重県伊勢市にある暗渠道から伊勢神宮との関りを深掘りしました。(この記事では道情報だけをまとめてご紹介します)

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【動画】駐車場に“橋の痕跡”が!?コンクリートで覆われた「清川」の暗渠はこちら【7分19秒~】

枝分かれしながら流れていた「豊川」の暗渠道

CBCテレビ『道との遭遇』

天照大御神(あまてらすおおみかみ)を祀る「内宮」と、豊受大御神(とようけのおおみかみ)を祀る「外宮」を中心とした、全125社から成り立つ全国の神社の中心「伊勢神宮」。

境内には神社と深い関係のある水場も多く存在し、「五十鈴川(いすずがわ)」や「勾玉池(まがたまいけ)」などはお清めや憩いの場として多くの人に親しまれています。

そんな神聖な街に流れていた川は、「江戸時代までは水運にも使われていた。多くの物資を街に運んでくる、とても大事な川だった」と道マニア。さらに、時代とともにいくつかの川が暗渠になってしまったが、川の面影や痕跡が色濃く残っている」と続けます。

CBCテレビ『道との遭遇』

伊勢市役所の近くを流れるのは、かつて街の中を枝分かれしながら流れていたという「豊川(とよかわ)」。「城之橋」の西側は暗渠になっており、駐車場に姿を変えています。

さらに、伊勢市駅前にある「世木(せぎ)神社」の近くには川に蓋をした痕跡があり、「車止めは、暗渠のサイン」と道マニア。豊川の暗渠上には、重量のある車両の侵入を防ぐ車止めが見られます。

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周辺の住民に話を聞くと、近くのお店や住居の下に、今も豊川が流れているとのこと。また、台風で天気が荒れた際、勾玉池のすぐ北側を流れる豊川に鯉が流れてきたこともあったそうで、豊川と勾玉池は通じているのではないかと言います。

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そんな豊川は外宮のすぐ近くを流れることから、市街地からの延焼を防ぐ“火除けの川”として機能した大変重要な川でした。外宮前に架けられている「火除橋(ひよけばし)」はその歴史の名残と言われ、豊川は街の発展だけでなく神宮を支える川としても貢献。

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後に、豊川から取水した人工水路「豊川百間堀(ひゃっけんぼり)」も誕生し、氾濫の多かった川を治水しつつ神宮や町を洪水から守りました。

駐車場に転用された「清川」の暗渠

CBCテレビ『道との遭遇』

伊勢市駅の西エリアには、宮後(みやじり)・一之木(いちのき)・大世古(おおぜこ)の3つの町にわたる約530mの駐車場が存在。コンクリートで蓋がされた「清川」の暗渠が駐車場に転用されています。

CBCテレビ『道との遭遇』

収容台数100台という大掛かりな駐車場ですが、分厚いコンクリートにより強度が保たれているそう。かつて架かっていた橋の痕跡が今も残されています。

周辺の住民曰く、清川は神宮と市街地を隔て、“聖と俗を分ける境界”のような役目を果たしていたとのこと。※諸説あり

しかし、参拝客の増加や駅周辺の都市化により、清川の役割は次第に農業・生活用水へと変わりました。

CBCテレビ『道との遭遇』

その後、昭和中期になると新道商店街が繁華街として栄え、“伊勢の銀座”と呼ばれるまで賑わいを見せることに。結果、商店街近くの清川は駐車場へと転用され、時代の流れとともにその姿を消しました。

CBCテレビ『道との遭遇』

新道商店街の西側には、清川に架けられていた「筋向橋(すじかいばし)」の痕跡も。「昭和3年に架け替えられた橋の痕跡で、伊勢神宮を語る上で最も欠かせない要所」と道マニア。

全国から伊勢神宮の参拝客が集う合流地点であり、“神都(しんと)・伊勢の入り口”とみなされたこの橋は交通の要衝となり、多くの人々が行き交いました。

「この場所で、川の水を使って体を清めてから伊勢神宮に向かった方も多かったと思う」と道マニアは言います。

CBCテレビ「道との遭遇」2025年10月7日(火)午後11時56分放送より

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