平面に見えるケーキって何?「まるで絵本の世界」とSNSで話題の「2Dケーキ」とは
皆さんは今、SNSで話題の「2D(ツーディー)ケーキ」をご存知でしたか?インスタ映えすると韓国で人気となり、日本でもじわじわと注目を集めています。パティシエールによる作り方のコツ、映える写真の撮り方を紹介します!
インスタグラムに3万件!流行予想お菓子編3位!
2Dケーキは、チョコペンでケーキを縁取った、その名の通り“平面に見える”のが特徴のスイーツ。「まるで絵本の世界に飛び込んだみたいでかわいい」「チョコペン一つで映える」と、インスタグラムには約3万件が投稿され、2月に発表された「Z世代に聞いた2023年流行予想ランキング お菓子編」では3位にランクインと、話題になっています。
今回は斉藤初音アナウンサーが、2Dケーキ作りに挑戦!指導するのは愛知県一宮市の洋菓子店「シトロンヴェール」のデコレーション部門責任者でパティシエールの川合晴佳さん。デコレーションケーキを年間5000台以上作るという川合さんに、誰でもきれいに2Dケーキが作れるコツを教えていただきました!
初心者でもかわいらしく作れる!写真は斜め45度から!
材料は、スポンジケーキ2枚(6号)、生クリームは600ミリリットル、砂糖45グラム、イチゴ13粒、チョコペン4本。
<作り方>
(1)イチゴのヘタを取り、ケーキの断面から見えるよう、5ミリ幅の厚さに切り分ける
(2)切り分けたイチゴと、砂糖を入れて8分立てにした生クリームを、スポンジケーキでサンド。重ねていき、ケーキの土台を作る
(3)パレットナイフで生クリームを周囲に塗り付けていく
(4)ケーキの上に生クリームを絞り、イチゴをのせる
(5)あらかじめお湯で柔らかくしたチョコペンで、生クリームの山になっている部分に沿って縁取りをする
(6)ケーキを切り、断面にもチョコペンで縁取りする
川合さんによると「2Dケーキの要はチョコペンなので材料もシンプルでOK!チョコペンは、茶色・黒が、より2Dらしさを演出できる」とのこと。
作る時のポイントは「イチゴはちょっとリッチにぶ厚めに切ります。スポンジケーキにイチゴをのせる時は、中心に置くと後で切りづらくなるので、真ん中は開けた状態で並べていく」とアドバイス。
斉藤アナは、パレットナイフで生クリームを周囲に塗り付けていく「ナッペ」に大苦戦。それに対し「2Dケーキはチョコペンで縁取りをするので、多少のデコボコも目立たなくなります」と応援してくれる川合さん。ケーキの上に生クリームを絞る時は、2Dに見せるために、高さのあるソフトクリームのような形にするのが理想とのことです。
2Dケーキの目玉、チョコペンでの縁取りは「垂らす感じではなく、鉛筆で書くように。息を止めて一気に書くときれいに出来上がります!」と川合さん。縁取りに失敗した部分があっても、固まった時に取ることができるので、やり直すことも可能。真っすぐな線にならなくても“絵本らしさ”を演出できるので、2Dケーキ作りは初心者にもぴったりとのこと。
斉藤アナ初挑戦の2Dケーキが完成!「かわいらしいものを作っていると、自然と夢中になって楽しいです!」と笑顔。かわいらしい出来栄えに満足気です!川合さんのケーキに比べると、チョコペンの書き方が少しぶれている感じですが、写真に撮るとそれがまた味になり、絵のように見えるとのこと。
写真撮影でも、2Dらしくみせるポイントがあり、斜め45度の高さで少し離れて撮ると、よりイラストらしさが生まれるそうです。
市販のショートケーキにチョコペンで縁取るだけでも作れます!皆さんも挑戦してみては?
CBCテレビ「チャント!」2月6日放送より