木々の間から降り注ぐ“光のカーテン”! CBCテレビ天気班が「光芒」の撮影に挑戦!
CBCテレビの公式LINEでは、東海地方の絶景を撮影した「絶景お天気カレンダー」がゲットできる企画を行っています!2023年7月は、岐阜県で木々の間から降り注ぐ光のカーテン「光芒」の撮影に挑戦しました!夏の早朝にしか見られない絶景は、果たして撮影できたのか?
幻想的な光のすじ「光芒」が現れる3つの条件とは?
気象予報士の桜沢信司さんが訪れたのは、山県市の北部を流れる「円原川(えんばらがわ)」。日本三大清流の1つ長良川の源流で、小石や砂でろ過されて透き通った「伏流水」が流れ込んでいるため、県内屈指の透明度を誇ります。
今回撮影に挑戦する「光芒」は、尾を引くように見える光のすじのこと。冷たい川の水の上に、夏の暖かく湿った空気が流れ込むと、冷やされた空気は霧になります。その霧に日差しが差し込むと、太陽の光が柱のように伸び、光芒が出現します。
光芒が現れる条件は3つ。
(1)晴れていて、空気が暖かく湿っていること。
(2)太陽が高い位置にあり、光が差し込みやすい夏。
(3)早朝7時から9時の約2時間。気温が上昇しすぎると霧が晴れてしまう。
空気中の温度と水温に大きな差が生じる夏は、特に霧が発生しやすく、幻想的な光のカーテンを見ることができます!
待つこと3時間!夏の朝に降り注ぐ“光のカーテン”は撮れるのか?
早朝4時から2時間かけて円原川まで来た桜沢さん。最近、雨が降ったばかりなのに全く濁っていない美しい清流を見て、光芒への期待を膨らませます!うっすらと霧も立ちこめ、あとは日が差すのを待つばかりです。
光芒を待つこと約3時間。しかし、この日は早朝の気温と水温との差が小さかったため、霧が薄く、日が差す頃にはきれいに晴れてしまいました。霧が姿を消してしまい、光のすじが生まれにくい状況です。
残念ながら光芒の撮影は出来ませんでしたが、桜沢さんは、透き通った川と木々の緑の美しいコントラストを撮影。涼し気な円原川の絶景カレンダーの画像は、CBCの公式LINEアカウントで配信しています。お友達追加すると、無料でダウンロードが可能です!
円原川付近は3年前の大雨で土砂崩れが発生し、一部通行止めになっている区間があります。撮影にチャレンジされる際は、交通ルールを守り、路上駐車などにも気を付けてください。
CBCテレビ「チャント!」7月3日放送より