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ゴールデンウィーク移動中の車酔い対策は?…旅行医学の専門医に学ぶ!旅を健康的に楽しめる方法【医学博士 溝尾朗】

ゴールデンウィーク移動中の車酔い対策は?…旅行医学の専門医に学ぶ!旅を健康的に楽しめる方法【医学博士 溝尾朗】
CBCテレビ『健康カプセル!ゲンキの時間』

サマリーSummary

ゲスト:松本明子
ドクター:患者目線のクリニック 虎ノ門 内科・皮膚科 院長 医学博士 溝尾朗
ゴールデンウィークこそお出かけ!しかし、せっかくの旅行も過ごし方を間違えればリフレッシュどころか、疲れてしまったり体調を崩したりしてしまうことも…。そこで今回は、旅行医学の専門医に旅を健康的に楽しめる方法を教えてもらいました。

身近な健康問題とその改善法を、様々なテーマで紹介する番組『健康カプセル!ゲンキの時間』。
メインMCに石丸幹二さん、サブMCは坂下千里子さんです。
ドクターは、患者目線のクリニック 虎ノ門 内科・皮膚科 院長 医学博士 溝尾朗 先生です。

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今回のテーマは「〜楽しく癒やし効果アップ!〜ゲンキの時間式・旅プラン」

ゴールデンウィークこそお出かけ!しかし、せっかくの旅行も過ごし方を間違えばリフレッシュどころか、疲れてしまったり体調を崩したりしてしまう事も…。そこで今回は、旅行医学の専門医に旅を健康的に楽しめる方法を教えてもらいました。

あれば安心!旅行を助ける「3つの持ち物」

CBCテレビ『健康カプセル!ゲンキの時間』

(1)「保険証」
旅先で何かあった時のために「保険証」は必ず持っていきましょう。ただし、コピーは保険証として適応されないそうなので注意してください。

(2)「サングラス」
目から紫外線を吸収すると疲労物質が分泌され疲れやすくなってしまうそうです。紫外線は5月頃から強くなるそうなので、サングラスで紫外線を防ぎましょう。

(3)「アラートカード」
アラートカードとは、万が一倒れた時に他人が見るカードの事。持病やアナフィラキシーショックの有無、アレルギーや服用中の薬などを書いておくと旅先での治療や診察に役立つそうです。例えば、糖尿病の方の場合「インスリンを打っている」などと書いておけば、低血糖に留意してもらえるのだとか。紙に書き、財布に入れればOK。海外旅行の際は、英文にしていきましょう。

移動のポイント

<運転中のストレス軽減・集中力をアップする方法>
慣れない道で集中を切らさず運転していると、目的地に着く前からストレスも溜まりがち…。それを防ぐ方法が“ドライブソングを楽しむ”事だそうです。なかでも、走り慣れてない道では聞き慣れた曲を聴くのがオススメ。軽く口ずさめるほどの好きな音楽は、聴くと集中力を高め、心理的な不安やストレスを取り除く効果が期待できるそうです。

<移動中の車酔い対策>
車酔いは、視覚(車内・スマホ・本など景色以外)からの情報と他の部分(急発進やブレーキなどの身体の揺れ・車内のニオイ・飲食など)からの情報のズレによって、脳が異常と認識し自律神経が興奮する事で起こるそうです。先生オススメの対策はガムを噛む事。ガムを噛むとリズミカルな噛む動作を継続するため、セロトニンの分泌につながり、自律神経が安定。車酔いの症状の改善が期待できるそうです。

<1時間に1回は車を止めて休憩を!>
先生曰く、旅を健康的に楽しむには1時間に1回は車を止めて休憩する事も大切。長時間座っていると猫背で肩こりにもなりがちなので肩甲骨を伸ばしたり、腰痛が心配な方はもも裏の筋肉を伸ばしたりなどのストレッチがオススメだそうです。

<新幹線や飛行機での注意点>
新幹線などの電車で移動する際は、通路側に座ると疲れにくいそうです。その理由は、車窓の景色。猛スピードで景色が変わると視覚処理が追いつかず、自律神経が疲弊しやすくなるのだとか。飛行機の場合は、エコノミークラス症候群に要注意。エコノミークラス症候群とは、脚の血行不良で血栓ができ血管を詰まらせてしまう病気。2〜3時間に1回は席を立ち、トイレに行くなどして歩くと良いそうです。

オススメのレジャー&食事

CBCテレビ『健康カプセル!ゲンキの時間』

<食事で眠気予防・疲労回復>
血糖値の急激な変動は眠気やイライラにつながるので、到着してすぐの食事選びも大切だそうです。先生のオススメは、そば。そばは食後の血糖値の上昇が緩やかになるのだとか。なかでもオススメは十割そばだそうです。さらに「鴨せいろ」にすると日頃の疲れも回復!鴨肉はビタミンB群や鉄分が豊富で、肉体疲労・倦怠感・ストレスなど様々な疲労に効果的。疲労回復に良いとされる豚肉と比べてもビタミンB2と鉄分が多いそうです。

<物作りでストレス緩和>
先生がオススメするレジャーは陶芸やアクセサリー作りなどの物作り体験。慣れない作業に没頭する事で不安や心配事を感じる余地がなくなるマインドフルネス(五感に意識を集中する状態)のような作用が働き、ストレス緩和につながるそうです。さらに、イチから完成させる事で大きな達成感が生まれドーパミンが分泌。幸福感が得られるそうです。

<動物との触れ合いで癒やし>
癒しを求める方には、牧場や動物園など動物との触れ合いがオススメ。欧米では、アニマルセラピーの一つとして、ホースセラピーが治療として浸透。馬との触れ合いが精神を安定させ、癒やしにつながるのだとか。また、森林浴も五感を通じてリラックスできるのでオススメだそうです。ただし、山などに行く場合は虫刺されに注意!2〜3時間に1回は虫除けスプレーを塗りましょう。

満足できる食事のルールと翌朝の賢い過ごし方

<「2口ルール」で食べ過ぎ予防&満足感アップ>
先生曰く、バイキングでは量を少なく品数を多く取るのがポイント。取る量は2口分を意識して選びましょう。2口分にする事で早食い・ドカ食いになりにくく、味わって食べるので自然と咀嚼回数が増え、満腹中枢が刺激されるのだとか。そして、食べる順番は野菜から。咀嚼回数が増えてより満足感がアップするそうです。

<快適な部屋での過ごし方>
乾燥対策として、加湿器がない場合は濡れタオルを部屋に干すなどして湿度を上げる事が大事。また、なかなか寝付けない人や、環境の変化に敏感な人は、普段着ている寝巻きを持って行くと良いそうです。

<朝の過ごし方で便秘・下痢予防>
旅先では下痢や便秘になる方もいます。食べ物の変化やストレスなどで胃腸に負担がかかる事が原因だそうです。それを予防するのにオススメなのが、朝のウォーキング。朝食前30分ほど歩くことで全身の血流量がアップ。胃腸の働きが活発になり、消化を促してくれるので、便秘や下痢の予防につながるそうです。

<無理のない計画で旅を健康的に楽しみましょう>
先生によると、旅をよくする人は健康寿命が伸びるという研究もあるそうです。しかし、予定を詰め過ぎてバタバタすると逆効果にもなり得るので、無理のない計画を立てる事が大切だそうです。

(2024年4月28日(日)放送 CBCテレビ『健康カプセル!ゲンキの時間』より)

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