お弁当のスキマ埋めには「油揚げ」や「干し芋」がオススメ!? プロに聞くスキマ詰めテクニックとは
運動会に行楽に、お弁当を作ることが多くなるシーズンになりました。お弁当を詰めるときに、どうしてもできてしまう小さなスキマ。皆さんは、どうしていますか?中身がずれないように、野菜などを詰めてみても、子どもはあまり食べてくれないなんてことも。料理の専門家に、スキマができない詰め方のコツ、スキマ埋めにオススメの食材を聞きました!
スキマ埋めのコツは「切り方」と「詰め方」にあり!
(20代・会社勤務)
「ミニブロッコリーの冷凍のがあるので、それを入れています。あと、うずらの卵とか」
(30代・パート勤務)
「枝豆をつまようじに刺すか、ちくわにキュウリを切って入れたり」
街の声を聞くと、皆さんいろいろな食材でお弁当のスキマ埋めをやっていますが、詰め方には悩んでいるようです。
そこで、柳沢彩美アナウンサーが、自ら詰めた子ども用のお弁当を持参し、名古屋市南区の「名古屋クッキングスクール」を訪問!家庭料理を教えている栄養士・料理研究家の杉浦友祐先生に“スキマ埋めのコツ”を聞きました。
柳沢アナのお弁当を見た杉浦先生は「結構、スキマありますよね」と指摘。フタを閉めて弁当箱を振ると、見事な「寄り弁」状態に!
ハンバーグのソースがご飯に移り、卵焼きにもフルーツの味が染みてしまいました。これでは子どものテンションも下がってしまうかも。しかも、杉浦先生によると「スキマがあると空気に触れる面積が大きいので、傷みやすくなります」とのこと。
杉浦先生のアドバイスをもとに、いろいろなおかずを詰めてみます!まずは、メインのおかず「ハンバーグ」から。ポイントは、2つに切った断面側を弁当箱の端っこに持っていくこと。ピタッと側面に密着させると、スキマができません!
続いて「卵焼き」です。上下に動かないように、弁当箱の深さに合わせてカット。さらに先生は斜めに切って、かわいいハートの形に組み合わせました。ハートの角が、ご飯と弁当箱が作る角にピッタリと合いました。
スキマをなくすコツは、ご飯と弁当箱のコーナーにピッタリ合わせていくこと!
メインのおかずがはまり、残ったスキマはあとわずかです。残りのスキマには形を合わせやすいブロッコリーを使うとよいとのこと。
しかし、柳沢アナが弁当作りの悩みを告白。スキマ埋めに野菜を使うことが多いが、頑張って埋めても、子どもが食べてくれないといいます。
子どもがおいしく完食できるスキマの具材、おかずはあるのでしょうか。
杉浦先生のオススメは「ブロッコリーの胡麻和え」!ブロッコリーに砂糖、白だし、すりごまを入れて混ぜたものを、カップに多めに詰めて弁当箱のスキマに埋め込みます。見事にスキマが埋まり、子どもがしっかり野菜を食べてくれそうなお弁当ができ上がりました。
ちなみにフルーツは別容器にすることがポイントです。水分が多いので、スキマ埋めには向いていないとのこと!
先生の詰めたお弁当を振って、フタを開けてみましたが、全然寄っていませんでした!
スキマ埋めに役立つ3つの食材!秋は干し芋もオススメ!
杉浦先生が「スキマ埋めに役立つ食材」として挙げてくれたのは、「冷凍枝豆、油揚げ、ポップコーン」の3つ。
冷凍枝豆は、保冷効果もあり、とても便利。
油揚げは、トースターかフライパンで焼いて、秋の味覚を詰めた鮭弁当のスキマ埋めにオススメ。お弁当の仕切りにもなり、水分も吸ってくれます。腐敗防止の乾燥剤としても役に立つとのこと!
(名古屋クッキングスクール・杉浦友祐先生)
「ポップコーンが水分を吸ってくれるので、他のものに味移りがしなくなります」
(柳沢アナ)
「おいしい!和風ハンバーグのソースがすごく合う!柔らかくなっているので、歯ごたえがお肉に近い」
さらに、秋ならではのスキマ埋め食材としてオススメなのが「干し芋」!干し芋はカットしやすく、仕切りやスキマ埋めに便利!切って詰めるだけなので、忙しい朝の時間も取りません。
(名古屋クッキングスクール・杉浦友祐先生)
「干し芋自体が甘いので、ほのかに甘いご飯ができます」
(柳沢アナ)
「おいしい!サツマイモごはんです!甘いものを入れるのは、斬新ですけど、ありですね!」
皆さんもお弁当を作る時に、試してみてください!
CBCテレビ「チャント!」10月12日放送より