ピスタチオの量がハンパない!ゴロゴロ食感に感動…背徳感満載なパン「ピスタチオ胡椒」とは
パンを愛しパンの道を極めるパン職人。そんな彼らが認める「極上のパン」を、数珠つなぎに紹介するのが「絶品パンリレー」。今回は、名古屋市・名東区にあるピスタチオ尽くしのパンと、中川区の洋菓子店が手がける濃厚クリームパンを紹介します。
パンの25%がピスタチオ!値段よりも味重視な「ピスタチオ胡椒」
愛知県・蟹江町にある「ボッテガ デル パーネ」の斉藤義人シェフが、最近食べて感動したパンは…。
(ボッテガ デル パーネ 斉藤義人シェフ)
「星ヶ丘駅近くの『ondo』。ピスタチオとコショウが入ったパン。ピスタチオの入り方が尋常じゃない。こんなにピスタチオが入っているパンは、なかなかない」
推薦された「ondo」は2023年、名古屋市・名東区の星ヶ丘駅付近にオープン。店内には種類豊富なパンの他、バターサンドや焼き菓子なども並び、まるでお菓子屋さんのようなラインナップです。
この店を切り盛りするのは、店主・横山信人さん。「レニエ」や「メゾン・デュ・ミエル」といった東海エリア屈指の洋菓子店で修行を積んだ経験を持ち、「まるでスイーツのように甘く、繊細なものが多い」と評判です。そんな横山さんのお気に入り食材は、ピスタチオとのことで…。
(ondo 横山信人店主)
「ピスタチオの自家製ペーストを作っている。アメリカ産だと茶色っぽくなるが、イタリア産だとめっちゃ緑色。既製のペーストを使えばいいんですけど…」
ピスタチオの魅力を知り尽くした横山さんが作るパンの中でも、今回斉藤シェフが推薦した「ピスタチオ胡椒」は、どこから見てもピスタチオがたっぷり!
(ボッテガ デル パーネ 斉藤義人シェフ)
「ピスタチオの値段がかなり高いけど、ホール丸ごとたくさん中に入って、これだけぜいたくに使っているとおいしいなと」
高価なピスタチオを惜しげもなく使い、まさに背徳的。使用するピスタチオの量は、生地全体の約25%とのことです。さらにフライドオニオンやグリーンペッパーもふんだんに入っています。
(ondo 横山信人店主)
「値段よりも味重視。単体でもおいしいし、料理にも合う」
生地にバター&生クリームがたっぷり!1度で2度楽しめるクリームパン
続いて、横山さんが最近食べて感動したパンを教えてもらいました。
(ondo 横山信人店主)
「中川区『メゾン・デュ・ミエル』のクリームパン。お菓子屋さんのクリームだからこそおいしい」
推薦された「メゾン・デュ・ミエル」は、4年前に名古屋市・中川区にてオープンした洋菓子店。誕生からわずか4年ですが、名古屋市内に4店舗を展開しています。店内に並ぶケーキや焼き菓子は、1つひとつ丁寧に作られており、繊細な味わいです。
(メゾン・デュ・ミエル 長谷江太シェフ)
「ケーキやパンに使っているカスタードクリームが人気」
今回推薦されたのは、自慢のカスタードをたっぷり使ったクリームパン。小さな食パンのような見た目で、中には濃厚なカスタードクリームがたっぷり入っています。
(メゾン・デュ・ミエル 長谷江太シェフ)
「マイルドな甘さがある、マダガスカル産のバニラ」
卵とミルクの味を引き立たせる、マイルドな風味のバニラを使ったカスタードは、濃厚なのに重すぎないのが特徴です。
(ondo 横山信人店主)
「まず、パンだけを味わってほしい。上はクリームが少ないので、端の方がサクサク。バターの風味、リッチな味わい。そのあと下の濃厚なクリームと一緒にパンを食べる」
パン生地は、上質な国産バターをたっぷりと使用。カスタードがなくてもおいしいと、超リッチな仕上がりです。
(メゾン・デュ・ミエル 長谷江太シェフ)
「小麦粉1kgに対して、バター300gを使用している。リッチな生地」
生地は専用型に入れてしっかりと焼き上げるため、サクサクとした食感になり、存在感抜群。カスタードと一緒はもちろん、パンだけでも楽しめる、お菓子屋さん渾身のクリームパンでした。
プロが認める絶品パンを、一度試してみてはいかがでしょうか。
CBCテレビ「チャント!」8月27日放送より