ホイップクリームたっぷりの甘いスパゲティ!? 全国からお客が集まる人気喫茶店の名物に驚き!500円で食べられるバイキング形式の食べ放題モーニングも
爆笑問題・太田光と石井亮次アナウンサーが、東海地方の定番を深掘りするバラエティ『太田×石井のデララバ』。今回は、テレビ初取材の激安バイキングモーニングや、名古屋めしを代表する人気喫茶店の名物を紹介します。
テレビ初取材!バイキング形式で楽しめる三重県の激安モーニングとは?
三重県四日市市の近鉄阿倉川駅近くの喫茶店「むらやま」は、2024年5月にモーニングを始めたばかり。営業は平日の週3日のみですが、オープンの午前8時から、県外からもお客さんが集まります。
むらやまのモーニングは、バイキング形式の食べ放題!料理は全て手作りで、ホックホクの「かぼちゃの煮物」に、生姜がきいた「手羽元と大根の生姜うま煮」。常連さんイチオシの「アジの南蛮漬け」など、合計16品(品数は日によって異なります)を用意。
さらに、ごはんも食べ放題で、地元四日市産の卵に牡蠣醤油をかけた“卵かけごはん”が人気。卵もおかわり自由です!ごはんには、セットで「具沢山味噌汁」も付いてきます。パン派の人には、トーストも。
モーニングのコーヒーは、急須に入ったたっぷりサイズ。これで、お値段は500円!店主の村山とよ子さんが1人でやっているお店なので、モーニングは1日限定15人ほどの(混雑時は60分の時間制限)人数制限があるとのこと。村山さんは、自分のお店を出して34年。73歳でワンオペ営業をするベテラン料理人です。
(むらやま店主・村山とよ子さん)
「お店っていうより、『おばあちゃん家にごはんを食べに来た』という感じで来てもらえるのが一番うれしい。500円のモーニングが成り立っているかわからない。ともかく、ここへ来てお腹いっぱいにして帰ってもらいたい」
3時間半で14品を調理!?準備は午前4時30分からスタート!
これだけの量を1人でどう作っているのか、営業前から密着。スタートは、営業開始の3時間半前の午前4時30分から。朝8時のオープンまでに、この日は14品を準備。料理は全て自己流とのこと。
1品目は、「こんにゃくと山菜のマヨネーズ和え」。次は、玉ねぎとベーコンをオリエンタルカレーとソースで炒めて、パイ生地で包み、オーブンへ。焼いている間に、「かぼちゃの煮物」を調理します。
オーブンを開けると、3品目の「ベーコンと玉ねぎのパイ包み(カレー味)」が完成。4品目は、チーズ、玉ねぎ、マヨネーズをのせた「はんぺんピザ」。5品目は、生姜をたっぷり入れて、柔らかくなるまで煮る「手羽元と大根の生姜うま煮」。30年続く秘伝の味です。
続いて、「油揚げと高菜の和風パスタ」、「蒸しとうもろこし」、「アジの南蛮漬け」を調理。料理開始から約1時間半で、8品を作り終えました!
9品目は、フランスパンを使った「たまごサンド」。ここから時間がかかる煮物ラッシュ!「ナスの甘辛煮」、「玉ねぎとじゃがいもの甘辛煮」、「里芋の煮物」、「サバの煮付け」ができ上がっていきます。
最後の1品の「ウインナーとゆで卵のサラダ」が完成したのは、午前7時30分!見事、開店前に14品を作り上げました。
村山さんは、39歳から34年間、お弁当の販売・配達が中心のお店を経営していました。しかし、お弁当の注文、パートさんの数が減ってしまったため、1人でもできるバイキング形式で喫茶店を始めたそう。
(むらやま店主・村山とよ子さん)
「お客さんのほうで、ごはんをよそって、おかずも入れて、食後のコーヒーも自分でいれていただく。1人ですので、助けていただいています」
全国からお客が殺到する人気喫茶店の名古屋めし!「甘口抹茶小倉スパ」って?
名古屋市昭和区の「喫茶マウンテン」。土日には、全国各地からお客さんが集まり、約60席がすぐに満席に。
名物の「甘口抹茶小倉スパ」は、抹茶でコーティングされた緑色の麺の上に、小倉あんとホイップクリーム!さらに、さくらんぼと桃でドレスアップ。デザート色を強くした、甘くて温かいスパゲティです。
マウンテンの甘口スパは全部で7種類!「甘口バナナスパ」は、バナナ味の麺の上に、さくらんぼ、ホイップクリームをのせ、バナナは炒めたものまで入っています。チョコソースをかけることで、よりデザート感がアップ。
フルーツ系は、麺もそれぞれの味。「甘口りんごスパ」は、シナモンが香る一品。「甘口メロンスパ」は、クリームたっぷりで具材にもメロンを使っています。「甘口キウイスパ」は、キウイの酸味がポイント。
土鍋にあんことお餅が4つ入った「しるこスパ」は、味噌煮込みを彷彿とさせます。「かぼちゃしるこスパ」は、あんこが溶けた熱いスープの中に、野菜とアイスとスパゲティが!
甘口スパを目当てにやってくるお客さんは全体の半数以上!観光ガイドを見ても、名古屋めし特集にマウンテンの甘口スパが!一喫茶店のメニューを超え、名古屋の文化として全国に知れ渡る存在です。
受け継がれる独創的なメニューの数々!新たな代表作も誕生!
喫茶マウンテンが誕生したのは1967年。初めはサンドイッチとスパゲティの2種類のみでした。初代店主・加納幸助さんの妻・真優美さんによると、メニューを増やし始めたのは、80年代とのこと。抹茶小倉スパ以外にも、「イカスミかき氷」など、独創的なメニューを100種類以上も開発されたそう。
中でも、見た目に最もインパクトがあるのが「あつげしょう大」。長さ50cmのトーストしたフランスパンの上に、たっぷりのあんことホイップクリームがのっています。
2代目・隆久さんが開発したメニュー「庭」は、お店の庭で実った柚子の果肉を使った柑橘系ジュース。「サボテンスパ」も、庭で育ったサボテンを具材に使っています。3代目・真史さんの母でメキシコ人のサンドラさんが庭に植えたサボテンを使い、初代と共同開発したのだとか。
3代目・真史さんが開発した「ミルクティースパ」は、たっぷりのホットミルクティーで、パスタと餅を煮込んでいます。真史さんは、毎月2つの新メニューを作っているそうです。
これからのマウンテンの代表作になるようにと開発したのが「アイスカレーマウンテン」。ピラフの上にそびえ立つパンでできた山!中には、スパイスがきいたカレーに、甘いアイスクリームとフルーツが浮かびます。
CBCテレビ『デララバ』2024年10月16日放送より