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中日・与田監督『誰に何と言われようと、遠慮なく優勝の二文字を目指す!』と公言! チーム浮沈のカギを握るキーマンを大胆予想!

中日・与田監督『誰に何と言われようと、遠慮なく優勝の二文字を目指す!』と公言! チーム浮沈のカギを握るキーマンを大胆予想!

「【ドラゴンズライター竹内茂喜の『野球のドテ煮』】
CBCテレビ「サンデードラゴンズ」(毎週日曜日午後12時54分から東海エリアで生放送)を見たコラム」

遠慮なく優勝の二文字を目指す!

全国いや全世界のドラゴンズファンの皆さん、新年明けましておめでとうございます!旧年中は大変お世話になりました!本年もドラゴンズ愛溢れまくるコラムを書いていきますので、何卒宜しくお願いいたします!

さて新年早々、我が大将・与田新監督が球団年賀式にて高らかに宣言してくれましたね!

『誰に何と言われようと、遠慮なく優勝の二文字を目指して戦っていきたい!』

7年ぶりにAクラス復帰を目指すとか中途半端な目標ではないあたり、なんとも清々しいじゃありませんか!気持ちいい!戦う前からテッペンを目指さない大将に兵隊はついていきません!

就任当初から、

『すべての選手、スタートは横一線。先入観なく見ていく』

と、常に言い続けている与田監督。選手からすれば、このオフは大きなチャンスを得たとばかり、気合のこもった自主トレを行っているはず。一ヵ月を切った北谷キャンプの1クール目に予定されている紅白戦でこれまで控えに甘んじていた選手の多くが好結果を残す、そんなシーンを今から楽しみに待ちたいと思います。

現有戦力の底上げだけで本当に大丈夫!?

ただ今オフの補強状況を見ていると“大丈夫なのだろうか?”と不安が募るファンも多いのでは?2017年シーズンから総得点が100点以上もアップし、チーム打率がリーグ2位の成績を収めた打撃陣は安泰とはいえ、13勝を挙げ、先発陣の柱として奮投したガルシア投手が抜け、新たにロメロ投手とドラフトで獲得した選手のみの戦力補強では心許ない気持ちになるのもわからないわけではない。老舗野球雑誌からは選手層の薄さを指摘。セ5球団と比較して、総合力ではかなり引き離されているという悲しくなるような予想が掲載されていたほどだ。

確かに投げれば絶対勝つという勝利を確信できる絶対的エースが不在。ドラゴンズ黄金期のような先発投手が6回まで抑えれば勝利はモノにできるという強力リリーフ陣は未整備のまま。またセンターラインも不安を残した状態で年を越している始末。これらの整備なくしてセ・リーグの頂上を極めるのはかなり難しい話といえよう。

2004年、『10%の底上げで優勝は可能』と言い、目立った補強なしに栄冠を掴んだ当時の落合監督。戦力の底上げで今シーズンを戦うことを臨む与田監督も果たして有言実行、結果を残すことはできるのか?そのカギを握るキーマンを考えてみた。

チーム浮沈のカギを握る3人

頭に浮かんだのは3人。まず一人目は伊東ヘッドコーチだ。今オフ最大なる補強ともいえる一人で、ライオンズで日本一にも輝いた実績を持つ、言わずと知れた名将である。

古くはジャイアンツV9時、川上監督を支えた牧野茂ヘッドコーチ。ドラゴンズでいえば、星野監督が“彼なくして優勝はない!”と公言していた島野育夫ヘッドコーチ。そして記憶に新しいところでは落合政権時での森繁和ヘッドコーチと、昔から野球界では名将の横には必ずや名参謀がいる。

酸いも甘いも噛み分け、勝ち方を知っている経験豊富な伊東ヘッドは与田監督にとって何よりも心強い存在になろう。またライオンズでは炭谷(現ジャイアンツ)、そしてマリーンズでは田村を積極起用し、扇の要に育て上げた実績があるだけに、正捕手不在のドラゴンズにはこの上ない指導者となろう。

二人目は大野雄大投手。昨年は0勝に終わり、“大野はもう終わった”と揶揄するファンの声をよく耳にする。ただこのままで終わって欲しくない。終わるような男ではないと信じたい。同僚である平田外野手も守備位置から見ていて一番強い球を投げるのは今でも大野だと話しているほど、ボールはいまだ死んではいない。要はメンタルの持ちよう。今一度、“オレが開幕で投げる!”と広言した、あのふてぶてしいビッグマウス大野が蘇ることに期待したい。

ガルシアが抜けた大きな穴を大野一人で賄うというのは難しい話かもしれない。がしかし、彼の復活さえあれば、ロドリゲスとともに160キロ級のストレートを持つ新外国人ロメロのパワーサウスポー二枚を後ろに回すことが可能となる。右は今週サンドラゲストの佐藤、鈴木博の二枚。必ずや今年の経験を活かし、両投手ともワンステージアップした投球を見せてくれることだろう。そして名誉挽回、巻き返しを誓う田島が続く。大野がまっさらのマウンドで投げる回数が増えれば、必然的に救援陣の厚みや威力、安定感が増していくことは誰の目から見ても疑う余地はない。

残る一人はもちろん根尾。過剰なる期待を寄せるのは避け、あくまでも扱いはジョーカーに留めておきたい。内野であろうが外野であろうが、彼が一軍で活躍するようなこととなれば、確実にレギュラー陣の誰か一人が弾かれる。競争力が必然的に高まる。この危機意識こそが、与田監督が掲げた“戦力の底上げ”につながっていくものと信じている。

今年こそ見せるぞ!ドラゴンズの底力!

毎年この時期、どうしても妄想ばかりが先行してしまう。まったく悪い癖だ。現実がそう簡単なものではないこと自体、重々承知はしている。ただ森前監督が二年間しっかり地を耕し、種を蒔いた芽は確実に芽吹いている。それは確かであり、ドラゴンズファンは皆、実感していよう。

一昨年より昨年、そして昨年より今年は確実に戦力が整いつつある。やられっ放しはもうたくさんだ!機は熟しつつある。そう、リベンジの時はやってきたのだ。今年こそドラゴンズの底力を見せてやろうじゃないか!祈・昇竜復活!がんばれドラゴンズ!燃えよドラゴンズ!

(ドラゴンズライター 竹内茂喜)

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