谷繁今だから話す!ミスタードラゴンズ立浪、現役時代キャンプ笑い話!威風堂々と滞在時間5分で球場を去る!
CBCテレビ野球中継「燃えよドラゴンズ」燃えドラch
吉見一起の“ヨシトーーク”ドラゴンズあるある編
元ドラゴンズの絶対的エース・吉見一起さんの初々しいトークが評判の燃えドラch『ヨシトーーク!』。現役時代さながらの絶妙なコントロールで球界裏話や同僚、ライバル話をビシバシ投げ込む!
谷繁元信ドラゴンズ元監督をゲストに迎え、ドラゴンズ黄金時代を築いた名バッテリーがYouTube上で復活!
今回のテーマはドラゴンズあるある!
これってドラゴンズだけなの?
吉見さんが若手時代に経験した”若手あるある”とは!?
谷繁さんが激白!立浪和義さんのOFF伝説!!
ドラゴンズファンでなくても必見!笑えます!
試合終わったら、もう帰宅!?
ドラゴンズあるある…きっと些細なことでクスっと笑えてしまうようなネタが豊富なご両人!はたしてどんなあるある話が展開されるのだろうか?
谷繁『オレがドラゴンズにFAで来た時に思ったのが、山崎武司さんって、ゲーム終わりで帰るのがめちゃ早かった!』
吉見『確かにそうでしたね!試合が終わったら、“もう私服じゃん!”ってことありましたね』
谷繁『ゲームが終わってから、キャッチャー道具をスイングルームに片づけ、ロッカーに戻って、スパイクを磨こうとする瞬間に(車の)エンジンがかかっていたから(笑)。乗っていた車がランボルギーニだったのかな。エンジンをかけると音が凄いのよ。“えっ!?もう帰ってるの?”って』
早速先輩ネタから話し始める谷繁さん!
なかなか年上のネタ話を公で話すのはリスクキーがあるのでは?(orリスキーなのでは?)と思いがちですが、さすがレジェンド谷繁さん、余裕でぶっこむ!ぶっこむ!
谷繁『上の人のことを言えるってなかなかいないじゃない。吉見世代がオレの上の人のこと言うってあんまりないでしょ?』
吉見『ハイハイ!』
そりゃ言いたくても言えないわ(笑)。
いや待てよ。
そういえば以前、この燃えドラchで今日のゲスト谷繁さんについて、かなり突っ込んだトークしていた覚えが(笑)。
気になる方は是非「ヨシトーーク浅尾拓也後編」をご覧下さい!
レジェンド左腕は片付け下手!?
谷繁『誰の話、聞きたい?ガハハ!』
とくれば、やっぱりミスタードラゴンズ立浪さん話でしょう!
谷繁『立浪さんのロッカーめっちゃキレイでしょ?アンダーシャツも1ミリも狂いがなくキレイに揃えていたじゃない。でもね、山本昌さんは汚いんだよ!』
吉見『そうなんですか』
吉見さん、もちろん知っているはずなのに見事なボケぶり!ナイスMC!(笑)
谷繁『キレイじゃないでしょ?資料とか全部山積みになっていたでしょ!』
吉見『あっそうだ!いつ取りに来るんだろうという話になった荷物が残っていて。たしかに山本さんはグローブもずっと置いてあったんです。グローブはさすがに処分できないし、取りに来るのかなあと。ナゴヤ球場にもたくさん私物が残っているんですよ!』
谷繁『(自信ありげに)そうでしょ』
吉見『いまだにあります!』
一同大爆笑!
あれ?気づけば立浪さん話が昌さんの片づけ下手話に変わってるぞ!(笑)
吉見『ロッカー開けたらユニホームが出てくるかもしれない』
谷繁『資料が雑に重ね重ねに置いてあって、無造作にマンガが置いてある(笑)』
吉見『そんな風には見えないんですけどねぇ』
しっかり物事をこなすイメージがあった昌さんのイメージ大崩壊!(笑)
まあ、なんだか細かいことは気にしないメジャーリーガーっぽくて逆にかっこよく見えますがね。
ドラゴンズ若手あるある
吉見『ボクのドラゴンズあるあるというか、若い選手のあるあるなんですけど、ロッカーにある冷蔵庫が開けれないという…』
谷繁『ガハハハハ』
吉見さんら若手先発陣たちは登板日以外、ロッカーやトレーニングルームで試合を見ながら、ロッカーに誰もいないその隙を見ては冷蔵庫に入っているコーラとか飲料水を取りに行っていたという。ただ大ボスがロッカーで佇んでいたことが若手にとっては最大なる関所となっていたそうだ!
