夫婦岩の間から昇る朝日に拍手喝采!伊勢の「夏至祭」をCBC永岡アナが体験
6月21日は、1年で最も昼の時間が長い「夏至」。三重県伊勢市で行われている伝統行事「夏至祭」を、CBCテレビ永岡歩アナウンサーが体験取材しました!
4年ぶりとなる禊に、全国から160人が参加!1年の無病息災を願う「夏至祭」
伊勢市の「二見興玉神社」で行われる「夏至祭」は、海に入り身を清めながら、夫婦岩からの日の出を拝み、1年の無病息災を願う行事。
夫婦岩の間から朝日が昇る様子は厳かですが、梅雨の真っただ中に開催されるため、雨が降る確率が高く、きれいな日の出はこの5、6年では見られていないとのこと。永岡アナは、ハチマキに白装束で夏至祭を体験取材します!
新型コロナの規制緩和に伴い、一般の人の参加は4年ぶり。1年で最もエネルギーが強まる太陽を拝もうと日本全国から約160人が集結しました!
永岡アナがインタビューすると、東京や沖縄など、本当にさまざまな地域から参加しています。大阪から来た女性は「30回くらい参加した」とのこと。お正月やクリスマスが年1回くるのと同じような感覚で、必ずある行事になっているそうです。
「皆さんの心が天に通じた」。幻想的な朝日に拍手!
午前3時30分、夏至祭が始まりました!私語は厳禁のため、永岡アナも無言で参加します。まず、約40分間、お祓いを受けます。続いて、入水前の準備運動。全員が同じ声、同じ動きで禊への決意を一つにします。永岡アナは「自分たちを奮い立たせるような時間」と感じたそうです。
そして、いよいよ入水!階段を下っていくと、ひと掴みの塩を渡されます。塩で体を清めてから、順番に一人ずつ海の中に入っていき、日の出を待ちます。永岡アナによると「一歩目で心が折れるくらい冷たい!しかし、先に行く皆さんがどんどん進んでいくので、自分も一緒になって進んでいく。連帯感が生まれました」とのこと。
参加者は体、頭に水を付け、しゃがんで海に潜ります。永岡アナは「体はさらに冷たくなりますが、夏至の日の出に向け、しっかり体を清めたいという気持ちが勝ります」とコメント。
ついに、日の出です!参加者全員で国家を歌いながら、その瞬間を迎えます。少し雲はかかっていましたが、二つの岩をつなぐ注連縄(しめなわ)の間から昇る、きれいな丸い太陽が見られました。美しい朝日の光を浴び、参加者は拍手。永岡アナは「その時は、体の寒さは感じていなかった」と振り返ります。
二見興玉神社の金子清郎宮司によると、めったにない太陽がよく見えた日とのこと。「皆さんの心が天に通じたというか。禊をしている方にとっては、天照大神の御光が来たという感覚。非常にいい禊になりました」と話します。
夏至祭を終えた永岡アナは「幻想的で、非常に心が震える経験でした」と笑顔。忘れられない体験取材になりました。
CBCテレビ「チャント!」6月21日放送より