東海3県125市町村のお得な情報を、CBCの佐藤楠大（なお）アナウンサーが聞き込み調査！その町の人だからこそ知る“お値打ち情報”をお届けします。今回は、三重県大紀町からお値打ちグルメをご紹介します！

おでんが「1本100円」！ 昭和から続くレトロ食堂のお値打ちメニュー

度会郡（わたらいぐん）の大紀町は、大自然に囲まれた人口約7400人の小さな町。佐藤アナは、大紀町崎の地元密着型スーパー「フレッシュにしむら」でお値打ち情報を聞き込み！

フレッシュにしむらでは、毎週水曜と木曜に「生鮮100均祭」を開催。この日は、地元三重県の久居産の大根、コロッケもよりどり3個、小分けにしたお造り各種、総菜各種などがすべて108円！食べたいものがお手頃価格でそろいます！

滝原の「道の駅 奥伊勢木つつ木館」の前では、毎週土曜と日曜の朝7時ごろから「大宮朝市」が行われており、地元農家さん直売の新鮮野菜がお値打ちに並びます。朝早くに行かないと売り切れてしまうほど人気だとか！

滝原の「宮川園」は、昭和46年から続く古きよきレトロ食堂。2代目の木下さん3姉妹が切り盛りしています。セルフで取る「おでん」は、どのネタも1本100円と良心価格！他にも、昔ながらの「中華そば」が550円、「親子丼」が670円と、おふくろの味をお値打ちに味わうことができます。

体験料は無料！？ 100グラム220円のしいたけ狩りとは

魅力的な情報の中から佐藤アナが訪れたのは、大紀町崎の「キノコランド」。昭和48年から3代続く原木しいたけの栽培所で、現在は、藤原善一さんが代表を務めています。

原木しいたけは、直売ならではのお値打ち価格。小さなサイズ（2Sサイズ）だと、1袋100グラムで50円と激安のものも！

キノコランドでは「しいたけ狩り」も体験できると聞き、ハウスの中へ。29℃に保たれた室内に、たくさんのしいたけの原木が並んでいます。

同店の藤原すみ子さんによると、原木しいたけの栽培はかなりの重労働。栽培に適したクヌギを伐採し、そこから木を2か月ほど乾燥させます。その後、しいたけ菌を種付けし、約1年でようやく収穫！温度や湿度管理が難しく、非常に手間がかかるのだとか。

スーパーに並ぶしいたけは、ほとんど「菌床栽培」という方法で作ったものになっているとのこと。それでも原木にこだわる理由は“おいしい”から。料理すると味も香りも違うため、原木しいたけを求める人が買いにきてくれるそうです。

佐藤アナは、藤原さんのアドバイスをもらいながら、初めてのしいたけ狩りに挑戦！良いしいたけは「丸みがあって肉厚。ヒダがしっかり立っている」そうです。根元を持ち、上下左右に揺らしながら採ります。

料金は100グラム220円で、採れたしいたけの重さを測ります。佐藤アナの採った量は195グラムだったので、440円になりました。体験料はなく、収穫はサービス！

佐藤アナは、採れたてのしいたけを特別にその場で焼いてもらい、試食することに！ヒダの部分に水滴が出てきたら食べ頃なのだとか。素材本来の味を楽しむため、焼きたてを塩のみでいただきます。「香りがすごく良くて、おいしい！噛み応えがすごいです。シンプルに焼いて、塩をかけて食べるのが一番おいしいかもしれない」と絶賛です！

「キノコランド」に行く際は、先に電話で確認をすると良いそう。ぜひ、この機会に足を運んでみてはいかがでしょうか？

＜店舗情報＞
キノコランド
住所：三重県度会郡大紀町崎1424-2
営業時間：午前8時～午後5時
定休日：無休

CBCテレビ「チャント！」12月21日放送より