吉見『立浪さんがいるんですよ』
谷繁『あー!代打の時だったからかぁ!』
吉見『終盤になると準備し始めるからいなくなるんですけど、いつ戻ってくるのか分からないので』
谷繁『オレらはなんとも思っていなかったね』
別に開けるなと言われているわけじゃない。
だけど呑んじゃいけないみたいな感じが、若手選手を悩ませていた常勝時代のドラゴンズ(笑)
変えたくても変えられなかったミーティング
吉見『以前、佐伯貴弘さんに、“お前たち古いんだよ、考え方が!横浜の方がもっと進んでるぞ!”って言われたことがあります。たぶんトレーニングだったり、ミーティングだったり。ドラゴンズに来て、そういうのを感じたことはないですか?』
谷繁『オレは横浜にいたのがだいぶ前じゃん。その頃とどう変化したのか分からないから違いが分からないけど、(ドラゴンズの)ミーティングは原始的だよね』
そういえば…これまた先述した浅尾コーチがゲストの回でミーティング中、谷繁さんが落書きをして時間を潰していたと吉見さん暴露していましたっけ?(笑)。そんなことをついしてしまうドラゴンズのミーティング…なんとも牧歌的です(笑)。谷繁さんに何故イラストを描いていたのか聞いてみましょう!
谷繁『正直、あの時間ってめっちゃ大事な時間なわけ。ただ話す内容というのはもう分かっているようなことばかり。それをわざわざ…』
吉見『やる必要はない、と?』
ウンウンと縦に首を振る谷繁さん。
試合前、しっかり準備しなくてはいけない大事な時間を潰してまで話す内容ではないと谷繁さんは言いたかったのでしょうね。
谷繁『横浜が大洋の頃とかは、キャッチャーがミーティングをしていた。そっちの方が自分の考えを伝えられるわけ。キャッチャーが3人ぐらいいるわけじゃん。違う意見があったり』
吉見『そっちの方がいいですね』
谷繁『全然いいよ!』
吉見『考えなくちゃいけないし、また自ら発しないといけないので覚えますよね』
であれば、そこまで現役生活中に感じていたのであれば、何故変えなかったのか?
ある意味、禁断の質問を谷繁さんへ投げかけた!
すると谷繁さん、吉見さんに向かって
谷繁『それはいろいろあるよなぁ』
と、何故か小声で言い難そうに助け船を求める始末(笑)。
これはいつかドラゴンズあるあるではなく、ドラゴンズいまだから言える大暴露話で語って頂きましょう!(笑)。
ゴルフもキャンプメニューのひとつ!?
落合監督が就任してからドラゴンズ恒例となったのが長時間のキャンプ。
そこにも何か面白ネタが潜んでいそうだ!
吉見『あの頃の谷繁さん、35、6歳といえば、今のボクと一緒なんです。あの長いキャンプを良くこなしましたよね?』
谷繁『オレらはもうほぼフリー練習だった。午前中の全体練習までは一緒に入って、午後はフリー』
“まあ、今だから言うけどさ”と、谷繁さんが内緒話を告白しようとした時、吉見さんが何故か代弁(笑)
吉見『絶対ゴルフに行かれてましたよね?』
谷繁『そう!』
立浪さんからが“おいシゲ!行くぞ!”と一声掛けられると、ロッカーにわざとらしくカバンを置いて、室内練習場で練習している風にして、裏からこそっと抜けてゴルフ場へ出かけていた。
吉見『全然知らなかったですね。でも絶対ゴルフ行っているだろうなって感じはしていましたよね』
まさに公然の秘密(笑)。
ただこれぐらい堂々とできる選手が今ドラゴンズにいないことが低迷している原因なのかもしれないよね!
谷繁『6勤とか7勤の時があったから。正味半日でベテラン組は練習が終わるから、そういう時は行っていたよね』
吉見『でもやることやっているから…練習サボっているわけじゃないですもんね』
谷繁『(軽くためて)そうだよ!』
何事も堂々と!
紆余曲折ありましたがようやく立浪さん話に戻ったようで!
谷繁『あんまり立浪さんの話とかできないでしょ?オレももしかしたら怒られるかもしれないけど…』
いやいや、ここまで来たらドバっ!と放出しちゃいましょうよ!谷繁さん!
谷繁『ベテラン組は読谷(二軍キャンプ地)で調整して良い日があったの。その中に立浪さんもいたのね』
谷繁さんは当時北谷(一軍キャンプ地)で居残っての練習を決めたため、同行していなかった。北谷ではできない打ち込みをやるものかと思いきや、ミスタードラゴンズ立浪さんは誰もが予期せぬ行動を取ったのだ!
谷繁『立浪さんが読谷行ってしたことといえばね、一塁側から球場に入って一礼して、そのまま外野を歩いて、三塁側のベンチの前で一礼して帰ったらしい(大笑)』
うむ。
結論から言えば、フリー練習だからそれでもいいんです!
ある意味、精神を鍛え抜いた練習といえよう(いや、いえないか)。
まさに威風堂々!そんな所作一つ一つに惚れてしまいますね!
谷繁『それを聞いて、オレ笑って!さすが立浪さんと思ったね!』
滞在時間なんと5分!
立浪さんだからこそできる、いや立浪さんしかできない濃縮されたフリー練習!
ここでしっかりフォローも忘れない谷繁さん。
谷繁『これは立浪さんに言っても絶対覚えているはずだから。これは一切盛っていない話。これは真実!でもね、立浪さんはやる時はしっかりやる人でONとOFFがものすごい差があるのよ。OFFの時はホント5分だから(笑)』
(竹内茂喜)