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注目の内野レギュラー争いに終止符!? 井端弘和が考える2019ドラゴンズ最強布陣を公開!

注目の内野レギュラー争いに終止符!? 井端弘和が考える2019ドラゴンズ最強布陣を公開!

「【ドラゴンズライター竹内茂喜の『野球のドテ煮』】
CBCテレビ「サンデードラゴンズ」(毎週日曜日午後12時54分から東海エリアで生放送)を見たコラム」

おかえりなさい!イバチン!

落合ドラゴンズ時代、いや言い換えよう。中日ドラゴンズ黄金時代、荒木とともに鉄壁なる二遊間コンビを形成した井端弘和が我がスウィートホーム名古屋へ帰ってきた!ドラゴンズファンを代表して言わせてもらう。

“おかえりなさい!イバチン!”

やはり井端さんは名古屋が似合う。たとえ今、ドラゴンズのユニホームを着ていないとしても、CBC野球解説陣に名を連ねてくれただけで、嬉しくてたまらない。ましてやサンドラから復帰するところがオフシーズンによく出演していた井端さんの律儀な性格が表れる。かつて番組からいぶし銀色に着色され、当時の背番号48がプリントされた特製ウォシュレットをプレゼントしたよね?色褪せない思い出がポンポンと頭に浮かぶのは決して私だけじゃないはずだ。

『懐かしいですね!やっと何か名古屋へ帰ってきたなという感じがします』

番組冒頭、真っ先に発した言葉がこれ。嬉しいじゃないの。サンドラ復帰で井端さん自身もしばらく留守にしていた我が家へようやく戻って来れた。きっとそんな思いから発したコメントだったのではないだろうか。いぶし銀イバチン解説が今から楽しみでならない!

熾烈極める内野レギュラー争い

先週15日、ナゴヤ球場で始まった選手会合同自主トレ。キャンプ開始早々に紅白戦が予定されているだけに選手皆、仕上がりが早いようだ。思い出すのは落合監督が就任初年度のキャンプで行った初日の紅白戦。

『自主トレから取り組む姿勢が変わり、意識の改革ができた』

と、大学の先輩である与田監督の代弁をするように、井端さんは当時の思い出を語った。

スーパールーキー根尾の加入で激化する内野レギュラー陣争い。2年間ショートの座を死守した経験を武器にレギュラーの座は決して譲らないと意気込む京田。キャプテンに指名され、セカンドでもサードでもどこでも言われたところで結果を残すと今季に挑む周平。守りだけならチームの誰にも負けやしない!打撃力向上に努める直倫。スーパーサブ亀澤、3年目の覚醒が期待される石垣、そして荒木二世の開花宣言が待たれる溝脇と、一塁ビシエド以外はレギュラー保証がないままでのキャンプインになりそうな予感。

なかでもサードのホットコーナーを死守したい今週のゲスト、福田は鬼気迫る思いでこのシーズンオフを過ごして来たに違いない。

自慢の長打力で信頼を得る!

昨シーズンは自身初となる開幕スタメン、そして規定打席に到達。113試合に出場、115安打を放つキャリアハイの活躍を見せたものの、彼自身の魅力でもあるホームランは一昨年の18本から13本へ減ったことに不満を漏らす。だからこそ今シーズンは誰にも文句を言わせない成績を残すための準備を施してきた。

不安のある右肩への影響を少なくする為、控えていた筋トレを解禁。パワーアップを図り、自慢の長打力に磨きをかけた。

『監督がメンバー表を書く時に“福田”と書いてから打順を組んでいくような、信頼感のある選手になりたい。ホームランバッターを自負しているので理想は4番です』

今年の公約として掲げた“ホームラン30本”。かつて決して目標となる数字を挙げなかった福田。変化の表れ。自慢の長打復活で、誰からもチームの顔は福田なんだ!と言わしめたい思いが込められた宣言に見えた。そんな姿に選手会長の先輩でもある井端は冷静に福田を評価する。

『右の長距離砲は貴重な存在。さらなる成長を期待。ただホームランバッターを自負しているならばホームランが出にくいインコース低めに手を出してはダメ!』

高めを意識し、内角低めは我慢する。得意とする積極的打法で熾烈極めるレギュラー争いからひとつ頭を抜け出したいところだ。

井端オススメは攻撃型オーダー!

まだ自主トレ段階にも関わらず、サンドラは井端さんに早くも2019オーダーを尋ねた。見様によってはある意味、無茶振りな流れである。しかしそこはクールな井端さん。なるほどね!と、思わず唸るオーダーを発表したのであった。

1.遊.京田or根尾
2.左.アルモンテ
3.右.平田
4.一.ビシエド
5.三.福田
6.中.大島
7.二.高橋
8.捕.加藤
9.投.

井端2019オーダーをまとめるとこうだ。

1.京田、根尾は開幕ギリギリまで競わせる。根尾はどんどん使ってもらいたい。しかし京田にはまだまだ伸びるだめにも簡単にポジションを明け渡してもらいたくない。

2.ポイントゲッターで走れる大島を6番に。アルモンテ、福田、高橋が並ぶと連打が出ても一点しか取れない。大島が入ることでビッグイニングになる可能性が高まる。

そして放送では取り上げられなかったが、注目は捕手・加藤の起用。誰にも真似できない鉄砲肩がチームにはびこる“Bクラスの壁”を撃ち破って欲しい、そんな願いが込められた起用に思えた。

アルモンテ二番といい、守り重視でコツコツと点を取る手堅い野球ではなく、切れ目のない攻撃型オーダーを組んだ井端監督。与田監督が見たら、案外メモっていたかもしれない(笑)。

ユニホームこそ袖を通してはいないが、井端さんには今後もサンドラやCBC野球放送を通じ、ドラゴンズに檄を飛ばしてもらいたい。時には愛の言葉を。そして辛辣なる言葉を。そのひとつひとつが必ずやきっと成長途上のドラゴンズナインには成熟させるエッセンスになろう。

そしていつかはアライバ揃って、北谷や読谷の地で若竜たちを黄金世代と呼ばれるまでに育て上げる…なんて、どうしても夢想してしまう。いつかそんな日が来ることを期待したい!できれば来年あたりにも!多くのドラファンはきっと願っているはず!
がんばれドラゴンズ!燃えよドラゴンズ!

(ドラゴンズライター 竹内茂喜)

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