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竜党は沖縄で熱く燃える!ドラゴンズ春季キャンプ地で見たこと聞いたこと

竜党は沖縄で熱く燃える!ドラゴンズ春季キャンプ地で見たこと聞いたこと
グッズ売り場の行列:筆者撮影

「こんなに多くの人が来てくれるとは」と、那覇から北谷町まで乗ったタクシーの運転手さんが驚いていた。「年々数が増えてきているように思います」と続ける。ドラゴンズのキャンプ地である北谷町と読谷村には、連日ファンが押し寄せている。(敬称略)

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グッズ売り場は長蛇の列

グッズ売り場の行列:筆者撮影

その象徴がグッズ売り場だった。アグレスタジアム北谷の敷地内に特設された売り場には、販売開始の午前10時を前に、連日、長い行列ができている。キャンプ初日は日曜日だったこともあって、3時間待ちとも言われた。2月中旬のある日、筆者も列に加わった。1時間後に売り場に進むことができて、キーホルダーなどを購入できたが、お目当てのキャンプTシャツは売り切れていた。まだ全日程の折り返し点まで来ていないのに、この人気である。驚いた。

期待する選手は誰?

列に並んでの待ち時間の楽しみは、前後のファンと交わす“ドラゴンズ談義”である。すぐ前のカップルは、岐阜県からウェディング写真を撮影しに来沖したという新婚のご夫婦。
「撮影の前に、まずはドラゴンズのキャンプが気になって」と男性、その横で妻が微笑む。今季最も期待する選手を尋ねると「松山晋也」と即答だった。「目つきが最高です。抑えてやるという気迫にあふれている」。
後ろには、キャンプ初参加という愛知県三河地方からの年配ご夫婦で、やはり好きなのは「松山投手」とのこと。背番号「90」のグッズも大変な人気だった。

ドラ1ルーキー中西も元気

サインに応じる中西聖輝投手:筆者撮影

2025年(令和7年)に最優秀救援投手になった松山も見たいが、やはり気になるのは“新しい顔”である。ブルペンでは、松山のすぐ横で、ドラフト1位ルーキーの中西聖輝が投げていた。先輩投手の中でも堂々とした所作は、さすがに高校と大学で日本一を経験しているだけのことはある。キャッチャーに対して、投げる球種を自分から宣言して、ミットに快音を響かせていた。練習の合間には、ファンのサインに気軽に応じるなど、プロ野球選手として初めてのキャンプにすっかり馴染んでいた。

助っ人サノーのパワーは?

打席に立つミゲル・サノー選手:筆者撮影

打者のニューフェイスは、ミゲル・サノー。米メジャーで164本塁打を打った右の強打者である。グラウンドでは、196センチという立派な体格がひときわ目立つ。シート打撃では、柔軟なバットコントロールを披露していた。また、時おりブルペンにも行き、実際に打席に立って各投手の球のタイミングをはかるなど、日本の野球に慣れようという研究熱心さも見せていた。ただ、外国人選手は「ふたを開けてみなければ分からない」と言われる。オープン戦など実戦でどこまで、売り物の打撃を見せることができるのか。

練習試合は満員御礼

練習試合のスタンド席:筆者撮影

東京ヤクルトスワローズとの練習試合を観戦した。北谷の球場スタンドには大勢のファンが詰めかけて、暖かいというよりは暑いほどの日差しの中で“熱い”声援を送った。この試合を終えるとWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の日本代表チームに合流する高橋宏斗(※「高」は「はしごだか」)がリリーフで登板したが、大きな拍手をバックに、圧倒的な投球を見せた。ゲームが進むと共に観客の数も続々と増えて、急きょ外野スタンドの芝生席も開放されるほどの混雑ぶりだった。

練習試合のスタンド席:筆者撮影

他球団を超えるキャンプを!

掲示されたキャンプ日程表:筆者撮影

ただ、キャンプインの際に当コラムでも指摘したが、球場に貼り出されている予定表を見ると、やはり休日と試合の多さが目立つ印象だった。今や春季キャンプは「鍛える」場というよりは「調整」の日々なのだろうか。やみくもに長い時間練習することに、懐疑的な声も聞かれるが、12球団で最もクライマックスシリーズから遠ざかっているドラゴンズだけに、他球団を超える“よほどのこと”をする、そんな厳しさを見せてほしいと実感した。

球場横の桜:筆者撮影

球場横の桜の木には、美しい花が咲き始めていた。この桜が満開になる頃に、ドラゴンズはキャンプを打ち上げて、いよいよ本格的な実戦に突入する。球団創設90周年の今季こそ、秋に“大輪の花”を開かせてほしいと願った。
                                                         
                     【CBCマガジン専属ライター・北辻利寿】

※中日ドラゴンズ検定1級公式認定者の筆者が“ファン目線”で執筆するドラゴンズ論説です。著書に『愛しのドラゴンズ!ファンとして歩んだ半世紀』『竜の逆襲  愛しのドラゴンズ!2』(ともに、ゆいぽおと刊)『屈辱と萌芽 立浪和義の143試合』(東京ニュース通信社刊)ほか。

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