何が違うの?賢く使い分けたい「保険」と「共済」
いざという時のためどの保険に入るか迷うという方も多いでしょうが、保険とは別に共済というものもあり、余計に迷ってしまうということはないでしょうか?2月16日放送『北野誠のズバリ』(CBCラジオ)では、小宇佐・針田(こうさ・はりた)FP事務所のファイナンシャルプランナー、徳山誠也さんが保険と共済の違いについて解説しました。聞き手はパーソナリティの北野誠と大橋麻美子です。
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今回、共済について解説するきっかけとなったのは、アラフォーの女性Aさんから届いた相談で、内容は以下のとおりです。
「最近、資産形成を中心にお金のことについて勉強しています。
毎月の支出チェックも推奨されていますが、その中でよく『無駄な保険は入らない』『保険は共済で十分』という話題も出てきます。
共済は一般の保険と比べて安くは感じますが、内容やしくみの違いがイマイチわかりません。
どのように選んだり使い分けたりしたら良いのか、ポイントを教えていただけないでしょうか?」(Aさん)
共済でもケガの補償はされるので違いがわかりにくいのですが、あらためてその違いを学んでみましょう。
運営団体の違い
徳山さんはまず、「共済も保険の一種であり、たくさんの人からお金を集めて病気や事故、災害に遭った時に助け合うという基本のしくみは同じ」と語りました。
ただ、運営している団体や適用される法律に違いがあるため、実際には別物とのこと。
徳山さんはあらためて5つの違いを挙げました。
大きな違いは保険は民間の保険会社が運営し、共済は農協や生協、労働組合などの非営利団体が運用している点。
会社は利益を上げるのが目的なのに対し、共済は非営利団体のため決算で余ったお金が会員に戻ります。
また、保険は原則誰でも加入できるのに対し、共済は組合員とその家族が加入対象というのも異なる点ですが、出資金を払えば組合員になれるので、加入のハードルはそこまで高くありません。
保険の方がバリエーション豊富
3つ目の違いは商品の選択肢で、保険はどんどん新しい商品が出てきて、自分のニーズに合わせて細かく調整できます。
一方の共済はシンプルなプランが中心で、パッケージから自分に合ったものを選ぶイメージです。
また、掛け金の仕組みも異なり、共済は年齢に関係なく一律の掛け金が一般的ですが、保険は加入年齢によっても異なり、年齢による見直しがあります。
最後の違いは契約者保護の仕組みで、保険は万が一会社が破綻しても契約者保護機構が一定の保護を行ないますが、共済にはありません。
それぞれのメリット・デメリット
保険と共済の違いはわかりましたが、一方で共済には掛金が安いイメージがあり、そうすると共済にすれば良いのではないかと思われます。
ニーズによって使い分ける必要はあるのでしょうか?
共済のデメリットとして、がん保険などと違って細かい補償内容がない場合が多いことと、高額の補償がない点を挙げる徳山さん。
共済の方が良いのは、家計のことを考えて掛金を抑えたい場合や、すでに保険に入っていても補償を上乗せさせたい場合。
逆に保険が良いのは自分に合わせて補償内容を細かく決めたい場合や、保証期間を終身にしたい場合とのことです。
最後に徳山さんは「(掛け金は)安ければ(良い)と考えるとまずいので、大切なのは何のために補償が必要なのか、さらにいくらでいつからいつまでの補償が必要なのか、まず考えることですね。」とアドバイスしました。
(岡本)
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